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むかつくあいつは・・・・・  作者:
出発・・・だよね?
68/100

魔力玉さまさま・・・

 到着したら,私の相手はもうやる気満々・・・う~~~ん・・・じっくり顔を見る。確かに額の所に黒いもやが見えるね。

 他には・・・?ぐるっと見たけどいないね。きっと他の競技場の所にいるんだろうな。とりあえず,頑張ってみるか・・・


 リーグ戦・・・70人ほど競技場にいるから,69回闘うって事だよね。うえ~~やだやだ。今日は10試合らしい。何ヶ月もかかる訳だよね。70人だとして,70×(70-1)÷2だったっけ? 2415試合か・・1日10試合で241.5日。8ヶ月以上かかる訳だ・・・そのうち,審判も休みが欲しいだろうから・・・1年近くかかるんじゃないの?こんなに悠長なことをしている国が悪い国って変じゃない?

 なんて言うかな。違和感が半端ないんだけど・・・・


 そんなことを考えていたら,競技の説明が終わったみたい。簡単に言えば,

「死ぬまでやるな。」

「怪我は治してやる。」

「どちらか一方が,膝を突いたら負けだ。」

「降参と言って,武器を手から放したら,そこで試合は終了する。」

「時間制限は30分。勝負が付かない場合は,引き分けとする。引き分けは,負けと同じとして,最後にカウントされるので気をつけろ」

ってとこかな。


 名前を呼ばれて,競技場の真ん中に出た。審判に,相手と握手させられた。へいへい・・・

 少し離れて立つ。ちゃんと線が引いてあって,そこから始めの合図で進むらしい。大相撲か?

 向こうは,肩をぐるぐる回して,手に持った太い棍棒をくるくると回してこっちをちらっと見た・・私は・・・どうしたらいいんだぁ?


・・・・


 って訳で,ちょっと肩慣らしに,ボールを投げたいな。別にピッチャーって訳じゃないけど。キャッチボールは基本だよねえ・・・頭にボールをイメージして・・・あ。戻ってくるようにするんだった・・・競技場の向こうの壁に跳ね返るように・・・投げる・・・跳ね返る・・・吸収・・する前に私の前に対戦者が走ってきちゃった。

 ちょっとぉ気が早いんじゃないのぉ!!!いつ開始の合図かあったのさ!!!

・・まずい。魔力玉が戻ってくる・・・


 何も始まってないのに・・ごきんって魔力玉が奴の後頭部に当たった・・・・痛そうだ・・・・奴が私の方に倒れかかってきた。イヤでも懐に飛び込むような形になっちゃう。あ・・・丸薬・・・素早く口の中に投げ込む・・・コントロールは良いんだよねえ・・・なんでピッチャーにならなかったかって?私よりずっとうまい子がいたからで~~~す。


 

こんな奴と抱き合う形になるのはまっぴらゴメンだよ。いやだあっちに行けっ。お腹をぼすんとバットもどきの先で突いた。・・・わっさらに痛そうだよ・・・

口から何か飛び出してきた。丸薬?確かめるまもなく黒い影がすっと目の前を横切ってそれを回収していった。ほんとに一瞬。何で私の目にちゃんと見えたのか分かんないくらいの一瞬。


 私が飛び退くのと,大男が倒れ込むのと一緒だった。魔力玉が大男を後ろから襲ったところは,誰にも気付かれてなかったみたい。気付かれてたら,卑怯者とか騒がれそうだよね。でもこいつが勝手に前に立つからいけないんだよ。こぶがそれと分かるくらいに後頭部にはっきり盛り上がってる・・・まずいかも・・・


 審判が,こっちに向かってくる。見られたら絶対まずいよね・・・仕方ない・・・こぶは治しといた方が良いよね。

って訳で,こぶが消えるところをイメージする・・こぶは無事引っ込み,魔力玉の魔力の痕跡も残らないようにぬぐい取るところもイメージする・・・

 誰にも気付かれてないよね・・・???


 そこに,

「勝者,ユウ・ブラウ」

って審判が駆け寄ってきて叫んだわ。変だって思われなかったみたい。よかった~~~~


次回は25日です。

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