表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
むかつくあいつは・・・・・  作者:
何が出来る?
39/100

たびだち

小人さんのツェバーク先生が,

「龍から落ちないように手綱を作っておいた。」

って言いだした。手綱って・・・あの手綱?レーティもブラウもいやがるんじゃないの?


「それは良かった。」

え?嫌じゃないの?

「落っことしやしないかとはらはらしているよりは,ずっと良い。」

そんなもんなんですか。

「この手綱は,ちょっとした仕掛けがしてある。」

ツェバーク先生、得意そうだね。

ほう?

「まず,着けるものに合わせて,大きさが変わる。

次に,締め付け感がない。

次に,振り回せば火花が散り,他者を寄せ付けない。」

何か危なくないですかあ?


 レーティも,ブラウも早速着けていた。

何かおしゃれなチェーカーって感じだね。そこに房かざりが下がってる。絶対手綱じゃないよね。手綱って口の辺りになんか無かったっけ?まあ・・この辺では違うんだろうけどさ。あ・・・ジルにずっと連絡取ってない。後で良いかな・・


「ついでにテントも作っておいた。」

出来る人だねえ。ツェバーク先生。

「あ・・ありがとうございます。」

「一人用のテントが2つ」


・・結構な荷物の量だよ。


「自分の物は自分で持てよ。」


・・・分かってますよ。


 食料とか飲み物とかも半分ずつに分けたよ。この男,女の子をいたわろうって気はないんかい。ついぶつぶつ言っちゃう。

 鍋とかそういう物はさすがにスコティッシュが持った。けっこうズィーゲ先生がじろっと見てたからかな。


「食べ物は,いざというとき,一人でも食っていけるように半々にしたんだ!!!」

 おや。視線に耐えられなくなったのかな。でも確かにそうだよね。もし,別れ別れになったら困るもんねえ・・


 それからグラウンドに出たよ。

 レーティとブラウはたちまち紅と碧の龍に変わった。

 おおきいなあ。あ・・多分あれが手綱だ。首の周りに幅広いベルトのような物が出現している。そして・・・首の後ろの方に柔らかそうな袋状の物が付いている。これに体を納めておくらしい。へえ・・・


 高すぎて乗れませ~んとは言わなかったよ。飛んで上に乗ったもんね。荷物を上手く自分の後ろに置いて,痛くないように,レーティも嫌な感じにならないように慎重に自分の居場所を作ったよ。

 あれ・・・そうこうしていたら,何か沢山の人が窓から見ているじゃあないの・・・

「ユウミ~」

何か呼び声まで聞こえる・・・

「スコティッシュ~」


 私たちは顔を見合わせた。

「行くぞ。」

「行くよ。」

 同時に言ってそれぞれの龍に合図する。

 2頭はたちまち空高く駆け上がった・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ