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泥船

作者: 真浦塚真也
掲載日:2012/03/21

やっと手に入れた船は泥船だった。だけど見てくれは船だからと、一応海に浮かべてみた。なんとか一応浮くらしい。

乗るとズブブと足が沈む。それでも一応漕いでみた。なんとか一応進むらしい。

しばらく進むとオールが無くなった。どうやらオールも泥らしい。それでもせっかくの船だからと一応そのまま乗っていた。なんとか一応進むらしい。

しばらく進むと船が無くなった。やっぱり船は泥らしい。それでもせっかくの海だからと一応そのまま泳いでみた。なんとか一応進めるらしい。

しばらく進むと手と足が無くなった。どうやら僕も泥らしい。それでも海にいるのだからと一応そのまま浮いてみた。なんとか一応浮くらしい。

浮いていると体がだんだん溶けてきた。それでもそのまま浮いてみる。

体がだんだん溶けている。海とおんなじ色となる。どうやら海も泥らしい。

結局全部泥の中。

結局全部泥だらけ。

泥の中の泥なのだから。

僕はこうして泥となる。

御覧頂き有り難うございます。評価・感想など頂けると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] テンポが良くて流れも綺麗でとても読みやすかったです。 泥なんだけど、文章的に綺麗なイメージがありました。
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