表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
南北朝時代の林田隠岐守に転生して南朝で戦います  作者: 林田力
南北朝時代の林田隠岐守に転生して南朝で戦います
105/187

足利義満は天神信仰を継承したい

足利義満は祖父尊氏の天神信仰を心から受け継ぎ、その信仰を大切にしていた。義満は祖父尊氏の足跡を追い、太宰府天満宮と北野天満宮の信仰を厳守した。義満は特に北野天満宮に対して深い信頼を寄せ、北野天満宮の祈祷を重視した。義満は北野天満宮を訪れる度に繁栄を祈った。義満は長男義持が生まれる時も他の神社での祈祷を一切させず、北野天満宮だけに祈祷させた。


明徳二年(一三九一年)の明徳の乱では北野天満宮を背後に布陣して勝利した。京は攻めやすく守りにくい地であったが、義満は迎撃戦に勝利した。勝利後に義満は北野天満宮に参拝した。義満の心は菅原道真公への感謝と尊敬に満ちていた。


「義満よ」

突如として、静寂を破る声が聞こえた。義満が振り返ると、そこには青白い光を放つような存在が立っていた。それは天神・菅原道真の霊であった。


「道真公…」

義満は驚きと畏怖の入り混じった声で呟いた。

「義満の信仰心に感謝する。繁栄と幸福を祈っている」

義満は謙虚に頭を下げた。

「この地の勝利は、全ては道真公の加護によるものです。感謝の意を表すと共に、これからも我が信仰を捧げます」

「汝の誠心誠意に報いる方法がある」

道真の霊は微笑みながら言った。

「どうかお教えください」

「我が霊が宿るこの地に、もう一つの聖域を築け。それが汝と子孫の繁栄をもたらすであろう」

義満の心に喜びと感激が芽生えた。義満は心から道真の指示に従おうとした。義満は北野天満宮と隣接する北山に目を付けた。応永四年(一三九七年)に西園寺家から北山弟ほくさんていを譲り受け、北山殿きたやまどのを造営した。北山殿の舎利殿は後の金閣である。


ある晩、北山殿の舎利殿にて義満は再び道真の霊を感じた。静かな夜の中、彼らは語り合った。

「義満よ、汝の信仰心がこの地に繁栄をもたらしていることを知っている。汝の信仰心は私に大きな喜びをもたらす。しかし、それだけではない。汝の心には将来を見越した大いなる使命が宿っている。」

「どのような使命でしょうか」

義満は驚きと期待に満ちた目で道真の霊を見つめた。

「汝の力で、この国を繁栄させ、人々に安寧をもたらす使命だ。ただし、そのためには誠実な心と公正な政治が必要だ」

「誓います、道真公。私は国家の繁栄と人々の幸福のため、全力を尽くします」

義満は真剣な表情で頷いた。

「よく言った。汝の使命はこの地に宿り、永遠に続くであろう」

道真の霊は満足げな微笑みを浮かべた。

「私の子孫の繁栄も願っています。どうか、我が子・義持にも神の祝福を与えてください」

「汝の子の義持にも、我が祝福があることだろう。しかし、信仰は決して怠ることなく、次代にも受け継がれねばならない」

「道真公、私はこれからもこの地を守り、信仰を守り続けます」

「汝の心が常に清らかであり、信仰心が揺るがぬ限り、我が祝福は永遠に続くであろう」

道真の霊は微笑みながら言った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ