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二十二話 かなり有名人みたい

 




 特にやることもなくツブヤイターを開くと



(!? なんだこれ!)


 なんとこの前ツイートした『ゴブリンと命がけの鬼ごっこ!』がいいね数25万、リツイート数18万と規格外の数字を叩き出していた。

 さらにはフォロワーも1万人ほど増えた。


 ゴブリン効果すげぇ!!

 一般人なのになぁ。はははは!



 気分が良く、新しく今日撮った動画も載せる。


 そうだな。


『スライムと命がけの鬼ごっこ!』


 でいいか。


 ツイートしツブヤイターを閉じる。


 家に着くまではオークションの内容や出品物を見て時間を潰した。





 とある掲示板では



 241名前:名無しのフリーター

 またえげつない動画アップされてるぞw

 (動画)


 242名前:名無しの剣士

 またこやつかw


 243名前:名無しの魔法士

 後ろのキモい動きのやつスライム?

 こんなスライム見たことねえよw


 244名前:名無しのゴリラ

 まじでおもろいw

 こいつの立場だったら間違いなく漏らしてる。


 245名前:名無しの社員

 こわい夢に出てきそう


 246名前:名無しの弓士

 走ってる速度速いような…。


 247名前:名無しの猫愛好家

 前の動画も見たが何故動画を撮るww


 248名前:名無しのチーター

 こいつ頭ぶっ飛んでんじゃね?


 249名前:名無しの賢者

 ぶっ飛んでても間違いなく最強探索者の一角。


 250名前:名無しの短剣使い

 それなw

 成長が楽しみw


 251名前:名無しの無職

 こいつの顔が見てみたいわw


 251名前:名無しのjk

 まじそれw

 イケメンだったりして


 252名前:名無しのオタク

 頭おかしくてイケメンとかw

 友達に欲しいわw


 253名前:名無しの観戦者

 ていうか誰も触れないけど、これ逃げれる自信あるやついる?


 254名前:名無しの剣士

 俺なら楽勝(小並感)


 255名前:名無しのみかん

 絶対無理ですね(gkbr)


 256名前:名無しの子

『スライムと命がけの鬼ごっこ!』

 っていうのがまたw 味を出してる。


 257名前:名無しの門番

 だれかこいつの名前だけでもいい教えてくれ


 258名前:名無しの槍士

 名前は知らんが埼玉住みみたいだぞ。

 過去ツイにあった。


 259名前:名無しのみかん

 何かわかったら私のツブヤイターに連絡ください

『http〜〜……』


 260名前:名無しのナイスガイ

 みかんちゃん了解






 家についてからの行動は速い。

 まず初めに秘蔵コレクションを宝箱ごと庭に埋める。何かあった時用に父さんと一緒に掘った穴だ。上から土をかぶせカモフラージュをする。


 よしっ。これで大丈夫。


 お風呂に入り出たあとスマホがなっていた。


「はい」


「由衣だけど、今から家行くね」


 といって切られた。


「……は?」


 ピンポーン!


 モニターを覗くと由衣がいた。



「…当店、夜の営業はしておりません。お引き取りください」


「早く…あ・け・て(ハート)」


「はぁ…。今行く」


 こいつには逆らえない。いくら隠したといっても見つける可能性もある。

 あまり怒らせない方がいいだろう。


 外に出て門を開ける。


「遅いわよ!今12月よ!凍えちゃうじゃない」


「左様でございますか」


 リビングに入るとまるで自分の家かのように絨毯の上で寛ぎ始めた。

 僕はソファーに座る。


「今日疲れたのよね。マッサージしてぇー」


「やだよ。僕だってさっきダンジョンから帰ってきたばっかなんだ」


 由衣が立ち上がり僕の隣に腰を下ろした。


「これみたわよ?あんたダンジョンに何しにいってるの?鬼ごっこ?」


「聞き捨てならないな…! 由衣だって行けばわかる。どれだけ過酷か」


 本当にドーム型はたちが悪い。


(あのデカスラいつか倒すっ!)


 決意を固めていると


 すんすんすんすん


 と匂いを嗅いできた。


「お風呂入ったの?私も入ってきていい?」


「入ったよ。由衣は(すんすん) ちょっと芳しい匂いがするね。女性の汗の匂いっていいな!」


「ちょっ!嗅がないでっ! もうっ!」


 そう言って脱衣所に消えてった。


 これは僕の新しい性癖か!?

 まさか匂いフェチなのか!?

 まぁ冗談だけど。

 従姉妹に興奮はしないだろ。兄妹みたいなものだし。


 スマホを数十分いじり、飽きたのでテレビをつけてみると特番で人気探索者ランキングなるものがやっていた。

 視聴者が投票するのだろう。


 ほとんどがダンジョンチューバーか芸能人で埋まっている。

 出てないのは上位5位までだ。



 5位が発表されたがなんとぺちゃ◯いチューバーのみかんちゃんだった。


「結構人気なんだなぁ」


 次に4位が発表されたが知らないチューバーだ。

 男に興味はない。


 次はよ。


 3位が発表されたがこれまたビックリ。


『3位にランクインしたのは次世代を背負うモデルの奥崎 由衣さんです!』


 と発表があった。



 あいつまだ潜ってないだろ。

 文句を言おうと脱衣所の扉を開けると、生まれたまんまの姿の由衣が立っていた。



「…!?」


「きゃ、きゃぁぁぁぁっ!!!!」


「違うでしょ! それ私のセリフだからっ!」



 バンっ!!


 扉が勢いよく閉められた。


「ごめん。あまりにも綺麗だったからつい僕が恥ずかしくなっちゃったんだ。ほんとごめん…。いやごめんじゃないな。眼福でした。ありがとうございます!」



 実際、お世辞抜きでも由衣は超可愛い。

 さっき次世代を背負うモデルって言ってたけどこいつがいるだけで他の人に仕事が行かないと思う。身長も164とそれなりにありスタイルも抜群何より笑った顔がめちゃくちゃ可愛いのだ。

 テレビのMCや出演者も見惚れるぐらいには。



 そんな子の裸が見れたのだ。謝らずにお礼を言うのは普通のことだ。


「なぎ君…」


「どうした?」


「私の荷物持ってきて…」


 ああ。脱衣所に何も持ってかなかったもんな。


 リビングに移動してキャリーバッグを転がし脱衣所に戻る。


「ほらよ」


「ありがと…」



 僕はリビングに戻り再びテレビを見る。


 由衣に何言おうとしたかなんて裸に上書きされて覚えてない。


 2位の発表はもうすんでるみたいだ。


 名前は橋本 杏奈。

 アイドルから芸能界デビューした超絶美少女だ。

 年齢は一つ上の18歳。


 顔は可愛いがスタイルがな…。18でこの山二つは成長が無いに等しいだろう。

 うん。タイプではない。


「杏奈じゃない。人気2位なんてやるわね」


 モコモコに着替えた由衣が戻ってきた。


「水も滴るいい女って感じだね」


「…そんなこと言ったって何も出ないわよ」



(やばい照れた由衣もかわいいっ!)



 これ以上言うと怒りそうだからこの辺にして。



「橋本 杏奈とは知り合いなの?」


 と聞いてみる。


「ええ。中学3年生の時からの親友よ」


 まさかそこまでの関係とは。 全然知らなかった。


「知らなかったって顔ね。私のSNS見てればわかるんだけどね。 フォローしたげよっか?」



「やめてくれ…。殺される」


「冗談よ。私てっきり杏奈が1位だと思ってたのに。誰が1位なんだろ?」


「この番組知ってるのか?」


「出演オファーが来たのよ。断ったけどね」


 あれ。これ生放送だよな?


「…おまえ断っといてうちに来たのかよ…」


 とんだじゃじゃ馬だった。


「い、いいじゃない別にっ!疲れてるのよこっちだって」


「まぁそうだな。誰が出ることになったんだ?」


「杏奈よ」


 ほうほう。親友に押し付けたわけか。


『それでは1位の発表をします』


「お。ようやくだな」



『1位は…………この動画の人です!』



 司会がそういうとゴブリンに追われる僕の動画が流れる。


「……まじか」


「……まじみたいね」



 次は今日ツイートしたばかりのデカスラに追われる動画。



「……まじか」



「……まじね」



 司会が動画のことを詳しく説明しているが恥ずかしくなってテレビを消す。


 強くて目立つならいいけど。

 変な目立ち方はしたくない。

 これも全てはドーム型のせいだ。駆逐してやる。






読んでいただきありがとうございます。


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よろしくお願いします。

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