作戦会議??
私達のお腹が落ち着いたので,早速聞いてきたことをつきあわせてみる・・・
・・壁は「前から徐々に出来てきた。」という人達がほとんどだったのに,スシュが聞き出してきた話には皆驚いていたね。
・・・
「多分。彼の言う方が本当なんでしょうね。」
ってズィーゲ先生が言う。
「あちらから,結構な魔力が感じられるからな。」
ブラウも賛成する。ふうん。私は最後の果物入りのパンケーキを咀嚼しながら話を聞いている。これ美味しい・・・
「ユウミ,緊張感が足りない。」
ローティが言うけどさ・・・正直,人ごとは人ごとだよ。私は巻き込まれただけだもん。とはいえ,できる限りのことはしなけりゃいけないとは思うけどね。帰るためにね。うん。
「このままでは,潜入は難しいな。」
ボルフ先生がため息をつく。
「壁が出来る前なら良かったのだがな。」
ローティも言う。
「抜け道が至る所にあったらしいからな。」
スシュがつぶやく。ふむふむ。
「僕は猫で潜入してみるよ。」
とカッツェがいうと,
「うむ。それも良かろう。」
ブラウが賛成した。私も賛成だ。
「取り残されたっていう,あの子の兄というヤツのことも気になるな。」
「取り残された人って,どうなったのかしらね?」
・・・
「捕まっているか・・・逃げてどこかに隠れているか・・・周りの人達が隠してくれているか・・」
・・・・
「あれ?あの国の人は皆,種を植え付けられてるんじゃないの?」
思わず聞いてしまう。
「いや。多分,中枢にいる人間だけだろう。庶民まで植え付けているとは思わないがな。」
ローティが言う。ふうん?
「庶民はあまり関係ないから?」
聞き返したら,
「いや。推測にしか過ぎないが・・・種を植え付けて手駒にするには,おそらく莫大な魔力が必要だろう。全国民を操るほどの魔力・・・我々でも難しい。」
ローティが言うと,ブラウも
「およそ人では無理だな。龍でも無理だからな。」
と賛成する。ふうん。
「人を操るとというこは,かなり消耗するものなのだよ。」
ブラウが続けると,ズィーゲ先生が
「庶民達の上に,種を植え付けた者が君臨していると考えて良いのでしょうね。・・・と言うことは,抵抗組織が出来ているはずよ。地下にね。」
え?地下?
「隠れた組織という意味で使っているぞ」
スシュめ。
・・・・・
・・明日の計画・・・
ローティはバイクの姿で,ボルフ先生とズィーゲ先生を乗せて壁の所まで行ってみる。通過できればよし。 出来なければローティが姿を隠して移動させる。
ブラウと私とスシュは車で移動。車で入国できるか・・・出来なければ,姿を消して潜入・・・カッツェは猫の姿でさっさと潜入・・・っと。カッツェはとにかく地下組織の存在を探る。
「猫の姿なら怪しまれない・・・もし何かあったら姿を消せ。」
ローティの言葉にカッツェは真剣に頷いている。召喚獣でも危ういときは危ういんだね。
・・言葉には出さないよ。絶対,あったりめえだろ!!とか言われるに違いないもんね。
そうと決まれば・・・後は寝るべし寝るべし・・・
私はズィーゲ先生と部屋に戻った。ブラウとローティは一緒の部屋。男女で良いのかなあ?龍だから良いのかなあ?あれ?
ボルフ先生とカッツェとイシュは同じ部屋だ。
明日の朝の集合時間は7時。レストランで。
・・OK。
「おい。OKってなんだ?」
イシュが聞きとがめる。しまった・・・
「分かったってことよ。」
「へえ。美優さんの国では,OKと言うのですか?」
ボルフ先生食いつかないでください。
「違うわ。普通は了解。OKは外国の言葉です。」
「ほう?どこの国の言葉なの?」
まずい・・・・ズィーゲ先生まで興味を持ってしまったみたい。ここは・・・
「と・・・とりあえず,お部屋に行きませんか?もう12時過ぎだし。」
・・・・・
部屋に行ってからも,ズィーゲ先生はいろいろ聞きたそうだったよ。困ったなあ・・・
「先生。先にお風呂をどうぞ。」
「あら。子どもはもう寝なくちゃ行けないわ。ユウミさん先にお入りなさい。」
・・・・・そそくさと風呂へ・・・この辺りは日本と同じだね。ちゃんとお湯もでるし,シャワーもあるわ。
お風呂から出たらもう眠くて起きていられなかった。
お先におやすみなさい・・・・




