表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
むかつくあいつは・・・・・  作者:
出発・・・だよね?
65/100

ご飯!!

 そうこうしているうちに集合がかかった。

 でたらめな国かと思ってたけど,ここまでのことを見ていると,もしかしたら,ちゃんとした国なのかもしれないと思い始めてる。種のことさえなければ・・・

仲良くしようぜって言ってくれた槍と剣の人と3人で歩いて広間に戻っていったら,ローティとバルが少し驚いてたね。

 スシュはどこだろう?

「これから飯らしいぞ。一緒に食いに行くか。」

「あ・・。」

私が困ってたら,ローティが,

『一緒に行くがいい。この国のことが少しでも分かるやもしれんからのう。』

って言ってきたよ。

『スシュはどうしよう?』

『案ずるでない。』

『心配なんてしてません。』


・・・・


 私は大きな二人の人と一緒に食堂へ向かった。

 剣の人は,この集団の中では華奢な感じがしたけど,スシュくらいの背丈はあるし,スシュよりちょっと横幅もある感じがするね。槍の人はそれよりもう少し背が高くてもう少し幅もあるけど,この集団の中では華奢に見えちゃう。スシュも苦労してんだろうなあ・・定食をとってテーブルを確保したら,槍の人が身軽に立って飲み物を取ってきたんだけど・・・え?酒?未成年に勧めないで!!!


「え・・と・・・酒を飲むと,じんましんが出るので・・・」

「なんだそれは?」

「全身がかゆくなるんです。」

「ほう?おまえ。それは弱みだぞ。人に教えちゃ駄目だろうが。」

「あ・・・そうなんですか?」

「俺は大丈夫さ。人には言わんよ。」

「俺もさ。」

いい人達なのかな?安心していいのかな?


『油断するな。』

『う・・・はい。』

 向こうのお話にひたすら相づちを打ち,質問だけして自分の事はあまり話ちゃ駄目・・・難し~~~~。とりあえず,私の事を聞かないようにって魔法(?)を・・・


この二人は,やはり同じ地方の出身らしい。良きライバルなんだそうだ。 同じブロックになってしまったのは,誤算だったと言ってたけど・・・村で,最近来た役人がなんか変なんだって。きっと種を植えられた人だね。それもあって,何とか出世して,村を何とかしたいってのがこの人達の思いみたい。

『味方に出来ないかなあ?』

『うむ。話を聞いている限り,よい奴等だと思えるな。中も少し探ってみたい。後で部屋に侵入して調べてみよう。』

ローティが軽く言う。そう言えば,スシュはどこに行ってるの?

『スシュも飯仲間を見付けたようだ。話を聞いている。話を聞いている限り,スシュの飯仲間は,あんまりいい感じはしないがな。』

おやおや

『どういう意味?』

『なかなか自慢しいの奴だ。』

へえ・・・


あれ?あの給仕のおばちゃん。

『気付いたか。ブラウだ。』

『ウサミさんは?』

『厨房で皿洗いをしとる。』

目を瞑って探索してみたら・・・いたいた。ウサミさん・・・おばあさんの格好だね。でも,ウサミさんだってすぐ分かった。あれ?何で分かったのかな?


「おい。寝てねえで,もっと食え。食わねえと,大きくなれねえぞ。」

私は慌てて目を開けた。しまった。

「あ。でもいっぱい食べましたよ。」

私は慌てて答えるんだけど・・・とにかく量が半端ない。さすがの私でも食べきれないんだ。それをペロって食べておかわりしてるこの人達って・・・すごっ・・・


・・・・・


「よし。明日からいよいよ総当たり戦だ。部屋に帰って寝るか。おまえの部屋はどこだ?」

「5階です。」

「お。俺たちも5階だ。一緒に帰ろうぜ。」

「はい。」

・・・あれ?鍵ってあったっけ?

『ねえ。あの部屋鍵ってあったっけ?』

『いや。ない。』

『ええ~~~貴重品とかどうするのさ。』

『部屋の扉に,それぞれのパターンが認識されて,ドアが開くようになっておるぞ。なかなかの文化だな。』

それって凄くない?

『問題は,パターンを読み取られて,個人を認識されやすくなってしまうと言うところだ。』

『困るんじゃないの?』

『大丈夫だ。錯覚させてある。』

ローティの技術の方がすごいや。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ