2/12
再会
著作権は放棄していませんのでご注意ください。
「見つけた。」
淡いピンクの花びらが舞い散る中、やっと見つけた。
ずっと探していた君。
髪の色も。
肌の色も。
瞳の色さえ変わってしまったけれど。
全てを包み込む清らかな水のような雰囲気。
それだけは変わらない。
「おいっ、和葉、あの子めっちゃ可愛くね?
俺、声かけてこよっかな〜?」
高校からの友人の晶が指さした先には「君」がいた。
「そうだな。あの子も新入生っぽいし。誘って皆でカフェテリアでも行くか?」
「やった〜っ、珍しいな、和葉が許してくれるとは思わなかったぜ。」
晶の返事につい苦笑してしまった。
俺の許可なんてなくても言い出したら聞かないくせに。
喜びながら「君」へと近づく晶を追うように「君」へと近づく。
あぁ、ちょっと困った顔してるなぁ(苦笑)。
「こんにちは。ごめんね、こいつが急に。
君も新入生だよね?
俺は和葉。で、こっちの軽そうなのが明。
今からカフェテリア行こうかって話してたんだ。
良かったら君も行かない?」
「お誘いありがと。
私は雪。
和葉くんと晶くんね、よろしく。」
にっこりと柔らかな笑顔は変わっていない。
一体どのくらい経ったのだろう。
「君」がいなくなってから、ずっと探し続けていた。
魂までも変わってしまっていたらと不安だった。
だが、それは杞憂だったようだ。




