五十五話 別れ
とある掲示板では
1名前:名無しのぱいぱい
乳好きよ。ここへ集え。
《画像》
2名前:名無しの漢
これは……っ!!?
至高の……乳っ!!
3名前:名無しのぱい◯り愛好家
……おぉ、神よ。我々を見捨てなかったのですね。今日の…いや。これからのおかず決定。
4名前:名無しの小ぶり好き男児
これは…性癖が真逆でもイける。
5名前:名無しのロケット愛好家
…!!??たまらん…。
奥崎なぎに感謝を…。アーメン。
6名前:名無しのでか突起愛好家
顔も超美女。想像が捗りそうだ。やってくる。
7名前:名無しのクイコミ・タマラン
エロすぎ。こんな魔物いるとか…俺探索者になる。
8名前:名無しの陥没命
いつまでもできる。俺も目指すわ。
9名前:名無しの形が全て男児
現在進行形で鼻血が止まりません。
10名前:名無しのピンクさいこー
こんなのみちまったら……他は無理だ……。
11名前:名無しの絶壁愛好家
爆◯愛好家に変わりそうだ…。
12名前:名無しの漫画好き
現実でもいけそうだ。奥崎なぎに感謝を。
13名前:名無しのjkオタク
……んひっ!
14名前:名無しの望遠鏡で見守る隊
上に鳥肌が立ったぞ。
15名前:名無しの双眼鏡装備男児
僕もこれ直でみたい。その場でやれるぐらい強くなりたい。探索者目指そう。
16名前:名無しの◯貞
一生◯貞でいいかも。
17名前:名無しの奥崎リスペクト
夢を与えられたんだ。絶対に叶えるぞ!!
18名前:名無しの非リア
魔物のハーレムを……っ!!
19名前:名無しの女魔物愛好家
俺たちは作る……っ!!!
この劣化フェアリーのツイートによって探索者が急激に上昇し始めるのをなぎは知らない。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
10時に起きて朝ごはんを二人で食べて駅まで見送る。
画像と動画はもちろん全て共有した。ご飯食べている時も見てニヤニヤしてました。おかずが進みました。
外に出てからも画面見てにやけてるから周りから変な目で見られていた。
改札前で
「気抜いてると追い越しちゃうよ?」
「ははっ…。万が一にもそんなことはない」
もっと深層に潜れればレベルも上がるはず。新年になったら渋谷ダンジョンの攻略を目指す。
「こういうのちょっと恥ずかしいんだけど……なぎと会えて良かったよ。ジャンケンに誘ってくれてありがとう」
そういえばこいつとの出会いはジャンケンだったな。あれは運命だったのか?…運命は綺麗なお姉さんと迎えたいな…。
「あれは奇跡だな。断じて運命ではない。そういうことにしよう。…というかお前ここ改札前だぞ。よくそんな気障ったらしい言葉言えるな。恥ずかしくて二つの巨峰に埋れたくなるわ」
「…変装してるからいいけど。あまりそういうこと言ってるとファン減るよ?」
「減って何か問題あるのか?ファンになってくれた人がどう思うかなんて知るか。他人だしな。そいつらの理想像に合わせてたら何もできないだろ。俺は自分の意思を貫く」
テレビに出てるわけじゃない。ましてや芸能人でもない。こういう人たちはその業界で稼がないといけないから印象を良くしようとする。だが俺は探索者だ。魔物を狩って宝を見つけ攻略するのが仕事だ。
この考えに賛同できない人もかなりいるとは思うが…。真琴もそのうちの1人だろう。
根が優しいからな。
「…真琴。お前も自分の信じた道を歩めよ」
「…ははは。気障ったらしいセリフよく言えるね。これがデジャブ?」
ケラケラ笑っている。
こいつ……。
「今度…模擬戦しような?真琴くん」
そう言った瞬間真琴の顔から血の気が抜けた。
「やだ…。絶対死ぬやつじゃん」
「大丈夫。死んでもすぐなら俺のスキルで回復できるから。…楽しみだなぁ…っ」
完全に悪役の顔してると思う。
こいつを一度ボコボコにできると思うと口角が吊り上がっていく。
「死なないように超強くなるよ…」
「…ああ。その意気だ」
少し間が空き…
「…僕は新宿ダンジョンの攻略を目指すよ」
「…俺は渋谷ダンジョン。どっちが先にクリアするか勝負だ」
俺たちは拳を打ち合いそれぞれの道を歩み始めた。
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