お坊さん
お坊さん
近所のお坊さんは、
葬式に遅れそうだと、
車間を、かなり、詰めてくる。
でも。
何故か、
お坊さんに対する、
尊敬の念が、
むかしから、ある。
子供のころ読んだ、
むかし話。
旅人を、
追いかけてきた鬼婆を、
小さくして、
餅にくるんで、
食べてしまうお坊さんが、
なんだか、すごいと、思った。
今思うと、
ちょっと、切ない。
ある意味、
鬼婆は、純粋。
助けるためとはいえ、
そこにつけこんで、
お坊さんは、
うまく言いくるめて、
小さくさせた。
わりと、腹黒い。
わたしが、かわりに、
食われるから。
あのひとは、助けてやりなさい。
小僧よ。
寺を、頼む。
そんなかんじなら、
村人の感動を呼び、
石碑とか、たててもらえたんじゃ、
ないでしょうか。