二十七話 グール?ゾンビ?汚物です
すごいぞ!!
日間ローファンタジー20位きってた!
嬉しい〜
評価つけてくださった方ありがとうございます(土下座)
「ねぇ、なぎ。ハンストと契約って本当なの?」
(今そこに触れんのかーい)
「本当だぞ。どうした?」
「ハンストって売り上げが世界一の会社だよね?」
「そうだぞ。俺以外にもあと2人いるらしいけどな」
「楽しみだね!」
「ああ。そしたら同じ時間に投稿しよう」
そう約束を交わした。
家についてから由衣は荷物を持って自分家に帰った。
「服は洗って返すね」
とのこと。
良かった。そのまま持ち去られるかと思った。
どうしてか久々に1人になった気分だ。
それほどあいつとの時間が濃かったのか。
(よし。抜くか)
帰ってきたらまずこれをしなきゃな。
世の男でやらないやつなんていない。
「やったことない」
とか言ってるやつでも絶対やってる。
騙されるな。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
事を終えお風呂に入ったあとハンストから詳細の手紙が来るということを思い出した。
ポストに確認しに行くと一枚の封筒が入っていた。
家に戻ろうとすると前を通っていたランドセルを背負った男の子がこけた。
「大丈夫か!」
近寄り見てみると膝がすりむけていた。
さらにはランドセルの中のものも全部出ているようで一緒に拾った。
(…なぜにビッグカツ?)
ランドセルの中から出てきたものが全てコンビニで30円ほどで売っているトンカツ味のお菓子だった。
全て拾い終わり聞いてみた。
「どうしてこんなのが入ってるんだ?」
「僕…食べることが大好きなんだ。勉強よりも好きなんだ!」
うん。好きなのはわかった。だが…。
「世の中にはな、カモフラージュという言葉があるんだ。そのお菓子だけだと怒られたりしないか?」
「うん。毎日怒られるよ。どうしてお兄さん知ってるの?」
「俺も小学生の時な。大好きな本だけを持って行ってたんだ。授業中もずっとその本を見てたんだ。だけど本を見てるのに怒られたんだ。でもな、教科書も一緒に持っていって机の上に壁を作るんだ。先生に見られないように。そうすればそのビッグカツも食えるぞ」
「お兄ちゃん天才だね!教科書も何冊か持っていくことにする!」
「ああ、あとは君の努力次第だ。がんばれ」
「うん!」
そう返事をして走って帰っていった。
なぜだろうか。子供に知識を与えるのが良い事をした気分になれる。
元々善人だがさらに善人度がアップした気がする。
まぁそんなことはさておき、この封筒だな。
宛名も俺だし。
帰って開けるか。
リビングに戻り封を切る。
そうすると二枚の紙がでてきた。
『奥崎 なぎ様。ハンストとのスポンサー契約に応じていただき誠にありがとうございます。契約の日程なのですが12月24日、クリスマスイブの日に新たにできたハンストの拠点がある渋谷に来ていただくことになります。お迎えを午後15時に向かわせます。もし都合が合わない場合こちらの電話番号まで連絡ください。 ハンストより』
1枚目はそのような定型文が書かれていた。
もう1枚はその日の日程やスポンサー契約の詳細が書かれている。
どうやら22日にハンストが契約する日を発表するみたいだ。
24日に俺ともう2人が相席し記者会見を行うようだ。俺たちは最後に一言言うだけらしい。
24日まであと4日だ。
明日からの3日間で30階層にいきたい。
(泊まり込みで行くか)
そう決め他の詳細にも目を通すが…
期間は不明とのこと。結果を残せなければ契約を切ると言うことだろう。
さらに下には契約金が書かれている。
年間3000万
「うん。意地でも結果残そう」
そう決めて明日の準備を始める。
翌日、携帯食料を多めにリュックに入れる。
今日から3日間ダンジョンに居候する。
◯ロ本も持って行きたかったが苦渋の選択の結果断念。
今の俺のステータスはこうだ。
奥崎 なぎ
職業???
Lv28
HP. 2800/2800
MP. 2800/2800
筋力 560
耐久 560
敏捷 560
器用 560
知力 560
ユニークスキル
『炎竜王』
派生スキル
炎弾Lv3
『雷帝』
派生スキル
雷弾Lv2
スキル
刀剣術Lv3
派生スキル
飛斬Lv2
斬鉄Lv2
居合Lv1
鑑定妨害Lv5
身体強化Lv2
気配探知Lv3
魔力探知Lv3
HP自動回復Lv1
MP自動回復Lv3
称号
殲滅者
スキルポイント140
前回の由衣との探索で1レベル上がった。
スキルも使い続けた結果いくつか上がっている。
「よしっ。行くか」
昨日と服は同じだ。
勘違いするな。ちゃんと洗った。
マスクはつけずに外に出る。
そういえば試したいことがあった。
「気配探知」
俺を中心に300mまで探知するが、
(やっぱり…。あきらかにストーカーみたいなのがいるな)
わかっていたことだが探知をしてみるとついてくる反応が4つある。
走って撒くか。
走り始めるとあっという間に範囲外まで来ることができた。
150mをあっという間に走りきってしまった。
ステータスのおかげでかなり強化されている。
今ならオリンピックでも優勝できそうだ。
電車に乗り川越を目指す。
その間に父さんと母さんにスポンサー契約のことと家を引っ越すかもしれないことを伝える。
父さんは海外にいるから帰ってくるのは正月だろう。母さんもたぶんその時期だと思う。
特にやることもないのでオークションを見る。
そうやって時間を潰し川越についた。
平日の朝ということもありダンジョン前にはあまり人がいない。
ダンジョンカードを提出しようと並ぶと後ろから声をかけられた。
「すみません、少しお時間よろしいでしょうか?」
振り向いた先には童顔の可愛らしい少女がいた。
ぺちゃ◯いチューバーのみかんだった。
「みかんさんですよね?動画参考にしました。ありがとうございます」
初対面であれど僕はあの動画に助けられた。お礼は言うべきだろう。
「そそそうなんですね!!こちらこそ笑顔をありがとうございますっ!? じゃなくって!えっと探してる人がいるんです。このゴブリンに追われてる動画の人なんですけど…」
(これは俗に言うあれではないか?---デジャブだ)
「昨日も同じこと聞かれたんですよ、不審者みたいな人に。すみませんが存じ上げないです」
昨日は不審者みたいなやつだったな。それに比べたら今日のみかんさんの方が目の保養になる。
「…もしかして昨日ペアルックでいた人ですか?」
「ん?そうですけど……!?もしかしなくても昨日の不審者ですか?」
たしかに身長も同じぐらいだった。
こんな声だった気がする。
「…不審者って思われてたんですね」
「すみません…。どうしてその人を探してるんですか?」
これはもっともな疑問だ。
どうして俺を探してるのか。
もしかして逢引きか?
嬉しいことだが今からダンジョンなんだ。ごめんよ。
「ゴブリンに追われる姿や異形のスライムとの鬼ごっこ…!!こんなのまさしくチューバーの鏡のような人じゃないですか!!一度会って弟子入りしたいんですっ!!」
そんな理由とは…。さてはこいつばかだな?
「一昨日きやがれ」
「え…?」
(やべ!)
「あー。その人のことは知らないので他をあたってください」
ここは逃走を選ぼう。
ダンジョンカードを提出する。
「3日ほど出てこないので帰ってこなくても気にしないでください」
そう告げダンジョンに入る。
《10階層、20階層に移動できます。移動しますか?》
(20階層に移動っと)
選択すると体が光に包まれた。
目を開けるとオーブがある。
「よし!今日も頑張るか!」
21階層に向かう。
するとそこは洞窟ではなく沼地のような場所になっていた。
地面もぬかるんでいて霧で視界も悪い。
気配探知と魔力探知を交互に使いながら進む。
すると何匹か反応があるが薄い。
どっちの探知でも薄く引っかかる。
少し近づいてみるが変わらない。
視界に入るぐらいに近づくが魔物がいない。
(どういうことだ?)
あきらかに今までの階層とは違う雰囲気にビビる。
もう少し反応のあった場所に近づくと地面がモゾモゾしだした。
出てきたのはグール?ゾンビ?だ。
アンデッドでいいか。
「こいつ地中にいたから反応が薄かったのか」
「がぁぁあうぅ」
「炎弾」
ぼおおおおおおおおおぉぉっ
全部燃えた。
アンデッドは火に弱いっていうの何かのドラマで見たけど本当だった。
「ごめんな。臭すぎて勝手に口が動いてた」
魔石を回収し移動する。
(なんか物足りないんだよな…。強くはなりたいけどここまで魔物が弱いのも違うんだよな…)
「これなら30階まで楽勝かもな」
泥沼を進んでいく。
途中木の根本に宝箱があった。
中身をみると青い宝石のついたネックレスが入っていた。
「おぉ!なんかダンジョンっぽい!お宝だ!」
ネックレスをリュックにしまい探知を使いながら移動する。
その後も発見した木の根本を見るようにしながら進んでいると宝箱を二回見つけた。
どちらも宝石だった。
これにはもうほくほく顔だ。
まだ探索されていない階層だとこんなにもお宝があるのか。
(たぶんこの沼地にも隠し通路とか隠し部屋はあるんだろうな)
今回の目的は30階層なので探すことはない。だが運良く見つかる場合もあるだろう。
その時はありがたくいただいていきます。
読んでいただきありがとうございます。
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よろしくお願いします。




