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むかつくあいつは・・・・・  作者:
出発・・・だよね?
70/100

不思議な二人組???

「・・・」

「・・・」

「・・・」


「だんまりかよ?」

ウィンが聞いてくる・・・ええい。

「そう言うあんた達は何でそう思ったのさ?」

「何かを投げて・・・戻って来たのがこいつに当たってからかな。」

・・

「別に何も投げてないよ。投げるふりだよ。」

「まあ確かに,そのようにも見えたけどな・・・。」

私は慎重に二人を見る。種の黒い影はない・・・でも・・信頼できそうな気もしてくる・・

『この二人は何者なんだろう?』

つぶやくつもりもなかったつぶやき・・・

『この二人は,魔法をまとっている・・・』

・・ブラウの声だ。

『それって?』

『姿も変えているようだ。』

『悪い人達なの?』

『いや・・・そうとは思わない。探られたくないことが多そうだ・・・』


・・・・


「あんた達・・・探られたくないことが多そうだね。」

「おまえもな。」

 あたし達は,お互いを探るように見た。

 お互い,何か言おうとした・・そのとき,目の前の大男がうめき声とともに目を開けたから,話はそこで終わった・・・良かったのか悪かったのか・・・敵になるのか味方になるのか・・・まさか向こうもそう思ってたなんて,その時の私に分かるはずがなかった。


「お・気が付いたか?」

ウィンが声をかけてる。

「う・・・何が起きたんだ?」

「君が何かにつまずいて,僕に倒れかかってきたから・・・ごめんよ。ちょっと棒でつついたら倒れちゃったんだよ。」

「倒れた?俺の負けか?」

「そうだね。」

ヴェッターが言う。

この大男・・・種が植えられてたって気付いてたのかな?ヴェッター達も気付いてたのかな?

『そいつは全く気付いてなかったみたいじゃ。』

ブラウの声がする。

『そう言うものなの?』

尋ね返したら,ブラウは,

『同室の者は,なんか変だとは思ってたみたいじゃがな。』

って返してくれた。ふうん。


・・・・



 そうこうしているうちに,昼食時間だそうだ。

「飯食いに行こうぜ。そこのおまえも一緒に行くか?」

ウィンが偉そうに大男に言ってる。

「ああ。いいぜ。俺を倒したユウにも興味があるからな。」


げげげげげ・・・・


4人で移動だ・・・食堂に行ったら,ブラウがいた。当たり前か・・・こっちを見て頷く。

「おばちゃん。定食4つ。」

ヴェッターの声に

「はいよ。」

と応えて,奥に引っ込む。程なくカウンターに定食が4つのせられ,

「取りに来いや。」

おいおい・・・ずいぶん酷い言葉だね。

ヴェッターが身軽に立ち上がってカウンターに行こうとするから,あたしも立ち上がって付いて行こうとしたら,肩を引かれて座らせられちゃった。なにさ?

「俺が行く。」

大男。

「あ・・・ありがとう。」


4つの定食を前に,私達はゆっくり食べ始めたんだけど・・・

「そういやおまえ,名前何てんだ?」

ウィンは相変わらず人の名前を聞く・・・実は,私もこの男の名前が分かんないんだ。聞いてたんだろうけどなあ・・・

「俺か?俺の名前はグローサーだ。」

「ふうん。俺はウィン。こいつはヴェッター。それでこいつは・・」

「ユウだな?」

「そうだ。」

私も仕方なく名乗りの仲間に・・・


「どこの町から来たんだ?」

「俺はこの町の出だ。」

「ほう・・・」


・・・・・


『この町・・・つまり,種を植え付けられやすい町って事かな?』

不意にウサミさんの声がした。

『やっぱりそうかな?』

『そうじゃろう。そやつ,今は,全然嫌な気配がしないぞ。仲良くしても大丈夫そうだ。』

・・・はいはい・・・仲間を増やせって事?

『まあそういうことじゃ。』

ローティの声だ。

『どうでも良いが,スシュが近くに来てるぞ。一人だから声をかけて見ろ。』


私が声をかけるまでもなく,

「お。あれはおまえの兄さんだろ?」

ウィン。目聡いね。

「ヴェッター呼んで来いや。」

「はいはい・・・」


ヴェッターってウィンの召使い?

次回は明日です。

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