356聖地ダンジョン。
「おはよう、ルアン今日は艶々だね。いい事、あったんだ。」
「うるさいわね、あんたとは違うわよ。赤ちゃん、いるんだし。」
「ふ~ん、アキトルアンは置いていきなよ。」
「なんでよ、私聖魔術師なのよ。あんたより、よっぽど役にたつわよ。」
「イヤイヤ、聖魔術師なら最凶のミーママがいるし。カーミママだって、光魔術のカリスマだし。キャラ被りなのよ、ルアンは。それに、身重なんだから。」
「まこだって、アキトやダスティとキャラ被ってるじゃない。剣士が三人もいたって、アンテッドには有用じゃないわ。」
「アキトは、盾役だから。ダスティも、斥候だし。メインは、ボクなのだよ。それに、ボク死霊魔術師でもあるんだよ。」
「気持ち悪いわね、あんた。聖母が死霊魔術師なんて、掟破りも甚だしいわ。もしかして、あんたもアンテッドなんじゃないの?」
「そんなに物騒なもの、向けないでよ。浄化されたら、どうすんのさ。」
「ほら、やっぱり。」
「ルアン、ここに居てくれよ。」
「アキト、私って足手まとい?」
「そうじゃないけど、今は無理して欲しくないんだ。ただでさえ、過剰戦力なんだ。モエちゃんをしかっりと、抑えていてくれ。」
「アキト、絶対無事に帰って来る?帰って来たら、アニス湖に連れて行ってくれる?」
「あぁ、必ず。どこでも、好きな所連れて行ってあげるよ。」
「見せつけてくれちゃって、じゃあ行こうか。」
「ダスティ、先行して。アキトは、なるべくゴーレムを引きつけて。カーミママは、アンテッドをお願い。ミーママは、回復と支援ね。」
[ダーク・ストーム!]
入り口を固めていた、ゴーレムとアンテッドが粉々にはじけ飛んだ。
「さすが、お師匠様。どんどん、行きましょう。」
ダスティが、中に入って行く。
アキトが、ミスリルの盾を持って続く。
「うわぁー、入り口にリッチがいるなんてどうなってんだよー!」
「ダスティが、半ベソで戻って来た。」
「カーミママ、お願い。」
「あいよ!」
[ライトニング・アース!]
地面が光輝いて、アンテッドの群れが消えて行く。
「ダスティ、紛れてたゴーレムが来るよ。打ち漏らしは、アキトお願い。」
「まこ、凄いわね。あなた、指揮能力も高いのね。」
「ミーママ、アキトに回復を。ダスティ、聖剣に頼るな。得意の双剣で、戦いな。」
ダスティの動きが、格段に良くなる。
アキトも、剣聖の技を使い出した。
[無双剣!無双剣!]
「まこ、ここは制圧したわよ。下に、潜りましょ。」
「ダスティ、ポーション飲んで。下を見てきて。」
「アキト、今のうちに治療しましょう。」
[ヒール!]
「すいません、母さん。」
「ミーママ、ヒールだけで止血するんだ。これじゃ、この世界に医者はいらないわ。」
「母さんは、特別だよ。攻撃魔術を捨てて、聖魔術師に特化したんだから。」
「何で、それだけ魔力があれば攻撃魔術も相当だったでしょ?」
「魔王だったタカトに、トドメを刺しちゃったのよ。生き返らせるのに、必死でね。」
「それで、お父さんミーママに頭が上がらないんだ。」
「アキト、来てくれ~。まこも、一緒に。」
「どうしたの?」
「この下は、ゴーレムしかいない。しかも、ミスリルゴーレムだ。硬いから、皇后様と長官は、安全地帯にいてください。」
「母上カミロ姉さん、安全地帯まで案内します。まこ姉ぇ、バックアタックを警戒して。」
「アキトも、総司令官か。船頭が多いな、この船は。」
「大丈夫だよ、カーミママ。個々がしかっりしてるから、絶対上手く行く。」
「じゃあ、行って来ます。母上、結界をしっかり。カミロ姉さん、よろしくお願いします。」
「うひょー、狩り放題だぜ!」
「ダスティ、一人で深追いしちゃダメだよ。」
「うぁー、ガキン!なんだよ、この硬ぇのは?」
「まこ姉ぇ、あれってオリハルコンじゃ無いですか?あれじゃ、高位冒険者も歯が立たない訳だ。」
「聖剣の出番だよ、アキトも希人から貰ったのあるでしょ。」
[召喚・マッドドール!]
泥のゴーレムが、オリハルコンゴーレムに纏わり付く。
「まこ、感謝するぜ。おらぁ、これで俺も億万長者だ。トレンに、プロポーズするぜ!」
「全く、ダスティはどっかの世紀末野郎なの。フラグ回収しないと、痛い目みるよ。」
「まこ姉ぇ、退って!レイスが、湧いて来た!」
「アキト、ダスティ、退いて!」
[ダーク・ストリング!]
プチッ、ブチッ!
数多のレイスが、跡形も無く潰れていく。
「おい、まこ。お前、魔術どんだけ使えるんだ。剣士じゃねえのかよ?」
「魔法少女、まこリン参上!」
ダスティもまこ姉ぇも、色々残念だな。
「何よ、アキト。ダスティ、インゴット全部回収して。」
「又、こき使いやがって。」
「マジカルコンテナ、持ってるでしょ。アキト、ミーママとカーミママ迎えに行って。次の安全地帯で、ご飯休憩にしましょう。」




