猫ちゃんを讃えよ
掲載日:2026/02/05
その気高き生き様
声を低く、心を高く。
猫ちゃんを讃えよ。
気まぐれという名の叡智を持ち、
昼下がりを王座に変える存在を。
彼らは時間を溶かし、
箱を城とし、
何もしていないのに世界の中心にいる。
呼べば来ない。
来たときは理由を教えない。
その不可解さこそが、秩序。
柔らかな毛並みは倫理を無効化し、
小さなゴロゴロは思考を停止させる。
人類はそれを「癒し」と呼ぶが、
実際は降伏である。
讃えよ、
キーボードの上に座る監督官を。
原稿の進捗を噛み砕く編集長を。
そして覚えておこう。
物語を書いているつもりでも、
猫が許した分しか、書けていないのだと。
以上、礼拝終了。
撫でよ。




