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はじめて会った父の優しさ

第二話


私も小学生になりました。

あいうえお、が書けません。

たし算もできません。

音読の時には私に順番が来ないことを考えておりました。

勉強は、できませんでしたが体育だけは自信がありました。

ようやく学校にもなれて来ましたが弟も小学生になる頃に同じ仙台市内に引っ越しです。

新しい学校では、施設から通う子もおりました。

私は施設から通う子と仲良くなりクリスマス会によばれました。

友達が私に言いました。

施設の先生をお母さんと呼ばなきゃならない、クリスマス料理も冷たくてマズいよと言われました。

私はお金もない家庭に生まれましたが、母、兄弟が一緒に住んでるだけで幸せと思う気持ちに変わったのかもしれません。

私が子供の頃に良く見てましたテレビで暴れはっちゃくと言う番組がありました。

私と同じだと思いました。

勉強は、できないけど運動はできる、誰にでも向かう負けず嫌いの気持ちです。

私も自然とその様な気持ち行動に変わりました。

家にあったキャッチャーミット、野球ボールで暇があれば壁にボールを投げて1人遊びです。

プラスチックのバットを握りしめて1人野球遊びです。

学校に行けば少年野球チームに入ってる友達がたくさん居ました。

私は母に野球チームに入りたいと伝えました。

母の一言、うちにはお金がない!

1人野球遊びしたり近くの川に魚をつかめえにアミを持ち1人遊びです。

でも学校ではリーダー的の立場になりました。

理由は、分かりません。

こんな日を過ごしていると居なくなった父が帰って来ました。

なぜ帰って来たのかは今でも分かりません。

次の日には父が帰るとの事で仙台駅のエンドーチェーン(デパート)の屋上で家族で食事をしました。

産まれてはじめて会う父、弟も同じです。

東北新幹線ホームまで父を見送りました。

弟は泣きながら新幹線を追いかけます。

また同じ生活がはじまります。

1人野球遊びです。

どうしても野球チームに入りたく母に野球チームに入りたいと泣きながら言いました。

母は父に電話してくれました。

私と父が電話で話しました。

野球チームに入りたい。

グローブ、バット、スパイク、ユニフォームなどを買うお金がないと母が言ってると伝えました。

数週間後に母から突然野球チームに入っていいよと言われました。

ここから私の野球人生が始まりました。

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