丸山 敏雄 「いのち)
掲載日:2026/07/24
丸山敏雄は徳福一致の倫理運動の創始者です。
そんな丸山氏は昭和二十一年の時に「しきなみ短歌会」という短歌結社を作りました。
ちょうどその時期に作られた、「いのち」と題する歌です。
「かかげなば 八千代を照らす 明星ぞ 捨てなば靴に ふまれん石ぞ」
「自分の命の素晴らしさを高く掲げれば、この世を長く照らす明星のような希望の星にもなり、反対に、つまらないものだと卑下すれば、その辺にある小石のように、人に踏まれてしまうものとなってしまう」と詠ったものです。
うるほへば 千草の緑 薫る野辺 枯れてぼうぼう 万里の砂漠
「豊かな命を広く周囲に潤してゆけば、沢山の草が生い茂る豊かな大地となるが、枯れてしまえば、荒涼とした砂漠のようになってしまう」という意味です。この頃人々は、日々を生きることに必死でした。食べ物も住まいも衣類も極端に不足している時にあって、敏雄は、誰でも必ず持っている「いのち」の素晴らしさを自覚することにより、生き方に天地の差が出てくることを説いたのです。




