五十話 さいかわ
作り終わり1時間経っても帰ってこないので先に食べる。
食べたあと今日入手したルビーを二つ手に取り机の上に置く。写真を撮りツブヤイターにのせる。
「ショーケース買わないとな」
傷がついたり埃が被らないように。
明日買いに行って…ダンジョンに行くか。
ルビーを小さなポーチに保管する。
もう眠いため寝室へ行き由衣に先に寝ることを伝えて寝る。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
息苦しさを感じて目が覚める。
どうやら由衣が上にのっかって寝ているようだ。
時計を確認すると朝6時だった。
起こさないようにして出たいが完全にホールドされているためあと1時間このままでいようと思う。
携帯をいじっていると連絡がきていることに気づいた。真琴からだ。
内容は少しは強くなったから見てほしいというもの。12時に渋谷ダンジョン前集合だ。
(あいつがどこまで成長してるか楽しみだな)
オークションを見たりツブヤイターを見て時間を潰す。ツブヤイターに由衣からDMが来ていた。
『この2人フォローしてあげなさいよ』
とありURLが貼ってあった。
どうやらアイシャとロリッ娘のようだ。
アイシャのを見てびっくりしたがフォロワーが100万超えていた。ロリッ娘も90万を超えている。対して俺は160万。
どうしてか勝った気分になり嬉しかった。
あと少し時間あるしなんかのせるか。
(そうだな…質問に答えるか)
『質問を二つ募集します。先着二名です。何がくるかな?』
パシャ!
よし。これで変顔をのせて…ツイート!!
…ブブ…
あげた10秒後ぐらいに来たんだけど…。
開くと
『顔が国宝です。全てがカッコイイです。なんなら見たことない脇毛でさえも愛せる自信があります。本当に尊いです。応援してます』
(おおぉ…。なかなかやばいやつだな…)
返信をする。
『ありがとうございます。脇毛愛すのは簡単じゃないですよ。左脇毛は総称でユグドラシルと言います。右脇毛は総称でイルミンスールと言います。どうぞこれからもよろしくお願いします』
よしっ、こんなもんでいいだろ。
二つ目は……。
『寝起きですか?僕今日の髪の毛超きまってるんですよ。どうですか? 《画像》』
画像が二枚ある。昨日の頭と今日の頭。
(…坊主じゃねえか)
『寝起きですよ。いいですね。シャンプーとリンス変えたりしたんですか?それともアイロンかけました?今日はhappy dayになりそうですね。(違い誰がわかんねんw)…失礼しました』
送信っと。
7時になったので由衣を起こす。
「おーい、朝ですよー!起きないとくすぐりますよー?」
「うーん…もう少し…」
「許可得たのでくすぐりますね」
こちょこちょこちょこちょ…
「ひゃ…っ!だ……め…やめ…っ」
ゴツンッ!
「いって…」
頭ごっつんこした。
由衣も両手で額を抑えている。
「…脇くすぐっちゃメッ!!」
そう言い洗面所に行ってしまった。
(何あれ可愛い。やってよかった)
生理現象を済ませ
冷蔵庫から納豆を二つ取り出しご飯をよそう。
洗面所から出てきたので
「自分で食べる分よそって」
と言うと今度はトイレに消えた。
由衣が戻ってくるまで待ちいただきますをする。
「今日の予定は?」
「これ食べたらガラスケース買いに行ってそのあと友達とダンジョン行く」
「なんでガラスケース?…友達いたっけ?」
酷い言いようだな。
ポーチを由衣に渡す。
「なにこれ……ってルビーじゃない!?どうしたのこれ!」
やっぱ女性は宝石好きなのか?
「ダンジョンでゲットした。これから宝石は売らないで飾ろうかなって考えてる」
この家なにもないしね。
趣味にしようと思う。
「ナイス判断だわ。増えたらまたくるわね」
「…増えなくてもくるだろ」
「否定はしないけど…。私は今日も杏奈と潜るからこれ食べたら行くわね」
「おう、なら途中まで一緒だな」
ご飯を食べ服を着替えようとクローゼットを開けると…
「…なぁ。なんで由衣の洋服とか下着あんの?」
「そんなの毎回ここくるのに着替え持ってくるのめんどくさいからよ」
白と黒が多い。
大人になったな…。昔は熊さんだったのに。
というかこいつ人の許可って知ってるか?まぁ許すけども…。
「…じろじろ見ないでっ!」
「ああ、ごめん」
急いで自分の服を取り着替える。
由衣は洗面所に行った。
玄関を出て待つ。
すると隣からアイシャもちょうど出てきた。
「あっ…おはよう…ございます」
「おはよう、ダンジョン行くの?」
「はい…!千尋ちゃんと…由衣さんと杏奈さんと行きます」
うん。いつのまにか仲良くなってた。
「どうだった?なま由衣は?」
「もうっ…本当に可愛くって…っ!憧れから至上の存在に進化しました…!!」
なんかクネクネしてる。その扇情的なラインは釘付けになる。
ガチャ
今度はロリッ娘も出てきた。
「…お兄ちゃん、おはよ」
「うん。その呼び方やめようか?」
「…無理。この前認めた。断固拒否」
「もう由衣とは仲良くなったんだろ?俺を兄にする意味はない」
「…ちょー可愛かった!!キュン死しそう。……たしかにそう…」
「普通になぎって呼べよ」
「…わかった。なぎ…私も千尋って呼んで。ロリッ娘やだ」
「わかったよ。千尋」
そう言うと満足そうに頷いた。
「あっ!…ツブヤイターのフォローありがとうございます」
「由衣に言われて気づいてな。感謝は由衣にしてくれ」
「私がどうかした?」
ちょうど由衣が出てきた。
ファンの方達は見惚れて固まっています。
(こいつらダンジョン行って大丈夫か?)
そう思うのも仕方がない。
「あっ!そうだ!」
そう言うと携帯を取り出しカメラモードにした。
「昨日の約束よね?」
「…はい」
「…うん」
約束は知らないが由衣と写真を撮りたいとかそんなところだろう。
邪魔にならないように少し遠ざかる。
「なぎも入るのよ。じゃないと約束じゃないし」
「え?俺もか?2人もいいのか?」
「…はい」
「…うん」
照れているのだろうか。まぁ異性と写真撮るのって緊張するよな。
「はいチーズっ!」
パシャ!
撮り終わりエントランスに向かう。
「さっきのツブヤイターにあげるわよ?」
「ああ」
3人はダンジョン俺は雑貨屋に向かう。
来たはいいがあまり大きいものがなかった。
いくつか買って家でバラして組み立てようと思う。チューバーもこういうことしてたから見ながらやろう。
『おまえ奥崎なぎだよな?』
振り返るとヨーロッパの軍人みたいなダンディなおっさんがいた。
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