100 やばい
緑の光が消えた・・・
緑の芽?
「ここだけ影響が色濃く残っていたからな。」
ローティがなにげなさそうに言うんだけど。
「どうやったの?」
「なに。ここの土を入れ替えただけじゃよ。」
私はびっくりだよ。
「あの短い時間に?」
「そう。深層の土とな。」
・・
「え?それって入れ替えしたって・・・地下に影響があるんじゃないの?」
思わず叫んだら,
「なに。溶岩と混ざっているから大丈夫じゃ。」
あんまり大丈夫じゃなさそうな気もする。
「さて。行こうか。」
「どこに?」
「我々は,ユウ達が出身を名乗った地へ。」
・・・どこだっけ?
「辺境の街へ行くぞ。」
・・・・
移動は一瞬だった。
「ここに来たことあるの?」
「何故そう思う?」
「招かれないところには入れないって聞いた。」
ローティはにやりと笑った。
「この前飛んできたのさ。」
言葉がまた戻っているね。
寸感移動は滅多にしないしできないこと。知らないところへ言ったら壁とドッキングなんて嫌だ。でも。ローティに迷いはなかった。
「ここは?」
「辺境の街の近くにある山の中腹にある洞窟だ。
なに。誰もいないし獣も入れぬようにしておいたからな。」
ローティはごそごそ遠くに行ったかと思うと二つのリュックを出してきたんだけど。
「こっちはユウの物だな。」
赤いリュックだ。
「食料も服もブラウが,ウサミに聞いて必要だと判断した物を詰めてある。」
皆が知ってるって事なんだ。
「スシュの方は?」
「安心しろ。ブラウがどこかに隠し持っておるはずだ。」
リュックを背負って入り口の方に向かう。入り口は行く重にも草木に覆われ,ちょっと見には洞窟があることなど分からない。
「ちょいと魔法で目くらましも掛けてあるからな。」
私達は山を下り始めたんだけど・・・結構きつい山。足下が滑ってしまうよ。
「大丈夫か?」
「飛んで行かないの?」
「見られてはいけない。」
ま。そうだよねえ・・・
「おい。だれだ?」
男の人の声だね。
「とまれ!!!」
わっずずずずずずざざざっ・・
私・・滑り落ちてるよ。やばい




