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放課後
少し短めです( ´ ▽ ` )ノ
キィー。
屋上のドアを開けると、先輩は数十メートル先にある屋上の柵に寄り掛かって本を読んでいた。
「大樹先輩! 」
私は大きく手を振りながら先輩の名前を呼んだ。
この時何故か、『大樹先輩!』って呼ぶのが、何故かごく普通のようで、恥ずかしくなんか全然なかった。
私の声にきずいて、先輩はこっちを向いてニッコリ笑った。
「雪菜ちゃん!こっちこっち!」
そういいながら、先輩は手招きをした。
『??』
私は先輩の方に小走で走っていった。
「何ですか?大樹先輩。」
そばに来た私に、先輩はこう言った。
「昨日、怒らせたから、お詫びみたいな感じ何だけど…明日、僕とどっかいかない?」
「えっと…?」
「明日、十時に駅前のオブジェに来てね。…それじゃ!」
思考停止な私を置いて、早々と、先輩は去っていった。
「十時に…駅前のオブジェ…?」