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隣の景色  作者: のゆ
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23話 見逃した違和感(蒼真)

 バイト帰りに(れん)の家に来た。

 いつも通り、一緒にテレビ見たり、他愛ない話をしたり。


 ……している、はずなんだけど。

 なんとなく、いつもより静かだ。

 

 漣が絵を描いてないからか……?

 テレビの音だけがやけに部屋に響いて、会話が続かない……。

 

「そういえばさー」

 

「…………」


 返事がない。

 漣はテレビでもスマホでもなく、何もない一点をぼんやり見つめていた。

 

「漣……?」

 目の前で手を振ってみる。

「れーん!」

 

 一瞬、間があって。

 意識が戻ったように、ゆっくり視線が動く。


「……ごめん。なんだっけ」


 少し遅い返事。

 視線もぼんやりしている。

 試験期間が終わったばっかだし、疲れてるのかな。


 何気なく聞いてみる。


「漣、この映画観に行かない?」

 

「……あ、うん……いいと思う」

 

 そう言ってから、漣が目を閉じて深呼吸をする。


 なんだろう。すごく疲れてるみたいだ。

 今日は早めに切り上げて帰ったほうがよさそうだな。


 そう思って、帰ることを伝えると漣は玄関まで見送ってくれた。

 

 ドアの前。

「じゃあ、また明日!」

「……うん。また明日」


 やっぱり元気がないような……。気にしすぎか。

 でも、まぁ疲れているだけだよな。


 いつもと少し違う漣の様子が気になったけれど、深く考えなかった。

 きっと大丈夫だろう、と思った。

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