26 7日目・・・お休み・・・のはずの朝
朝・・・寝坊するぞ・・・って夜の決意は窓をたたく音であえなく破れた・・・
カーテンを開けたら,やっぱりスコティッシュ。
くいくいって指で手招きするのも同じ・・・はいはい・・・
着替えて窓から飛び出す・・・あれ?どこだ?
待っててくれたみたい。いつもとちょっと違う方へ行くんだけど・・・
学校のグラウンドの真ん中だよ・・・いいのかい?
降り立ったらすぐ,
「かかってこい」
って。はあ?
「かかるって?」
思わずあほな聞き返ししちゃった・・・・
「おまえの得物は?」
にこりともしないで聞き返してくるよ。この人・・・
「バットのこと?」
私もまじめな顔で聞き返しちゃう。
「何でもいい。出せ。」
出せないよ。
「持ってこなかったよ。」
そしたら,手を一振りして手の中に長い槍を出したよ。
「すごい。」
じろりと私を見て,
「おまえも得物を召還しろ。」
って言ったってね。
「無理。したことないし,やり方知らないし。」
槍をひゅんひゅん振りながら,
「大丈夫だ。来いって念ずれば出てくる。」
・・・・うっそ~・・・
「早くしねえと,得物なしでも始めるぞ。」
はあ????
ひゅん・・・いきなりですかあ!!!!
慌てて逃げる。ひゅん
うわっ
するどい・・・
やばい。バットぉ!!!
って思ったとたんバットが手の中に出現した。うっそ~!!!
「わわわわわわ・・・・」
思わず取り落としそうになる。
「きたな!!!」
きてないきてない!!!
ひゅん・・・わっ・・かっき~ん
ひゅん・・・えっ・・・こっき~ん
ひゅんひゅんひゅん・・わっわっわっ・・くるんくるん・・・あわてて逃げるよ!!!
危ないじゃん!!!
最後大根切りで無理矢理槍をねじ伏せた。
ふう・・・
「おまえ・・・すごいな・・・くそっ。これでどうだっ!!!」
え・・・今度は何?剣ですかあ!!!危ないったら!!!ボルフせんせ~いい!!!
心の中で叫んだ瞬間・・・あ・・寝間着姿のボルフ先生が現れたんだけど・・・え・・・もしかして・・・私?
ボルフ先生もびっくりしてた・・・もちろんスコティッシュも・・・
「まさか・・・ユウミさんですか?」
・・・多分・・・
「はあ・・・」
「おまえ・・・すげえことできんのな・・・」
「いや・・・無意識ですから・・・出来たとか出来ないとかでなくですね・・・」
慌てて言い訳言い訳・・・
「それにしても他者を呼び出せるなんて。あまり聞いたことがありませんね。
・・・いや。ティガーノ氏はできるな。スコティッシュ,君も出来るでしょう?」
スコティッシュは剣を納めながら,
「いや。知らねえ。やってみようと思ったこともねえしな。」
って言った。
「一つ学長を呼び出してみませんか?」
スコティッシュに言う。
「やだね。成功したとしたら,しちめんどくさいことになりそうだからな。」
「ユウミさんはどうですか?」
「出来ませんよ。今のも必死に先生を呼んだだけですもん。」
騒ぎを聞きつけたのか,守衛さんがやってきた・・・その後を学園長先生まで・・・
「これはこれは・・・ボルフ先生・・何で寝間着なんですかな。」
「これはですねえ・・・」
面倒なことになりそうだ・・私とスコティッシュは初めて意見があったみたい。頷き会って飛び上がった。
「あ。これ」
「待ちなさい!!!」
やだよ~朝ご飯が食べられなくなっちゃう。
二人でさっさと飛んで帰っちゃった。




