表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
むかつくあいつは・・・・・  作者:
出発・・・だよね?
67/100

男の体は・・・

  翌朝,イシュの寝顔にやっぱり仰天し,朝の仕度をこっそりする。

 いくら男の体になってるとはいえ,見せるのはイヤだし,自分のを見るのもイヤだからね。うえ~~~。やだやだ・・・こんなもん・・・


 トイレとか,体をあらうのも,うまく魔法でやってはいるんだけど・・。


 やっぱり,お風呂はシャワーだったんだ。簡単なカーテンはあるけど,皆すっぽんぽんで歩いてるそうだ。スシュが言ってた。それを聞いて,

「ぜ~~~~ったい行きたくない。」

って言ったら,

「俺もおまえにぜ~~~ったい見られたくない。」

だとさ。ふん。見せてくれるって言ってもお断りだよ。ぷんぷん・・・


まだ起きないね。あんなに毎朝鍛錬しにいってたくせにさ・・


「スシュ,朝ご飯だよ。」

仕方ない。起こしてやるか。

揺すぶってもなかなか目を覚まさないんだ。

あんなに早起きだったのに変な奴。


・・・


 スシュは大慌てで着替え始めた。私はちゃんと窓際に行って,窓の外を見ていたよ。下では,騎士さん達が何かしてるね。何だろう。ぼんやり見ていたら,荷車なんて出してるね。どっかに行くのかな。見ているうちに,何台かの車と一緒に出発したんだけど。

 人も結構乗ってる感じがする。どこに行くのかな?

・・あれは?

・・何か大砲みたいにも見える。まさか?

・・・


『どうもズィルバニアからでて・・・我が国に向かうような気がするんだが。』

バルの声がする。

『それって?』

『今,ローティが影を1人潜り込ませた。報告待ちだな。』

『おい。ユウ,飯に行くぞ。』

スシュの声が割り込んできた。もう。自分勝手な奴。

『我らも今,部屋を出る。ところで二人とも,部屋に戻ってこれるんだろうな?』


・・・・・

・・・・・


私達は無言で顔を見合わせた。

『『多分』』

 ふう・・・部屋を出たらちょうど二人と会った。無言で4人で歩いてたら,昨日別れた当たりの部屋から,昨日の二人が出てきた。ローティ達は,ちらっとこっちを見て,さっさと先に行ってしまった。

「おお。そいつは?」

 昨日の二人に呼び止められて振り向く。

「僕の兄だ。」

「へえ。よろしくな。そういや俺たちおまえの名前知らねえわ。」

「僕も,君たちの名前を知らないよ。」

がはははは。って感じで笑う二人に嫌な気配なんてない。

『この二人は大丈夫だな。種を植え付けられないように気をつけてやりなさい。』

ローティの声がする。スシュもその一言で安心したような顔をしてるね。



「俺はヴェッター。」

槍の人が言う。

「俺はウィン」

剣の人が言う。

「僕はユウ。兄はスシュだ。」

「仲良くしようぜ。」

ほんとに人が良さそうな人達だね。この人達に種なんて植えさせないよ。


 4人でテーブルを囲む。

 朝からものすごい量だよ。さすがに食べきれない私に,3人して食え食えって。スシュは絶対おもしろがってるね。


昨日の説明をよく聞いてなかった私は,今日からもうリーグ戦が始まるって聞いて驚いた。

「へ?」

 思わず間抜けな返事をしちゃう。

「最初に当たる奴,俺らのグループの中で,一番でかそうだし,おまえは小さいからな。」

「あいつ,練習見てたら何か・・大ぶりだったぞ。うまく懐に飛び込めば,おまえの勝算は少しはありそうだぜ。」

 教えてくれるのはありがたいけど・・・不安にもなるね。

「忠告ありがとう。」

 ローティからも,飛び込んで飲ませろだの,腹を殴れだのいろいろ注文があるからね。何とかして懐にね・・・ふう。


 昨日と同じ競技場に行くって事で,私達はスシュと別れた。スシュに関しては心配は無いでしょ。毎朝ボルフ先生と鍛錬してたんだから。問題は私。


『ユウ。』

『はい?』

『当たっても痛くないように自分に防護膜を張っとけ。』

え。そんなことしても良いの?

『魔力も実力だ。おまえの魔力は魔力と言うより・・・ちょっと違うからな。それに,ローティの力もおまえを守る。心配しなくても大丈夫だと思うぞ。』

意外とスシュは気遣いが出来るんだね。

『ありがとう。』

私はここは素直に御礼を言った。

『ふん』

その,「ふん」がなければもっと良いのにさ。

読んでくださっている方,ありがとうございます。

なんか変だとか,気付いたことがありましたら,教えてくださるとうれしいです。


次回は23日です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ