表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
むかつくあいつは・・・・・  作者:
第2章 歩く
31/100

8日目の朝は?

 かなり疲れて寮に帰ってきた私は,入り口で,ちょうど街から帰ってきたって言うタップとフローとエレの3人と一緒になった。


「街は楽しかった?」

私が聞いたら

「美味しいケーキを出す店があるって聞いて,行ってきたんだ。」

って声をそろえて言うんだよ。なんてうらやましい。


 来週は,絶対付いて行きたい。そう思って言ったら,

「絶対そういうと思ってさ。ほら。お土産。」

って箱を渡された。え?

「うわ~ありがとう。」

 感激してしまった。




「開けていい?」

思わず出た言葉に,

「え?ここで?」

 3人がびっくりしている中,開けちゃう。シュークリーム!!シュークリームだ。

「シュークリームだね。」

って言ったら,

「おしい。クレムって言うお菓子だよ。最近出たんだって。」

ってフローが言ったよ。

「ふうん。」




でもシュークリームだよこれ。

「夕飯の後でいただくね。ありがとう。」

って言ったら,

「いや~。今ここで食べるのかと思ったわ~」

って・・・いくらよく食べるって言っても・・・そこまで意地汚くないぞ・・・多分。


・・・・


 夕飯の後,ゆっくりシュークリームを食べながら,紅い龍のことを思った。彼は,

「呼べばいつでも現れようぞ。」

 みたいなことを言って消えたけど・・・いつも一緒って訳じゃないのが少し寂しいかなあ・・・



・・・


 その夜夢を見たよ。紅い龍に乗って私の高校の上を飛んでいた。ちょうどソフトボールの試合中らしく,誰かが打ったボールの音がカッキ~ンといつまでも響いていたよ・・・


 朝起きたらやっぱり夜明け前だった。窓がコンコンされて目覚めたのも同じ。

 窓を開けたらスコティッシュがカッツェを抱っこしていた。

 私も慌てて服を着替え,窓を飛び出す。

 いつもの場所にボルフ先生が待っていた。


 スコティッシュとボルフ先生が訓練しているとき,カッツェにスコティッシュの様子を聞く・・・

「イッショニ オフロニ ハイッタヨ  ユウハン ワケテ モラッタヨ リョウノ ミンナニ カワイガッテ モラッタヨ」

ふうん。私じゃなくても十分楽しそうじゃん。ひがんじゃうぞ。



「ボクハ ユウミチャン ヒトスジサ」

へえ・・・猫って意外にお世辞が好き?

にゃあ・・・


「おい・・おまえの番だぞ。」

はっ

 私は慌ててバットを召還する。

バットが手に現れたとたん,スコティッシュが容赦なく打ちかかる。今日はなに?見とけば良かった。鎖の先に光る大きな球!!!

 打ちやすそう。えい!!!カッキ~ン

おや・・・また戻ってきた。カッキ~ン

しつこいわっ!!!

えいっカッキ~ン

カッキ~ン

カッキ~ン


・・・・・


つ・・・疲れた。もうパ~ス!!!

紅い龍が現れたよ。え・え・え・え?

蒼い龍も現れたよ。え・え・え・え?

紅と碧が絡まり合う・・・うわっ綺麗かも・・・

でも闘ってるよね?いいのぉ???

え?訓練?

碧は氷と水だ。紅は炎・・・うわっ


・・・・


しばらくして2頭とも降りてきた。

2頭して私たちの分からない言葉で話し合ってるみたい。


「ブラウは雌みたいだ。レーティは雄だろ?」

「う~ん。多分。」

「何か俺たち,名前の付け方が逆みたいだな・・・」

ブラウは男の子の名前,ローティは女の子の名前みたいだ。なるほど・・・・・仕方ないよね。付けちゃったんだもん。


「夜が明ける。ブラウもローティもどうする?」

スコティッシュが聞くと,2頭ともからからと笑ったよ。

「汝の紅の石に溶け込もうぞ。」

「我は碧き石に。」

そう言ってするって消えてった。

「え?と言うことは?」

「この石の中に,龍がいるってことだな。」

ふえ~驚き!!!こんな中には入れるんだあ?



ボルフ先生が,

「そろそろ戻らないと,朝ご飯の時間になりますよ。」

って言わなかったら,二人してぼ~っと石を見続けてたんだろうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ