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むかつくあいつは・・・・・  作者:
第2章 歩く
20/100

20 魔力の実?

 教室に帰ったら3時間目がちょうど終わる時間だった。よかった。4時間目には間に合った。でも・・・これはこれで・・・女子の目線が痛い。私何も悪いことしてないのに・・・スコティッシュのせいだ。


・・・・


 お昼。いつものように定食を食べていると・・・緑色の髪の毛ととがった耳を持つ女の子が私の前にやってきた。だれ?


「ちょっと・・・」

私に何か用?

「はい?」

その子は敵意も何にもないみたい。

「ズィーゲ先生がお呼びです。ご飯食べたら行ってね。」

呼び出し?


 立ち去ろうとするから慌てて呼び止めた。

「ああああまって・・・どこに行けばいいんですかあ?」

そうよね。行く先が分からなくちゃ。

「研究室よ。」

は?研究室?どこにあるの・・・あ・・・

・・・・行っちゃった。

分からないよ。それだけじゃ。


「ふう・・・」

思わずため息だよね。

「何ため息ついてんの?」

タップが食べかけの定食から顔を上げて聞くから・・

・・・


「笑わない?」

「笑わないわよ。」

タップが厳かに言う。

「私も・・多分。」

フローがすでに笑いを含んだ声で言ってるし・・・


「ふう・・・私,この学園の中で,・・・まだ・・一人で・・どこにもたどり着いたことがないの・・・」

「はあ???」

呆れられてしまったよ。

「探索魔法を使ってみたら?」

エレが言ってくれた。なるほど・・でも・・・その魔法って・・どうやって使うのさ?


「あれ?それってまだ私たち勉強してないよね。」

タップが言う。エレはしらっとして,

「ユウミなら出来るんじゃないの?」

って・・無理。使ったことないもん。

フローが,やれやれ・・・という感じで,

「仕方ない。連れてってあげるよ。」

って言ってくれた。ありがとう。 でも,本気で探索魔法とやらの使い方を勉強しよう。



研究室の前まで送って貰った私は,フローに御礼を言ってからノックをする・・・

「どうぞ。」

かちゃっ

 中に入りながら,フローに手を振る・・・心配そうに見ているんだもん。さすがにドアの前で迷わないよ・・・多分。



中に入った私は驚いた。ズィーゲ先生の他に,学長のツィーゲン先生,それから担任の ベアーズ先生,モル先生にクレバー先生までいたから・・・。

「私,何か悪いことをしたのでしょうか?」

 思わず聞いちゃった。


「いいえ。」

「まあ座りなさい。」

 学長先生が言った。

 私は,丸テーブルに着いていた学長先生の指し示す椅子に座った。先生方も全員席に着く。何だろう?


「これから,あなたの特訓の日程を組むために集まっていただいたのよ。」

はあ?特訓?

「なぜですか?」

「実を食べたでしょう?だからよ。」

クレバー先生が言う。


・・・・・


「今までの実を食べた人も特訓したんですか?」


・・・・


先生方は,顔を見合わせている・・・


「あなた方が噂しているようには,あの魔力の実は滅多に出ないのよ。」

クレバー先生が代表してしゃべることにしたのかな・・・

「?」

「噂では・・年に1個って言われてるでしょう? 違うんですよ。10年に1個出るかでないか・・・。」

学長先生も言い出した。

「はあ・・・」

「この学園では,15年前までは毎年,実を生徒の食事に供していたんですがね。」

「100年のうち,魔力の実に当たったのはただの二人・・・」

ズィーゲ先生がつぶやいた。


二人・・・多いのかな・・少ないのかな

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