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むかつくあいつは・・・・・  作者:
何が出来る?
45/100

次は?

 ローティはあたしをそっと下ろすと,龍に変わった。ブラウも。あたしはボルフ先生とカッツェと一緒にローティの背中に乗った。スコティッシュは隊長さんを自分の前に引っ張り上げる。

「帰るぞ。」

何か偉そう・・・


 2頭の龍はたちまち空へ・・・下を見たら入り口から煙と一緒に沢山の人達がはき出されてきている。あの人達どうするの?私の疑問が分かったのかな。ボルフ先生が,

「今頃,国から沢山の戦士が派遣されてこちらに向かってきていると思いますよ。」

 戦士?ここは中世のヨーロッパか?いやいや・・・そうしたら騎士だよねえ・・・あれ?騎士と戦士の違いって何だろ?そんなことを考えてたら,あっという間に砦は遠くなっていった。




 時々,食事やら休息やらで降りる以外は,三日間飛び続けて・・・ようやく学園に着いた。疲れた・・・ずっと飛んでるローティとブラウは?

「我らには疲れと言うことは,ほぼ無い。」

「エナジー切れの時は違うがな。」

 そうなんだ・・・霞み切れね・・・


 この世界に来て,多分27日目・・・の昼頃・・・


 もう昼近い・・・ってことは・・・わ・・・・

 降り立ったとたん,建物の窓という窓から人が顔をのぞかせている。目立つことこの上ないじゃないの。

私は,そそくさとローティから降りて,建物内に駆け込んだ。ローティは,一声吠えてしゅるんって消えた・・・と思ったら,中に入った私の隣に人型で立っていたわ。カッツェも,いつの間にか猫に戻って私の足下にいる。にゃあ・・・はいはい。


・・・


「何でそんなに急ぐ?」

「そりゃあ,目立ちたくないからに決まっている。」

って言ったら,

「じゃああれは?」

 後ろを指さす。見たらスコティッシュとボルフ先生が,隊長さんを引き立てて歩いてきていた。

「あれは・・・目立ちたいんじゃなくて,仕方ないからじゃないの?」

 ブラウだけは,悠々と学園の上を飛んで見せている・・・目立ちたがり?


 学園長室に向かうんだけど・・・場所が分からなかったわあ・・・

 ボルフ先生が来るのを待つ・・・どうにかならないもんかねえ,この方向音痴。


 皆でそろって学園長室に行ったけど・・・


 隊長さんが,今にも自殺しそうだって・・・まずいね・・・自殺しそうな人にはどうしたら良いんだろう?経験の浅い私には分からない。

「本物の息子さんを連れてきたら?」

 皆,一斉に私を見たんだけど。変なこと言った?

「この前の5人の人の中にいるんでしょう?」

 その人達はどうなったんだろう?ちょっと不安になったけど・・・

 ツィーゲン学園長が頷いたよ。

「ボルフ先生,例の部屋にいますから,連れてきてあげてください。」

 例の部屋?例の部屋って何?


「連れてきたら,ズィーゲ先生に任せて良いでしょう?」

「ああ。」

・・・・・

 ボルフ先生と入れ替わりにズィーゲ先生が入ってきた。まっすぐ私の所に来て腕輪を確認し始めたんだけど・・・

「うん。良い感じだわ。暴走の気配もなければ,減少の気配もない。ただ粛々と蓄積されているだけね。」

「えっと・・それは?」

「十分な力があるってことよ。」

「そいつ,ちょっとヤバイと思うんだけど。」

何言い出すんだスコティッシュ!!!

「知識がまるで足りてねえ。こいつと組んだら,まともに対峙出来ねえかもしれねえ。」

「あらあら・・・」

 ズィーゲ先生が困ったように笑ったよ。私も困っちゃうよ。足りてないのは当たり前だからね。


「特訓かね?」

「いや。時間がねえ。明日には本拠地に向かいたい。」

スコティッシュが言うんだけど・・・

「本拠地って何?」

は?

・・スコティッシュ,ローティ,ブラウも私をジロって見たんだけど・・・


「ドンケハイツに取っては,NO.1の地下基地を攻撃されたとあっては,間違いなく,調査させていた学園の仕業と思うだろう。下手をすれば,明日にでもこちらに攻撃を仕掛ける恐れがある。」

学長先生がさらりと言うんだけど・・

「へえ・・・・・えええ!!それって大変なことなんじゃないの?」

・・・

「まあ・・・全容が明らかになるには,2~3日はかかると思うのでな。。それより,隊長があちらを裏切ったと考える方が先だと思うのじゃよ。」

 ツィーゲン学園長が断言する。


 隊長が悔しそうに体をよじる・・・ぐるぐる巻きに口にも,舌を噛んだりしないように,ちょいと魔法をかけてあるので,何も言えないみたい・・・


 そこにボルフ先生が,隊長の息子とその友だちを連れてきた。二人とも,憑き物が落ちたみたいな,さっぱりした顔をしてるね。ズィーゲ先生が何かしたのかな?


 ズィーゲ先生と,捕まっている3人は,学長室の次の間に消えたけど・・・


「さて。学園長。俺は明日,早朝立つ。」

ってスコティッシュ。一人で行くの?

「ユウミさんを連れて行きなさい。」

学長先生。余計なことを言わなくて良いよ。

「いや。足手まといだ。だが,ローティは借りたい。」

そう言って私の方を見たんだけど・・・むかっ

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