成長しました。
そして月日は流れ・・・
3歳になりました。
言葉はある程度普通にしゃべっても違和感なくなったし
しっかり歩いたり走ったりできるようになりましたよ。
あと文字を読めるようになりました。
この世界の文字ねー、あれなのよ。
THE 日本語って感じ。
最初に本を開いたときにびっくりしたわ・・・
よくある勇者が魔王を倒す英雄譚なんだけど
ライリーが読み聞かせてくれていたのを見せてもらったら
カタカナ、ひらがなだったね・・・
よくある絵本と何にも変わらなかった訳で・・・
というわけで一通り文字を読むのは苦労しませんでした。
ちなみにライリーはめっちゃびっくりしてた。
お父様とかに報告しに行ってたな。
それからいろいろな本をくれるようになったので
歴史とかには詳しくなりました。
時々神童だ!とか言われることにもなったんだけど
魔法の本だけはくれませんでした。
やっぱり小さいときには魔法は学ばせないだそうだ。
そりゃそうだ、文字読めても火やら氷やらが
出るおもちゃを子供に簡単に渡すのは危ないしねぇ。
兄様は読んでいい、と言われて読んでみたそうだけど・・・
すぐに剣の素振りに戻ったそうだ。脳筋かな?
姉様もまだ読んでないそうだけど、
あまり興味はなさそうだ。
白馬の王子様が来るのを待つために素晴らしい淑女になるそうだ。
なんだそれ・・・
俺は早く勉強したいなと思う。
魔法だからな。やっぱり異世界といえばこれでしょうよ。
出会いが残念だっただけにあれだけど。
その時が楽しみである。