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むかつくあいつは・・・・・  作者:
何が出来る?
46/100

学園で

「断る」


今の声は・・ローティ?

「我は,ユウミと共にある。」

・・・・・なんていい奴なの,ローティ。


「ユウミはほっとくと何するか分からんし・・どこに行くか分からんからな。」


・・え?それって・・・


「なんだ。ただの駄目っ子をほっとけねえだけか。」

むかあ!!!

「私だって出来るわ!!!どこへでもついて行ってやろうじゃないのさ!!!」

売り言葉に買い言葉?



「おお。よく言ってくれた。」

え?学園長。

「スコティッシュ一人じゃあ,やはり心配だったんでな。」

スコティッシュもにやりと笑って

「ついてくるって行ったな。俺の言うことに逆らうんじゃねえぞ。」

え?私早まった?

・・・・


「とりあえず,昼飯。」

スコティッシュが言い出した。

「おお・・そうだな。こちらに運ばせようか。」

「ええ。そうしてください。」

 私は,すかさず便乗しちゃう。食堂に行ったら大変なことになりそうだもんね。


・・・・・


 沢山運んで貰って,私とスコティッシュ,ボルフ先生,ツィーゲン学園長・・・それからなぜかズィーゲ先生と隊長さんとその息子達2人も一緒のご飯なんだけど・・・

 私がよっぽどいぶかしげな顔をしてたんだろうなあ。

「そんなに変な顔で見なくても,もう私達は,あなた方をどうこうする気はありませんよ。」

 隊長さんが言うんだ。なんで?

「種を取り除きましたからね。」

ズィーゲ先生が言うんだ。

「種を取り除いたってどういうことですか?」

種?種って?


「この人達には,人を操る種が植え付けられていたの。」

「それって・・」

「大丈夫よ。この子達のはまだ根が張っていなかったから,1分くらいですっきりさせられたわ。」

「ありがとうございました。」

息子達が御礼を言ってる。へえ。

「じゃあ・・隊長さんは?」

「もう芽が出ちゃって,根も結構張ってたから・・・枯らすのにちょっと手間取っちゃったけど・・・見てみる?」

 今にも持ってきそうな勢い・・・


「ズィーゲ,食事中だ。後にしなさい。」

 ツィーゲン学園長が言ってくれる。

「あら。そう?」

ボルフ先生が,

「他の者達も,もう大丈夫でしたね。」

って言った。なるほど・・・


「かのドンケハイツは,全ての(しもべ)に種を植え付けているらしいの。」

ズィーゲ先生が言った。

「それって?」

思わず聞いちゃうよ。

「傀儡として使う。」

スコッティがつぶやく・・・


ってことか・・・

「私達は,この国の隣のズィルバニアの出身です。」

 隊長さんが言う。

「あの砦にいた者は,ほとんどがズィルバニアの者です。」

 息子さんが言う。続けて息子さんの友だちも・・・

「ズィルバニアは,ドンケハイツの支配下に置かれているのです。」

へえ?


「ドンケハイツって,いったい何なの?」

「今,基地の置かれている山の名は,元々ズィルバー山という名前でした。」

ボルフ先生が言う。

「15年くらい前からでしょうか。あの山はシェヴァー山だという連絡が来ましてね・・・それ以来ドンケハイツの山として基地が置かれたんです。その上,仲の良かったズィルバニアとは国交断絶・・・」

 なるほど・・・少しだけ分かってきましたよ。ありがとう。ボルフ先生。


「・・・で。私達が明日の朝早く行く所ってどこ?」

ここはちゃんとはっきりさせとかないとね。


えええ・・・王宮なんてあるんだ。

「この国には,王宮はないが,ズィルバニアは王政の国なんだ。おまえは基本知識が無いようだから,教えといてやるがな。」

 何かむかつく。スコティッシュ。


 王宮に侵入するにはいろいろな支度がいる。というわけで,食事の後は,またまたズィーゲ先生の出番。

 ボルフ先生が,

「私も同行したい。」

って言いだしたのには私は喜んだんだけどね。スコティッシュはそうは思わないみたい。でも,ツィーゲン学園長が,

「それは良い考えだ。是非一緒に行きなさい。なに。授業は何とでもなる。」

って言ったから,スコティッシュも黙ったけどね。


 明日・・・でも・・・これから寮に帰るの?何か・・・・・いやかも・・・

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