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むかつくあいつは・・・・・  作者:
何が出来る?
43/100

どういう設定なの?分かってないのは私だけ・・・

 馬は走る・・・


 私は,正直びびってる・・・しっかり目を瞑っ・・・ちゃいけないんだった。ジェットコースター?いやいや・・・偶に障害物をぴょんと跳ぶ。速い・・・


・・・でもだんだん遅れちゃうんだよね。乗り手がびびってることが,馬には分かるらしくって・・・でもカッツェが一緒だから我慢して走ってくれてるって感じかな。


 何日かの野営・・・最初は,食料が足りなくならないのかな?と心配していたら,ローティやブラウ、時にはボルフ先生とかスコティッシュとか,みかちゃんも狩りをしてくる・・・それを捌けって言われてもねえ・・・自慢じゃないけど,魚も捌いたことありません。


 かろうじて芋の皮がむけるかなあ・・・ってわけで,私が芋の皮を剝いていてるのをしばらく見ていたスコティッシュが,

「怖いからやめろ。」

って言ったんだけど・・・痛っ

「ほら言わんこっちゃ無い。」

そう思ったら,最初からさせないで欲しいよね。


・・・後は馬・・・ひたすら馬・・・正直おしりの皮がむけたんだけど・・・言えないよねえ。さすがに・・・


ようやく先頭を走っていたボルフ先生が馬を止めたよ。

「野営ですか?」

「いや・・・」

馬から下りて手綱を持ったボルフ先生が,

「ここからは歩きだ。」

って。

・・・・・歩くのかあ・・・


「多分,奴らだったら,走って登っていくはずだ 。」

え?と言うことは・・・

「走るぞ」

ええええええ~

この急な道を走れですとぉ!!!


「ユウミ,脚に強化魔法を掛けろ。」

スコティッシュが言うんだけど・・・

「どんな?」

スコティッシュが嫌な顔をしたよ。

「疲れない脚。素早く動かせる脚。高く飛び上がれる脚・・・・」

そんな足があったらオリンピックで優勝するわ。


「飛んでっちゃだめなの?」

ボルフ先生が,呆れたように言ってきた。

「あの5人が飛べるとは思いませんよ。飛んだら変に思われるでしょう?」


・・・・・


 馬はどうするの?聞くまもなく,誰かが影のように現れたよ。後ろには何人か立っていた。

「ご苦労だった。」

「馬はこちらに。」


この辺りに馬を囲う場所があるらしいね。

「早く本部に行け。体調が首を長くして待ってたぞ。」

「連絡を入れといたからな。急げよ。」


・・・・・



 走って走って・・・・・ふうふうふうふう・・・・・


 夜明けだ。山が暁色に染まってきた。よく見えてきたこの山は,岩山みたいだ。草も木もあまり生えてないように見える・・・ローティもブラウも涼しい顔してるね。当たり前だけどさ。

 先頭を走ってたボルフ先生が止まったよ。

「この辺だと思うんですがね・・・」

 小声だね。

「ここだ。」

 ブラウが大きな岩を指す。

「うむ。間違いない。」

 ローティも頷く。


 頷き合ってから,(あたしはぽかんとしてるだけだったけどさ)ボルフ先生が岩の前に立ってなにやら唱え始めたよ。全部俺様スコティッシュが先頭で行くかと思ってたんだけど,ボルフ先生が皆やってるね。なぜかなあ?


 岩は程なく動き始めたよ。開けごまって言ったのかなあ?まさかね。長い詠唱だったもんね。


 「待っていたぞ。」

「思ったより早かったな。」

なんだかんだと入り口から出てきた人が言う。私は黙って後ろにいるよ。一言でもしゃべったらぼろが出そうだもんねえ。



 あれ?カッツェがいない。

気が付いたら,カッツェの姿がないよ。


『カッツェには先に侵入して貰った』

ローティの声が頭に響いた。なるほど・・

『教えてくれてありがとう』


奥からまた一人出てきたよ。


「若,お早いお帰りでしたな。」

 若?誰だ?

 声を掛けてきたよ。誰のこと?

「うん。思いの外,簡単だった。」

 え・・・スコティッシュ?若なんですかあ?スコティッシュが化けたのはこの・・・何だろうね。砦?の隊長のせがれらしい。


『挙動不審になるな。俺に付いてこい.』

あ・・・さよですか・・・

『意外に簡単に中心にたどり着けるかもね・・・」

そう言ったら,

『油断大敵だ。』

ってローティが言うよ。確かにそうだけどさ・・・そうそう。あたしが化けてるのはこの若の友達的立場らしい。慕ってる風だったからね。



「おまえ達はこっちだ。」

ってローティとボルフ先生とブラウが別のところに行かされちゃってるんだけど・・・

『大丈夫なの?』

『おまえよりは大丈夫だろうよ。』

ってスコティッシュ酷い。


「出せ。」

って・・・


「はい。」

何渡してんのぉ?!


「これが学園の見取り図か。」

「はい。それと,各寮,全体図なども入っています。」

え・・・いつの間に?


・・

『おまえは自分の役割をちゃんと相手から引き出してるのか?』

『あ・・イヤ・・・』

前,一人一人の前にいたのは相手のことを理解するための時間だと思ってたんだけど,相手の情報を引き出して自分のモノにする時間だったのね・・・あらら・・・

『おまえからぼろが出そうで怖いから,おまえは一言もしゃべるな。』

言われなくともそうしてますよ・・・

「じゃあ。俺はこいつと休んでますので。」


さっさと退出したんだけど・・・


ちょっと夏疲れしちゃったのでこのお話はここでいったんストップします。

秋になったら再開します。

その頃はベシュテムのお話が多分終わっているはずですので。

やはり3つ4つ同時進行するには,時間が足りないと言うことがよくわかりました。どれも楽しいのですが。


「ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ」と,aサイトのベシュテムのお話「旅立ちの時」(りんこ)は続けます。

そちらを応援していただけるとうれしいです。

暑すぎて融けてしまいそうな夜。皆さん,熱中症には気をつけましょうね。

なお,「どうせくそばばあ・・・」は10日からぼちぼち再開します。

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