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むかつくあいつは・・・・・  作者:
第2章 歩く
30/100

30 7日目・・・お休み・・・のはずの午後2

 あの派手な奴の次に・・呼び出すのかあ・・・何が呼べるんだろう?・・詠唱も知らないのにさ。

 無茶も良いとこだよね。

 

 ・・・・対抗するには・・・同じ龍か・・

「「「わっ・・・」」」

 グリフィンとか・・・

「「「わっ・・・」」」

 麒麟とか・・・

「「「わっ・・・」」」

 猫とか・・

「「「わっ・・・」」」

 あれ・・・何で猫・・・

 犬も可愛いよねえ・・たろ可愛かったしなあ・・

「「「わっ・・・・」」」

 決められませ~ん!!!

 あたしがウンウン考えてるのに,周りはわーわー五月蠅いったら。もう!!!


「何ですか~!!」

 顔を上げて怒鳴ってしまった。そしたら,反対に怒鳴られちゃったよ。

「いい加減に一つに決めなさい!!!」

 は?周りを見てびっくり・・・

 あれあれ・・・真っ赤な龍・・・真っ赤なグリフィン・・・真っ赤な麒麟・・・真っ赤な猫・・・真っ赤な犬・・・うそ・・・びっくりしたとたん,みんな消えてしまった。


「何を考えてるんですか?召喚獣達が皆,困ってたじゃないですか!?」

いや・・・そんなこと言われても・・・


・・・・・う・・・


「やっぱり紅の魔法使いには紅の龍でしょう。」

ってボルフ先生が言う。

「やっぱり対ですからね。」

って学園長先生まで言う。

「そうだな。」

え?スコティッシュまで?

そうなんだ?でもねえ・・・猫も捨てがたいのよねえ・・・・



「その前に心の中のダダ漏れを何とかしなさい。」

って学園長が言うんだけど・・・

「どうやってですか?」

「願いなさい。あなたのは詠唱じゃないから,願うんです!!!」


・・・怒ってるのかな・・・そんなこと言ってもねえ・・・

「いいから,早く!!!!」

へえへえ・・・

心の中で願う。私の心ダダ漏れしないで・・・恥ずかしいの・・・

・・ワカッタ・・・


え?誰?


 ネガッテ ボクヲ ボクタチヲ・・・

 ネガエ ワレヲ・・・

・・・え?願えば良いのね。


 心の中で願う。私と苦楽をともにして・・一緒に願いが叶うまでいてくれる存在を。

「ネガイガ カナウマデ ソレデ イイノカ モット スエマデ イッショデハ イケナイノカ」

 本当に誰だろう。・・・それも良いかもしれないけれど,私はいつか帰りたいの。

「イイダロウ ソノトキマデ ソレカラ サキハ マタ イッショニ カンガエヨウゾ」


目を開けたら・・真っ赤な龍がいた。やっぱり龍なんだね。にゃあ・・・え?

 龍の頭のてっぺんに真っ赤な猫もいた。

「コイツモ イッショニ イタイソウダ」

へえ。


「ユウミさん,名付けを。」

ってボルフ先生が言う。う~~~ん。


 紅い龍を指して

「汝の名はローティ」

 猫を指さして

「汝の名はカッツェ」

それから思わずにっこりしちゃった。

「一緒にがんばろうね。」


「マカセロ」

にゃあ・・・


 紅い龍と蒼い龍は知り合いらしくて,2頭にしか分からない言葉で話し合っているようだった。

・・猫は・・・抱っこだよ。もふもふもふもふ・・・・・

はっ

「先生!!!寮で猫と一緒に暮らせますか?」

「ああ。クレバー先生に連絡しましょうかね・・・」


・・・・・・


 しばらくしたらクレバー先生が転移してきた。

「おやまあ。面白そうなことを見逃しちゃったみたいですね。

紅い龍と蒼い龍か。凄いですねえ。で?猫?」

「はい。この子です。カッツェって言います。」

クレバー先生は興味深そうに猫を見る。ひっくり返して・・・

「美優さん、この子・・男の子ですよ。」

って・・・えええ???・・女の子じゃないの?


「こいつ・・・多分人型になれるぜ。」

って,近寄ってきて,スコティッシュが言った。


「ほら。変わってみな。」

スコティッシュったら,カッツェをぽいって空中に投げ上げる。

あわわわ・・・慌てて抱き留めようとしたら,カッツェは空中でくるんと回って6歳位の少年になったよ。

「こいつは俺が預かっとく。」

スコティッシュが言うんだけど。

「やだよ!!!」

男の子がしゃべった。

「ユウミのいるところは女子寮だ。男を入れるわけにはいかねえだろう。」

ってスコティッシュが言い張る。確かにそうだよねえ

「・・・カッツェという名前も考え直さなくちゃね・・・」

「だめですよ。一回付けた名前は変えられないんです。」

ってクレバー先生が言ったよ。

って・・・はあ?

 失敗したあ。人間になれるんなら,もっと違う名前にしたのに・・・


 とりあえず,ボルフ先生も,クレバー先生も,学長先生もスコティッシュの考えに賛成したから仕方ない。

「仕方ない。預けるね。」

って言ったら,空中にくるんと飛び上がって猫に変わったよ。

「やだやだやだ・・・・にゃあにゃあにゃあ」

私はカッツェをきゅっと抱っこして

「スコティッシュが何者か,何してるのか探っておいで。」

ってこそっとささやいた。

「にゃあ・・・」

急におとなしくなって,スコティッシュの所にとことこ歩いて行くから・・・ふふふ・・・悪いね。スコティッシュ。調査させて貰うからね。



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