二十五話 初めては怖いの?
「ここがダンジョンね…」
「緊張するか?」
「少しね」
「大丈夫だ。取り敢えず2レベになるまでは僕が殺すからついてきて」
気配探知を発動するがかなりの反応があった。
これだけいるのは人だろう。
ゴブリンは狩り尽くされてそうだ。
「人が多くて魔物狩れないと思うから3階層ぐらいまで行こう」
「どうしてわかるの?」
由衣からしたら最もな疑問だろう。
「気配探知っていうスキルを使ってるんだ。今2レベだから僕を中心に半径100mまで探知できるんだ」
「便利なスキルね。私も欲しいわ」
「そうだな。由衣はレベル上げとそういった探知スキルだけ取ればいいと思う」
「そうするわ」
2階層に降りてきたが少し減ったぐらいでまだたくさんの反応があった。なので3階を目指す。
途中、目の前でゴブリンがリポップしたので炎弾で殺した。あきらかオーバーキルだがレベル上げのためだ。
3階層に降りるとだいぶ人が減った。
ここからは武器持ちがでるからだろう。
「よし。ここからは武器を持ったゴブリンが出るから気を付けてくれ」
「…わかったわ」
そわそわしている。緊張するのもわかるが…。
由衣の帽子を外し頭を撫でる。
「固くなりすぎてもだめだ。リラックスして」
「なっ!?ここダンジョンよ!ばかっ!」
「そうそう。そうやって罵倒するぐらいがいい」
「っ!? ……ありがと」
「さっそくお出ましだ。今から見本を見せるからよく見とけ。まず初めに相手を呼ぶ。ゴブリン!こっちこい! 」
「ええ」
「気づいて走ってきたゴブリンの頭を…っ!カッキーンっ!以上だ」
「ええ…。え?それだけ?」
「ああ。これだけだ。次やってみろ」
気配探知で探していく。1匹でいるのがだいたいゴブリンだ。人は複数でいる反応が多い。
「よし。見つけたぞ」
「わ、わかったわ。…こっちにきなさい!」
声に反応しゴブリンが走ってくる。
「ひぃっ!?」
「踏ん張れ!怖がるな!がんばれ!」
射程内に入り由衣がバッドを振り抜く。
ゴツンッ!
ゴブリンの頭は陥没し光になって消えた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「よくがんばった。少し休憩しよう」
相当怖かっただろう。
僕も初めての時は怖かった。ゲロ吐きそうになるぐらいには。
(やっぱり初めてはなんでも怖いんだ。僕の初めても怖いのかな?でも男性は気持ちいいっていうし…)
「もう大丈夫よ。ありがと」
思考を中断し
「よかった。今3匹倒したからレベル上がってると思うんだけど」
「ステータスオープン」
奥崎 由衣
職業 聖女
Lv2
HP. 200/200
MP. 200/200
筋力 40
耐久 40
敏捷 40
器用 40
知力 40
ユニークスキル
『女神の加護』
スキル
聖魔法
スキルポイント10
取得可能スキル
スキル
鑑定
気配探知
魔力探知
聖矢
「あがってるわっ!」
おおぅ。ジャンプすな。
釘付けになるだろ。
「取得可能スキル取れるの取っちゃおうか」
「そうね。鑑定と聖矢とっていい?またレベル上がったら探知系を取るわ」
奥崎 由衣
職業 聖女
Lv2
HP. 200/200
MP. 200/200
筋力 40
耐久 40
敏捷 40
器用 40
知力 40
ユニークスキル
『女神の加護』
スキル
鑑定Lv1
聖魔法
派生スキル
聖矢Lv1
スキルポイント0
取得可能スキル
スキル
気配探知
魔力探知
結果が見えると嬉しいよな。
「ゴブリンを見つけたら鑑定を使ってみてくれ」
「ええ!」
ゴブリンを見つけ鑑定してもらう。
「ゴブリンとレベルしかでないわ」
やっぱりか。
レベル1だと見える情報量が少ないみたいだ。
「由衣が倒すか?」
「ええ。慣れるっていう言い方変だけどこんな時代になったんだから頑張らないとね」
「そうか。ならこれから探知で見つけたのは全て由衣に任せる。自分のペースで進んでいいぞ」
それからは探知で見つけたのを由衣が倒すを繰り返した。
僕は暇だから炎弾を壁に撃ちながら進んだ。
4階に降りると複数の武器持ち相手で一度攻撃をくらいそうになったが『女神の加護』で由衣の周りにバリアが現れた。ゴブリンの攻撃をはじき由衣がとどめを刺した。
(これ僕いらなかったんじゃ…)
そう思わずにはいれない。
まぁどっちにしろ炎弾の強化はできてるわけだし、よしとしよう。
「あ!階段みっけ!降りてもいい?」
「大丈夫」
「よしっ! かかってきなさ…い?」
どうやらゴブリンがいないことに気づいたみたいだ。
「なぎ君!広いところに出たわよ!」
…どうやら広くて嬉しいみたいだ。
「5階層ごとにドーム型になってるみたいだよ。例外もあるけど…」
18階層。
思い出したら腹立ってきた。
炎弾を壁に何発も撃つ。
「そうなんだ。でもゴブリン1匹もいないのはなんで?」
「誰かが何かしたみたい。魔物が沸かないって支部で聞いた」
本当のこと言ってもいいが…説明めんどいのでパス。
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