十五話 ボスは呆気ない
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5階層に戻りステータスを表示する。
「ステータスオープン」
奥崎 なぎ
職業???
Lv14
HP. 1400/1400
MP. 1400/1400
筋力 280
耐久 280
敏捷 280
器用 280
知力 280
ユニークスキル
『炎竜王』
『雷帝』
スキル
刀剣術Lv3
派生スキル
飛斬Lv2
斬鉄Lv1
居合Lv1
鑑定妨害Lv5
身体強化Lv1
気配探知Lv1
魔力探知Lv1
称号
殲滅者
スキルポイント90
取得可能スキル
ユニーク
炎弾
炎矢
雷弾
雷矢
スキル
HP自動回復
MP自動回復
取得可能スキルで遠距離だと思うスキルはユニークしか存在しない。
「まいったな…。ポイント30消費はなぁ」
まず普通のスキルの二つは魅力的な名前だし先に取るか。
奥崎 なぎ
職業???
Lv14
HP. 1400/1400
MP. 1400/1400
筋力 280
耐久 280
敏捷 280
器用 280
知力 280
ユニークスキル
『炎竜王』
『雷帝』
スキル
刀剣術Lv3
派生スキル
飛斬Lv2
斬鉄Lv1
居合Lv1
鑑定妨害Lv5
身体強化Lv1
気配探知Lv1
魔力探知Lv1
HP自動回復Lv1
MP自動回復Lv1
称号
殲滅者
スキルポイント60
取得可能スキル
ユニーク
炎弾
炎矢
雷弾
雷矢
『HP自動回復』
1分に1HPを回復する。
『MP自動回復』
1分に1MPを回復する。
名前の通りみたいだ。
回復量は少ないけど…。
「よしっ!悩んでいても仕方ないし炎弾と雷弾を取るか。 男なら大胆にいこう」
スキルポイント60を消費して『炎弾』と『雷弾』を取る。
『炎弾』
炎の弾を発生させ飛ばすことができる。
消費MP10
『雷弾』
雷の弾を発生させ飛ばすことができる。
消費MP10
「1度試してみよう」
ダンジョンの壁に向かって炎弾を発動する。
「炎弾」
すると手のひらに轟々と燃える炎の弾が現れた。
「熱くはないけどこれどうしたらいいんだ?」
投げる動作をしてみるが離れない。
壁に当たるイメージをしてみると
バシュッ!!
という音を立てて壁に突き刺さった。
あれ…。こういうのってテンプレで壁は壊せないとか強硬になってるとかじゃ…。
なぜ突き刺さっているんだ炎弾。
その少し横の壁に雷弾を発動し壁に当たるイメージをする。
バシュッ!!
うん。結果は同じだったよ。
燃えてるか放電してるかの違い。
でもこれがあれば大抵の時は倒せるのではないだろうか。
確認もできたし6階層に戻ろう。
魔力探知を使おうと思い階段を降りようとすると下に1匹のゴブリンが見えた。
階段上から炎弾を発動してみる。
「炎弾」
(ゴブリンに突き刺され!)
心の中で叫ぶ。
すると手のひらから炎弾が飛んでいきゴブリンの胸に刺さる。
「グギャイ!?」
攻撃に気づいたようだが遅い。
ゴブリンの身体は刺さった箇所から炎が広がり簡単に絶命した。
「…。このスキル強くない…?」
Lv1でこの威力。
飛斬とは大違いだ。
これが魔法によるものなのか、『炎竜王』によるものなのかわからないが、近いうちに確認したほうがいいだろう。
魔力探知を使いながら進む。
反応がありゴブリンか確かめてから雷弾を使う。
「雷弾」
ゴブリンに突き刺さる。
「グギャギャ!?」
どうやら雷弾では身体が麻痺するみたいだ。
ゴブリンは立っていることができずその場に倒れる。こうなっては格好の獲物だ。
頭をバッドで潰して魔石を回収する。
使い勝手がわかれるスキルのようだ。
愚鈍な魔物には炎弾で対処し素早いやつや捕まえたい時には雷弾。
いい組み合わせなのではないだろうか。
早く10階層に行きたいため今日は炎弾とバットでいこう。
そう決めてからの僕の行動は速かった。
通る道にいるゴブリンだけを殺しながら階段を探した。階段を見つけ7階層に降りてからもそれは変わらない。宝箱などが時折あるみたいだが探さずに階段へ直行。
これを8階9階でも繰り返した。出てくる魔物もゴブリンだけで魔法使いと武器持ちが同時に出てくるぐらいの変化しかなかった。
とうとう10階層への扉を見つけた。ボス部屋だ。
階段ではなく重厚な扉になっている。
ここまで4時間ほどだろうか。時刻も正午をまわっている。
扉の前で少し休憩し呼吸を整えてから扉に力を入れる。
すると大きく重厚な見た目の扉が嘘のように軽く開いた。
中に入るとドーム型のフィールドになっている。
その真ん中に大きめのゴブリンが佇んでいた。
体長2m強といったところか。50mほど離れたこの位置からでも見える。これもステータスのおかげなのだろう。
片手に大剣を持っている。
あれで潰すつもりなのか、斬るつもりなのか。
「…まぁ、近寄らないんだけどね。 雷弾」
ゴブリンの頭目掛けて飛んでいく。
ガキィィンッ!!
大剣で防がれた。
「…。てっきり食らってくれるのかと思ったよ」
ここまでのゴブリン共は避けない防がないの猪突猛進タイプだった。
そいつらのボスだから脳筋だと思っていたが違ったようだ。
でも僕の目はしっかりそれを捉えている。
半ばから折れてしまった大剣を。
「炎弾!」
炎弾をゴブボス目掛けて飛ばしていく。
「ちぃっ!この距離だといくら速くても避けられるか」
身体強化を発動しゴブボス目掛けて走る。
10mのところで炎弾と雷弾を発動し炎弾を撃ち避けたところに雷弾を撃つ。
「グガァァァァァ!!」
どうやらどっちも当たったみたいだ。
痺れて動けず炎に飲み込まれていき光となって消えた。
ゴブボスの後には2センチほどの魔石と茶色い宝箱
があった。
「おっ!初宝箱!!」
宝箱っていいよね。ガチャみたいでドキドキする。
僕の部屋にも宝箱があって、そこにお気に入りのエ◯本を保管してるんだ。 1度由衣に開けられたことがあってそれ以降は鍵つきにしたんだ。たしか小学四年生の時かな。
「な、なにこれっ!?」って言って気絶しちゃったんだよね。ウブだなぁ。
おっと。昔のことはいいんだ。宝箱を開けよう。
魔石を回収し宝箱を開ける。
入っていたのは緑色の液体が入った瓶だ。
5個入ってる。
なんだろう? 媚薬かな?
わからないけど宝箱から出たんだしそれなりのものだと期待する。
帰ってから支部で調べてもらおう。
ボス部屋を進むとこちらにも扉があった。
扉を開け入ると部屋の真ん中に光った丸いオーブが浮いていた。
触れてみると
《条件を達成しました。地上へ帰還することができます。帰還しますか?》
と出た。条件はボスの討伐だろう。これで出ることができるんだろう。
帰還すると唱える。
すると僕の身体が光に包まれ気が付いたらダンジョン前の広場にいた。