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むかつくあいつは・・・・・  作者:
第2章 歩く
19/100

19 紅と碧

 引っ張ってこられたのは,グラウンドみたいな所だった。

 へえ。こんなところがあるんだ。端にあるベンチにぽいって座らせられた。


・・あの・・・なんで立ってるんですか?

・・威圧感半端ないんですけど・・・・・


 じろじろじろ・・・・って感じに全身見られてる・・・やだ。

そのうちに私の左腕に目をとめたみたい。

・・腕輪だ。腕輪を見てるんだ。


「おまえ,名前は?」

って偉そうに・・・くそ・・・

「そういうあなたこそ,お名前は?」

 出来るだけ偉そうに言ってやる。

・・

「知ってるだろ。」

 断言かい。それってうぬぼれ? しぶしぶ・・

「多分。」

って言ったら,

「それじゃ名乗るのはおまえの方だけだな。」

と言う。むかつくわ~!!!

ふん・・


「知ってるんでしょう?」

って言ってやったら,

「さあな。」

探るようにお互い見つめ合う。

・・わ・・・やっぱりオッドアイだ。金目銀目。吸い込まれそう。やばい。


 私は下を向いた。

「ふう。」

「何ため息ついてんだ?」

・・・・・そりゃあ・・・・・


「おまえ・・その腕輪見せて見ろ。」

は?

「見せなくても見えるんじゃあ?」

言ってやった。

「うるせえよ。」

ぐいって腕をとられた。


・・・紅の魔法使いか。

それから私のこと真剣に見て言ったよ。


「見て見ろ。」

 襟をぐいって広げてみせる。きゃっ・・・思わず目をそらしそうになったけど・・・首に見えるのは・・・首輪?じゃない。チェーカーか?

青い石がはまっている。まじまじ見ちゃう。


「碧の魔法使い・・・知ってるか?」

襟を直しながら聞くんだけど・・

「し・・知らない。」

ほんとに知らないもんね。


ふん。

スコティッシュはぷいっと向きを変え,立ち去ろうとするから,

「何なのよ!!!」

って怒鳴っちゃうよ。

「調べろよ。」

「は?」

「自分で紅の魔法使いと碧の魔法使いのことをさ。」

・・・・・調べたらまた会おうぜ・・・・


そう言って立ち去っていったんだけど・・・・

・・・はっ。私,教室に帰れませ~ん!!!だれかあ!!!


って救出に来てくれたのは,もちろんボルフ先生でした。

いつもすまないねえ・・・・心の中でお詫びしちゃいます。


・・・・


「ユウミさん,あなた今朝,飛んでましたね。」

え・・・見てたんですか先生も。


「まだ学習していないはずなのに・・自在に飛んでましたねえ。失礼ですが,今朝の話は学長に報告しておきましたけど,今のこれも学長に報告しておきますよ。

・・・それで・・スコティッシュと何を話していたんですか?」

・・・ 言って良い物なのかなあ???



「スコティッシュに明日の朝,聞いても良いんですけどね。」

そうだ。何しているのかきいちゃえ。

「毎朝二人で何をしてるんですか?」

あっさりとボルフ先生は答えてくれたよ。

「訓練ですよ。闘技のね。」

はあ・・・

「剣みたいなのも使っていますか?」

きらきら光っていたような気がするもんねえ

「ええ。杖や剣ですね。」

ふうん。確認しようか。

「スコティッシュの杖はチェーカーですよね?」

ボルフ先生は私を見下ろして,

「おや。見ましたか?」

って良いながら立ち止まったよ。

教室の前だ。


「先生ありがとうございました。

実は。スコティッシュに・・・さっき・・・

紅の魔法使いと碧の魔法使いのことを調べるようにと言われたんですが,どなたが詳しいんでしょうか?」


・・・・・ボルフ先生は私を見てため息をついた・・・・


「ズィーゲ先生にお聞きなさい。」

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