第11話 二回戦先方戦 舞花VS空合(くうごう)
キング「さあ皆さん!一回戦目も終わり、残ったチームもあと半分になりました!さあ今回残ったチームはこのチームだ!
チームA!
チームH!
チームG!
チームE!
チームL!
チームO!
チームM!
チームN!の8チームだ!それではこのチームの中から対戦する組み合わせを決めていきます!スタッフカモン!」
そうするとスタッフらしき人ががらがらと台車を押して来る。台車の上には箱が置いてあり、それがキングの前に置かれると、キングは箱に手を突っ込んだ。少しの間がさごそと箱の中を探ると、キングがボールを持った手を突き上げる。そのボールにはAと書かれており、そのやり方で組み合わせが決まって行った。
キング「さあ皆さん!第二回戦の組み合わせはこのようになりました!」
そうするとスタジアムにある大画面に第二回戦の組み合わせが写し出される。私達は自分達の控え室でそれを見る。そこにはこのような組み合わせが写っていた。
チームH対チームN
チームO対チームL
チームM対チームA
チームG対チームE
舞花「あー。次勝てるかなー。」
優美「絶対勝てると思うよ。」
私達が次に戦うチームはチームMだ。
大翔「あっそうそうはいこれ。」
私達が話していると、大翔が何やらメモ帳の様なものを渡してくる。
舞花 優美「…何これ?」
大翔「何って次は戦うチームのメモだけど?まあざっくりしたやつだけど。」
優美「えっ!ちょ調べたの!?」
大翔「いやまあ…うん逆に何で調べて無いの?」
優美「いや…だって第一回戦では調べて来なかったじゃん…」
大翔「ああ…あれは誰が出るかの情報すら無かったからね。多分ヒーロー連合的には『何の情報のない状態の戦闘もある場合があるのでそれへの適正も見る』的な理由があるかも知れないけど毎年第一回戦が終わったら出場選手の情報が出るから、第二回戦以降ではどれだけの情報収集能力があるか、それでどれだけ相手と差をつけるかとかを見たいとかそんなところじゃないかな?…まあ毎年ろくに情報仕入れたりしない人がほとんどらしいから多分一種の伝統として残ってるだけじゃないかな?」
舞花「え…でもそれって卑怯じゃない?」
大翔「え…いや卑怯も何もルール的に問題ない事をやって有利になれるならやった方が良くない?」
舞花「んーまあそれもそうか、見せて~。」
大翔「ほい。」
私と舞花は大翔が渡してくれたメモを見る。そのには次に舞花が戦うチームMの先方、連空合の情報が乗っていた。
チームM 先方 連空合
能力『受け身』
相手の攻撃に対して自動で反応し、受け身を取ったりカウンターをしたりする。他にも魔法での身体強化による体術も使用する。
舞花「よくこんなのまとめたねぇ。」
大翔「まあ調べれば結構出てくるぞ?」
舞花「ふーん。」
大翔「作戦はたてれたか?」
舞花「まあねーw」
そう言って舞花は笑う。そうして私と舞花は試合が開始する時間になるまで控え室でアップをしていた。
キング「さあ皆さん!第二回戦第三試合先方戦、ただいまよりスタートします!まずはチームM!あらゆる攻撃を受け流し、体術で相手を圧倒するその姿はまさに体術界の申し子!連空合!」
その声と共に連空合はバトル会場へと現れる。
キング「お次はチームA!第一回戦を難なく突破し、第二回戦へと歩を進めたイクセスリィの英雄!一回も負けられない状況の中、果たして優勝を掴み取ることは出来るのか!相手が体術ならこちらは魔術だ!平泉舞花!」
その声と共にしっかりとした歩みでバトル会場へと向かう。そして両者共に位置に着いた。
キング「それでは両者…構え!」
そう声がかかると両者構えを取る。
キング「……始め!」
その声と共に両者同時に動き出す。向かってくる空合に対して舞花は後ろに飛んだ。
空合「気弾!」
練り上げられた気の弾が舞花に向かって飛んでいく。
舞花「マジックシールド!」
舞花はそれを防いだ。
空合「気弾!」
空合はすかさず無数の気弾を打ち込んで来る。
舞花「(相手の能力の関係上、接近戦は部が悪いわね。遠距離攻撃も持ち合わせているみたいだけど、何とか対処できる。でもこのままじゃじり貧…なら!)」
舞花は向かって来る。気弾の隙をついて空合の猛攻から脱出する。
舞花「魔力砲!」
舞花はすかさず魔力砲を空合に打ち込んだ。しかし、空合はそれを避ける。舞花は攻撃を続ける。
舞花「ファイアボール!」
無数の火の玉が空合に向かって行く。空合はそれらを避けたり、攻撃を当て打ち消している。しかし、その最中、少しの間空合の動きが鈍くなった。しかしすぐに元の動きに戻る。
舞花「(よし!能力の継続時間は10秒!インターバルは3秒!そこを突く!)」
舞花は攻撃を続ける。そして空合の動きが鈍くなり、その動きが戻ったところで動き始めた。
舞花「ファイアフィールド!(1…2…)」
空合を中心に炎が上がり、空合の動きを封じる。
空合「何だ!」
舞花「ワンダフルカラーワールド!(5…6…7…)」
空合の視界を封じる。
舞花「魔力砲!(10!)」
舞花が放った魔力砲は空合にクリティカルヒットし、大きな土煙をあげる。土煙が晴れると、そこには伸びた空合がいた。
審判「連空合!気絶により戦闘不能!よって勝者!平泉舞花!」
スタジアムで歓声が上がる。舞花は勝利したことに喜びながら控え室へと戻って行った。
こんにちわ皆さん!作者の柳川歩城です!不定期とはいえここまで投稿遅れてすみませんでした。これからもこんな事があるかも知れませんが、自分のペースで投稿して行くのでどうぞ応援よろしくお願いします!あー!イラストが欲しい!この小説の表紙とかに使っていいイラストとか大翔とかの姿を描いたイラストとか欲しい!私絵を書くのが苦手でして、犬を描いた筈なのに何かよく分からん化け物になったりするんですよ!だから表紙に使っていいですよーって言うイラストを募集したい!けどやり方分からん!と言うわけで有識者いたらコメントで教えて下さい!お願いします!最後にこの小説のお気に入り登録とハートマークをよろしくお願いします!それではまた、次の機会に。
こんにちわ皆さん!作者の柳川歩城です!あー!イラストが欲しい!この小説の表紙とかに使っていいイラストとか大翔とかの姿を描いたイラストとか欲しい!私絵を書くのが苦手でして、犬を描いた筈なのに何かよく分からん化け物になったりするんですよ!だから表紙に使っていいですよーって言うイラストを募集したい!けどやり方分からん!と言うわけで有識者いたらコメントで教えて下さい!お願いします!あと前に言ってたアルファポリスにあげてる他の作品ですが、クトゥルフ神話trpg のシナリオだけはあったが良いと思ったので近いうちにこっちに持ってきます!最後にこの小説の評価とブックマークをよろしくお願いします!それではまた、次の機会に。