表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/169

21。アルバイトは禁止だそうです

ーーその後歩けるようになってからは、残りの部屋を一通り見学した。



日本の温泉施設かってくらい広いバスルーム(何故か檜風呂)。

作りつけの本棚やシューズクローク、全室ウークインクローゼット完備の個室には綺麗にメイキングが施された広々ベット。


主寝室であろう部屋なんかキングサイズのベットが置いてあった。


ーーここ誰が寝るんだろう。



「そりゃオマエが飼い主なんだから、一番広い部屋使うに決まってんだろ?」

「収納も一番広いですしね。女性はなにかと荷物も多いでしょうから」


……いえ、私は居候なので!

何ならリビングのソファーで結構です……!


今更ながら敬語使っちゃうレベルで、全力で遠慮させてもらう。


こんな広いと落ち着いて寝れないし!



「へえ……広いと寝れないの?」

「ーー確かにやたらと大きなベッドですからね……」


ニヤニヤ、ニンマリ。妖しく笑う猫二匹。

……うわ、イヤな予感。



「……夜に一緒に寝てあげるとかの申し出だったら、もっと遠慮させてもらうから。どうぞお気遣いなく」


「あ、バレてた。残念ー」

「うーん、さすがに(ひね)りがなさ過ぎましたかね?」


性懲りのない猫達だな、ほんと。イチイチ揶揄(からか)おうとするのヤメなさい。



「……でも、本当に遠慮させてもらうわ。荷物だってないんだし」


だって身に付けている衣服以外、本当に何も持ってない。

コテージを飛び出した時の服装そのままだ。


あの時はほとんど寝起きで、一応顔だけは洗って、みんなの朝ご飯準備しなきゃなーってキッチンに向かうところだった。


服装だって、ほとんど部屋着のようなもので。

コットンのロングスカートに半袖Tシャツ、朝はちょっと冷えるからとパーカーを引っ掛けただけの格好で出てきてしまったのだ。


近所のスーパーまでなら行けるけど、小洒落たカフェとかには入るのを躊躇うくらいのラフな服装。



ーーそういえば私、着替えとかも持ってないのよね。

昨日はそれどころじゃなくて忘れてたけど。


洗浄効果付きの魔法の水、なんて便利なものがあるから洗濯要らずではあるけれど……ダメだ、やっぱり着替えないと気分的に良くない。特に下着。


うん、どうにかして調達しよう。



「ねえ、私ってどこかでバイト「ダメです」「却下」」


ーー速攻でダメ出しされた。何故だ。



「……迷い子って、雇ってもらえないの?」


まあこっちに戸籍とかはないけど。

現実の世界だってちょっとしたバイトくらいなら、履歴書一枚で採用されたりするのに。


「そうではなくて、必要ないってことです」

「衣食住の保証はするって言ったよな?」


あ、そんな事言ってたっけ?

うーん、言われてみれば、そう言ってた気もする。


けど、余分な服まで買ってもらっちゃうの申し訳ないような……飼い猫にタカるってのも外聞が良くないし。


「いいから、そんなの気にしないでください」

「そーだよっ!契約の範囲内だって!」


ええー。

……いいんだろうか。いや良くないよね。



まあ、できれば着替えは早めに買いたいし。

今日はこの後も不動産屋さんでの手続きもあってバイト探しもできないし。


とりあえず今は出してもらって、夢から覚める前に返せばいいかな?

それならまあ自分でも納得できる。



「えーっと、じゃあとりあえずお願いします?」


ちょこっと頭を下げると、二人揃ってムズカシイ顔をされた。

あれ?こうじゃない?


「とりあえずじゃなくて、普通にお願いしてください。あと、後から返そうとするのもナシですからね」

「ちゃんとオレら稼いでんだからな!それくらい全然出せるっての!」



変な遠慮とかするなよなっ!と念を押されてしまった。


ーーなんで色々バレてるの。


連投のモチベupになるので

ブックマーク&☆評価での

応援よろしくお願いいたします!


↓↓↓

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ