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むかつくあいつは・・・・・  作者:
第2章 歩く
24/100

24 総合格闘技?

普通なら土曜日でお休みのはずが・・・ここにいれば普通に授業か。半日ってことはなさそうだ。午後から総合格闘技だって言ってたけど・・・今朝あの二人がやってたみたいなことをするのかなあ。


「ねえ。総合格闘技ってどんなことをするの?」

私は少し不安なんだよね。戦いってゲームでもしたことないからねえ。

「ああ。初めてだもんね。」

うんうん頷いて,

「私は槍だよ。」

ってフローが言った。

「私は剣。」

タップが言う。

おお。かっこいい。


「私は素手。」

 ええ?そんなのもありなの?

 素手って言った子は,猫のようだったんだけど・・・しっぽが黒と黄色・・・ってことは虎型獣人だ。素手ねえ。分かる気がする。


「ユウミはどんなのがいいのかな?」

私はパンのカケラを慌てて飲み込んだ。

「自分で決めるの?」

「そうよ。」

「今日は,いろいろ試せって言われると思うけど・・・」

「剣が良いわよ。剣にしなさいよ。」

タップが言う。

う~ん。確かにかっこいいけど・・・


・・・


「素手はあなたには無理そうね。」

虎さん・・・名前何でしたっけ?聞けない・・・

「ラバー,あなたと同じに考えないで。」

ってフローが言うよ。この虎さんはラバーって言うんだね。覚えたよ。おほん・・・


「剣と,槍と,後は何があるの?」

「棍棒,棒,弓,吹き矢,布・・・あとなんかあったけ?」

・・・え?布?布って?

「布って何?」

「ああ。布を使って攻撃するんだよ。なかなか強いよ。」

「へええ・・・」

新体操のリボンを思い出しちゃった。あんな感じかなあ・・・????

「鞭を忘れてるわよ。」


・・・・・鞭ですかあ!!!女王様・・・って?いかんいかん。変な想像しちゃった。


 オムレツを食べ,赤い色のジュースを飲んで・・・紅の魔法使いって言葉を思い出しちゃった。ここで聞いてはいけないのかな・・・


・・・・・


 学園に行って退屈な授業を受ける・・

 3時間目にツァウバーヴォルトの時間があった。ここでやっと教室の表示が読めるようになるわ・・めんどくさいこの時間はなんと2時間続きだった。うえ~・・・




 お昼はいつものように定食。

 今日は誰も呼びに来なくてゆっくり食べることが出来たよ。

ここのご飯は当たり外れが大きい。今日のは外れだね。妙な平たい・・・多分,粉を練って焼いた薄い物。中に赤や青や紫の破片が見えるなんだろ。それに色とりどりの野菜や肉ををくるくると巻いて食べる・・・味がしない・・・たれを付けても・・辛いだけ。マヨネーズとか,ポン酢とかあったら美味しいかも・・・



・・・


午後はいよいよ総合格闘技。

 広い体育館みたいな所へ集合する。みんなばらばらの服装だね。鎧着てる子もいるし・・・体育着の子もいるし・・・棒を持ってる子,剣,・・・・・・・・


 挨拶の後,それぞれ得物ごとに集合していたよ。私は・・・ボルフ先生に呼ばれた。

「ほら。」

え?

「バット?!」

まさしくバットの形だ。

「朝の話から,鍛冶部に作って貰いましたよ。材質は,木を芯に,金につぐ貴重な金属として知られているオレイカルコスを使用したそうです。」

はあ・・・

 バット(?)は,手にしっくりきた。思わず素振りしちゃう。ひゅん。重さもちょうど良い感じ。何か打ちたいなあ・・・




「なかなか面白い型ですね。」

「え?」

後ろを振り向いたら,ボルフ先生にそっくりな,でも灰色の毛並みの狼型獣人がいたよ。何かかっこいい。

「どちら様ですか?」

「ふぉふぉふぉ・・・・わしはこの総合格闘技の講師じゃよ。」

うわっ渋い。


「グラウ先生。こっちを見てください。」

「ちょっと待て。この子の型がなかなか面白いんじゃ。」

 棒を持ってる子達が,この獣人・・・グラウ先生を呼んでるのに私の型が面白いって・・・あのぉ・・・これ武芸の型じゃないんですけど・・・

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