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むかつくあいつは・・・・・  作者:
出発・・・だよね?
52/100

作戦会議??

 私達のお腹が落ち着いたので,早速聞いてきたことをつきあわせてみる・・・

・・壁は「前から徐々に出来てきた。」という人達がほとんどだったのに,スシュが聞き出してきた話には皆驚いていたね。


・・・


「多分。彼の言う方が本当なんでしょうね。」

ってズィーゲ先生が言う。

「あちらから,結構な魔力が感じられるからな。」

ブラウも賛成する。ふうん。私は最後の果物入りのパンケーキを咀嚼しながら話を聞いている。これ美味しい・・・


「ユウミ,緊張感が足りない。」

 ローティが言うけどさ・・・正直,人ごとは人ごとだよ。私は巻き込まれただけだもん。とはいえ,できる限りのことはしなけりゃいけないとは思うけどね。帰るためにね。うん。


「このままでは,潜入は難しいな。」

ボルフ先生がため息をつく。

「壁が出来る前なら良かったのだがな。」

ローティも言う。

「抜け道が至る所にあったらしいからな。」

スシュがつぶやく。ふむふむ。

「僕は猫で潜入してみるよ。」

とカッツェがいうと,

「うむ。それも良かろう。」

ブラウが賛成した。私も賛成だ。

「取り残されたっていう,あの子の兄というヤツのことも気になるな。」

「取り残された人って,どうなったのかしらね?」


・・・


「捕まっているか・・・逃げてどこかに隠れているか・・・周りの人達が隠してくれているか・・」


・・・・


「あれ?あの国の人は皆,種を植え付けられてるんじゃないの?」

 思わず聞いてしまう。

「いや。多分,中枢にいる人間だけだろう。庶民まで植え付けているとは思わないがな。」

ローティが言う。ふうん?

「庶民はあまり関係ないから?」

聞き返したら,

「いや。推測にしか過ぎないが・・・種を植え付けて手駒にするには,おそらく莫大な魔力が必要だろう。全国民を操るほどの魔力・・・我々でも難しい。」

 ローティが言うと,ブラウも

「およそ人では無理だな。龍でも無理だからな。」

と賛成する。ふうん。

「人を操るとというこは,かなり消耗するものなのだよ。」

ブラウが続けると,ズィーゲ先生が

「庶民達の上に,種を植え付けた者が君臨していると考えて良いのでしょうね。・・・と言うことは,抵抗組織が出来ているはずよ。地下にね。」


え?地下?

「隠れた組織という意味で使っているぞ」

スシュめ。



・・・・・



・・明日の計画・・・

 ローティはバイクの姿で,ボルフ先生とズィーゲ先生を乗せて壁の所まで行ってみる。通過できればよし。 出来なければローティが姿を隠して移動させる。

 ブラウと私とスシュは車で移動。車で入国できるか・・・出来なければ,姿を消して潜入・・・カッツェは猫の姿でさっさと潜入・・・っと。カッツェはとにかく地下組織の存在を探る。

「猫の姿なら怪しまれない・・・もし何かあったら姿を消せ。」

ローティの言葉にカッツェは真剣に頷いている。召喚獣でも危ういときは危ういんだね。

・・言葉には出さないよ。絶対,あったりめえだろ!!とか言われるに違いないもんね。


そうと決まれば・・・後は寝るべし寝るべし・・・

私はズィーゲ先生と部屋に戻った。ブラウとローティは一緒の部屋。男女で良いのかなあ?龍だから良いのかなあ?あれ?


 ボルフ先生とカッツェとイシュは同じ部屋だ。

明日の朝の集合時間は7時。レストランで。


・・OK。

「おい。OKってなんだ?」

イシュが聞きとがめる。しまった・・・

「分かったってことよ。」

「へえ。美優さんの国では,OKと言うのですか?」

ボルフ先生食いつかないでください。

「違うわ。普通は了解。OKは外国の言葉です。」

「ほう?どこの国の言葉なの?」

まずい・・・・ズィーゲ先生まで興味を持ってしまったみたい。ここは・・・

「と・・・とりあえず,お部屋に行きませんか?もう12時過ぎだし。」

・・・・・


 部屋に行ってからも,ズィーゲ先生はいろいろ聞きたそうだったよ。困ったなあ・・・

「先生。先にお風呂をどうぞ。」

「あら。子どもはもう寝なくちゃ行けないわ。ユウミさん先にお入りなさい。」

・・・・・そそくさと風呂へ・・・この辺りは日本と同じだね。ちゃんとお湯もでるし,シャワーもあるわ。


 お風呂から出たらもう眠くて起きていられなかった。

 お先におやすみなさい・・・・

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