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魔法適性

「これどこに向かっているんだ?」

「え?知らないわよ。ファイアーボール!」


火球は二足歩行のトカゲに当たってトカゲは地に倒れ伏した。


「知らないって…適当に歩いてたのかよ!」

「とりあえず適当に歩いてたら町とかあるんじゃない?サンダーレイン!」


稲妻の雨が巨大な蜂の魔物数匹に降り注ぎ、黒焦げにする。


「ピリスさんは妖精でいらっしゃるんだろ?妖精的な力でなんとかなんないのかよ!」

「この体に定着してからは妖精の力がほとんど制限されてるのよ!今は魔法が使えるただの、があどれいるよ!アースランス!!」


無数の土の槍がゴブリン達に突き刺さる。ゴブリンは血を流して絶命した。


俺たちはこんな風にサクサクと魔物を倒しながら(ピリスが)、リール平原を進んでいた。




トカゲ肉を昼食にしながら、俺はピリスに話しかけた


「なあ、そろそろ俺にも魔法を教えてくれよ」

「そうね。そういう約束だったわね」


俺が独り立ちするにあたってピリスには魔法を教えてもらうことになっていた。


「火、雷、土の系統は主に日常生活や攻撃・防御に使われるわ。風の系統は、身体能力の向上。水の系統は傷を癒す魔法。闇魔法は人の心を操るものよ」

「それで、なんの魔法が出来そう?」

「そんなの俺が分かるわけないだろ」

「今まで、私が魔物を倒しているのを見たでしょ。あの中で何の魔法が一番できそうだった?魔法って感覚的なものなのよ」

「うーん……特に無いかなぁ」


「無い?そんな訳ないんだけど…魔法を見ればこうビビって来るものがあってそれが適性魔法のはずなのよ。水魔法も死んだゴブリンの傷を直してみせたし……とっくに全属性見せてるから何かあるはずなんだけど」

「もしかして、魔法使えない?」

「も、物は試しよまずはファイアーボールから練習しましょう!」

「お、おう」



「テツは素人だから詠唱なしじゃ魔法は使えないわ。詠唱さえ言えば適性があればあとはイメージするだけ。ファイアーボールは」


「火の神の力をこの身に、ファイアーボール」


ガードレールから火球が飛び出す。


「よし。ひ、火の神の力をこの身に、ファイアーボール」

頭の中でボールをイメージしながら魔法を唱えた。


バレーボール大の火球がまっすぐ飛んでいき、木に当たって弾けた。


「良かったわね!火の適性ありよ!しかもかなり強いわね」


元の世界のみんなにも見せてやりたい。俺の火球を。

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