EP4: 代々木ダンジョン探索開始(1階層)
前の作品の改訂版を書き始めました。
読んでいただけるとありがたいです。
近くの代々木ダンジョンに向かった。代々木ダンジョンといえば初心者ダンジョンと呼ばれている。
ダンジョンの前にある受付でダンジョンカードを渡す。講習で習ったが、ダンジョンカードは、持ち主が死亡するとダンジョンカードも消える仕様らしい。それによって受付時にわたすことで生存確認を行っているらしい。不思議な技術だがそもそもダンジョン自体不思議なものなので考えても仕方ないだろう。
僕は初めてのダンジョンに足を踏み入れた。
入ってすぐは、広場のようにになっている。周囲には、ちらほらと人がいるようだ。僕はなるべく人のいない場所に移動してステータスを確認することにした。
頭の中でイメージをすると、目の前に板が現れた。
ステータス---------------------------------------
名前:火取梟
職業:探索者 Lv1
HP 10/10 MP10/10
スキル:隠密Lv1(0/500) R 槍Lv1(0/100)N
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これが僕のステータスらしい。特筆すべき点はスキルの《隠密》ぐらいだろうか。広場では、携帯が使えるので調べてみることにした。
《隠密》:MPを消費して自分の存在を隠すことができる。効果時間はレベル✖︎1分
おお、中々の当たりスキルではないだろうか。嬉しさで顔が緩みそうだ。
(バン)と頬を叩き、気合を入れて扉を開いた。
ギ、ギーー、少し重たい扉が開いた。扉の先は、洞窟のようになっていた。少し遠くには、スライムが見える。あれを倒すのが今回の目標だ。
スライムは、ダンジョンの初心者用のモンスターだ。倒し方も明確に分かっており、スライムの体内にある核を壊すことによって倒せるようだ。
ゆっくりとスライムに近づき、核に目がけて棒を突き出した。緊張していたのかうまく核に当てることが出来ず、スライムは、僕の存在に気づいたのか体当たりをしてきた。
さっと、体当たりをよけて棒を叩きつけた。今度は、うまく当てることが出来たらしくスライムは、溶けるように消えていった。講習で習った通りだった。
スライムがいた場所には、小指サイズの小さな石が落ちていた。これが、新たなエネルギー源と噂の魔電石だろう。黒く透き通っている石だった。
僕は一息ついた。初めてのモンスター討伐を達成したのだ。
次は、《隠密》スキルを使用してみることにした。
パッと見て、変わったところはなさそうだが、スライムに近づいてみると効果は一目同然だった。目の前にいるのに、僕には全然気づいていないようだ。
スライムの周りで踊ってみたり、走ってみたが全く気づかれない。かなり便利なスキルのようだ。
色々と検証してみたいが、そろそろ効果時間が経ちそうなのでスライムを倒すことにした。
核を潰すと、魔電石と瓶のようなアイテムがドロップした。確認してみると、どうやらスライムジュレのようだ。2回目でこれがドロップするとは、中々運がいいようだ。
ジュレを見ていると、2匹のスライムが近づいてきた。思い切って一気に相手をすることにした。
まずは、1体目に走って近づいて棒を突き出した。うまく核を破壊した。後ろからもう1体が突撃してきて不意打ち気味に喰らってしまった。ボールを至近距離で当たったような衝撃だった。
「ウ…くそ」痛みに耐えながら体制を立て直し棒を振るい核を破壊した。なんとか倒す事ができた。しかし、たかが、スライム2匹にやられそうになるなんて僕は、まだまだだ。
まあ仕方ない探索初日はこんなもんだろう。
それからは、《隠密》スキルを駆使して安全にスライムを倒して行った。20匹ほど倒した頃、体が熱くなったレベルアップの合図だ。一旦広場に戻り、ステータスを確認することにした。
広場に戻り、ステータスを出した。
ステータス---------------------------------------
名前:火取梟
職業:探索者 Lv2
HP 10/15 MP12/12
スキル:隠密Lv1(180/500) R 槍Lv2(100/200)N
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レベルと《槍》スキルが上がっていた。
「よし、2レベルになった!とりあえず、今日の目標は達成だ!」
キリもいいので今日は探索を終わりにすることにした。
ダンジョンを出て、ショップに向かった。今回の成果は、魔電石が20個にスライムジュレが10個だった。
ショップの買取カウンターに向かい店員さんに話しかけた。
「あ、あのか、買取お願いします!」
「それでは、査定しますので品物をお出しください。」
今回のスライムのドロップアイテムをカウンターに出した。合計で35個初日にしては、中々集めたのではないだろうか?
買取番号を受け取り、待つことになった。10分後番号が呼ばれた。
「お待たせしました。今回の買取額が2000円となります。魔電石が1つ50円、スライムジェルが1つ100円となっております。よろしかったでしょうか?」
「は、はい大丈夫です。」
「では、こちらが2000円となります。またのご利用お待ちしております。」
僕は、お金を受け取りショップを出た。
「今回の探索時間が2時間そして買取金額が2000円時給換算で1000円かぁ〜思ったより行かなかったなぁ〜まぁ今回はスライムだけなのでこんなもんだろう。」
そう自分に言い聞かせて今日は家に帰ることにした。
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次回は明日12時更新となります。




