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むかつくあいつは・・・・・  作者:
出発・・・だよね?
60/100

はんぱねえ・・・

「じゃあ行ってきます。」

「気をつけるのじゃぞ。」

「はい。」

「カッツェと連絡を取って,連絡係になって貰うって言う話は,どうなったのかしらね。」

 ウサミさんが,ぽつんとつぶやくね。私も心配してるんだけどね・・・召喚獣とは,心が繋がってるはずなんだけど,カッツェは気まぐれさん。なかなか思うようにはいかないんだよ。


 道を歩きながらきょろきょろ・・・

「さっさと来い。見失っちまう。」

 そうなんだよね。あたし達は二人とも方向音痴らしい。同じ方向に行くらしい人の後を付いて行ってるんだけど・・・


「俺は,方向音痴とは違うぞ。」

「ふうん・・・」

「なんだ,その疑いの眼は!!!」

「あ。ほら。前見てないと・・・」

しまった・・・・2人で慌てて後を追う。


 ようやく,昨日受付した所に着いた。

 大きな立て看板がでていて,テスト日程とか書いてあるらしいよ。

『見える?』

『見えねえ・・・』

 変身しても,160くらいという,背の高くないあたしはともかくスシュは180くらいでしょ。それでも見えないの?


『おお。二人とも来たか。スシュはAブロック。ユウはBブロックじゃ。』

『『それ,何?』』

『総当たり戦のリーグじゃよ。』

『は・・』


『リーグの開始は,来週からじゃ。ま。しっかり鍛えておくことだな。』

『得物の持ち込みは?』

『1つならいいそうだ。』

バルの声が混ざるね。へえ・・・あたしはどうせ1つしかないしなあ・・・

『ただし,城で用意した物しか使えぬらしいぞ。』

 ええ~~~あたし困っちゃうじゃないの。


『これから筆記テストじゃ。ユウ,スシュ。大丈夫なんだろうな?』

『俺はいいが,こいつはどうかな。』

・・・返す言葉がありません。

『よい。我が完璧な答案を作ってやろう。』

『いや。完璧すぎても・・・』

『じゃあ1問間違えておいてやる。』

・・・・・はあ・・・


ってわけで,筆記試験は,城の中じゃなくて,隣接している学校でするんだそうだ。道理で皆移動してるわ。私達も急いで後を追った。何でこんなとこまで来てテストなんだ~~~っていう心の叫びをだだ漏らししながら・・・


会場に入ったら,もう皆席に着いていた。一番遅かったみたい。私達は前後に座り・・・少ししたら試験管が入って来た。すごっ・・・筋肉・・・

筋肉の人の説明より,腕の筋肉の動きに見ほれちゃったよ。おかしいな。筋肉フェチじゃあないはずなのに。珍しいからかな・・・


試験中は,かりかりという音だけ・・・さすが・・あちこちの地方からの推薦者は,勉強も武術も両方ばっちりなんだね。

 私?最初の1問目から分かりません。地方の名前なんて分かるわけない。

 ・・・と私の右手が勝手に動き出したよ。え・え・え・え・?????

驚いてるうちに,どんどん答えが書かれていく・・・おおお。向こうに帰ってもこれは・・して欲しいかも・・・


『どうじゃ?』

『すごいよ。」

『一番優秀な奴の手の動きじゃ。』

『待って。全く同じだとまずいよ。』

『途中で3番目くらいの奴の手と交換しよう。スシュはその逆じゃな・・・』


・・・・・・途中で,食堂でのご飯タイムを挟んで・・・・・


 終わって出てきた時には,もう真っ暗だった。はんぱねえ・・・

 因みに帰りは,ローティ達と一緒に帰ったから,ちゃんと迷わずたどり着けたよ。ふう・・・明日もテストだって・・・

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