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342大人様ランチ。

 「晴明、料理取り替えて。」


 「何でだよ、自分の食えよ。」


 「ボクの、旗立ってないもん。いいから、寄越せや。」


 「マコ、又晴明と喧嘩しているの?今度は、何?」


 「あっ、フレアスお姉ちゃん。ボクの、普通の料理なの。お子様ランチが、いいのに。」

  

 「晴明は、まだ五歳なのよ。マコは、もう成人した大人でしょ。」


 「イヤだもん、ボクも旗立ってるのがいいもん。」


 「ほら、マコ。あたちのと、取り替えてあげるから。」


 「いいのマイカ、ありがちょ。」


 「いい訳、ないでしょ!マコ、先あれほど言ったのにまだわからないの!」


 「何?お子様が、お子様ランチ食べて何が悪いのさ。マイカは、ボクのお姉ちゃんだからいいんだよ。」


 「そうね、マコは食事抜きね。マイカは、ちゃんとしたお子様。あんたは、駄目な大人ね。マレト、ちょっと来なさい。」


 「何だ、フレアス。」


 「しばらく、マコを預かるわね。一緒に、シベリアに連れて行くから。」


 「それは、何でだ。」


 「ここにいたら、あんたが甘やかすからでしょ!」


 「イヤ、パパ行きたくない!」


 「そうだな、俺もちゃんと躾けるから。」


 「はぁ、あんたには無理!増して、美世さん夏世さんはもっと無理でしょう。」


 「マイカお姉ちゃん、助けて。お子様ランチ、取り上げないから。」


 「あたちの言う事、何も聞かないでしょ。マコ、モエのこの先ちゃんと考えてる?」


 「モエはね、ずっとボクと仲良しさん。」


 「よろしくお願いします、フレアスお姉ちゃん!」


 「はい、決まりね。モエ、寂しくなるけどガマンしてね。」


 「ママ、頑張るの。モエはね、ミーママとカヨママがいるの。」


 「ガーン、モエはボクの娘なのに…。」


 「あっ、フレアス。飛行機、駄目だろ。フェリーで、連れて行ってもらえよ。遅くなっても、大丈夫だろう。吾郎さん、その間ゼレさんを新喜劇に連れて行ったら。」


 「そうだな、先輩もいかがですか?戻ったら、しばらく公務から離れられないでしょ。」


 「あぁ、そうするよ。小町ちゃん、サインこれに買いてくれる。」


 「はい、ホンによろしいのどすか?」


 「あぁ、家宝にするよ。」


 「晴様、マコちゃんは晴様にホの字なのどすか?」


 「はぁ、何でそうなる。不倶戴天の、敵だよ。あいつの魔力は、闇の力だ。居るだけで、こっちが消耗する。」


 「何よ、そっちが勝手に人の魔力を書き換えたんじゃない!」


 「まぁまぁ、同じ穴の狢なんだから協力しなさい。」


 【フン!】


 「瑠亜、叶さん達は?」


 「野口と一緒に、先に施設に戻ったよ。」


 「そうだな、親子水入らずになりたいよな。郁恵さんに、ドンさんから土産があるんだけど。」


 「先生は、施設に残ってるよ。ノンアルコールの清酒の開発が、したいんだって。」


 「さよか、秋人少し瑠亜に孝行してやれよ。お前も、親になるんだ。」


 「兄さん、先立つ物があれば尚いいんだけど。」


 「全く、しょうがないな。」


 「マレト君、秋人に甘いわね。私には?」


 「ラリーネさんは、吾郎さんがいるでしょ。進藤家は、油断も隙も無いですね。」


 「じゃあ食べ終わったみたいだから、施設に行きましょう。」


 「イワノフさん、全員乗れるのか?」


 「大丈夫、空港のリムジンバスだから余裕だよ。」


 みんなで、赤穂の山あいにある施設に向かう。


 「小町、すごく楽しい所なんだぜ。」


 「ワクワクします、晴様。」


 「ねぇ、小町ちゃん。このボンクラのどこがいいの?」


 「頭から爪先まで全てですわ、お母様。」


 「大丈夫、小町ちゃん?」


 「夏世、あんただけだよ。晴明の凄さに、気づいていないの。」


 「さすが美世ちゃん、わかってるね。」

 

 「ンフフ、小遣いちょうだい晴明。」


 「ちゃっかりしてんな、美世ちゃん。とりあえず、これだけね。」


 「わっ、ブラックカードじゃない!いつの間に、作ったの。ありがとうね、晴。」


 「おい、実の母親には?」


 「そう言うと思って、用意したよ。」


 「ンホー、さすが我が息子。小町ちゃん、晴明の事大事にしたってね。」


 「はい、お母様!」


 「景気いいな、晴明は。」


 「お義父さん、あの子は特別ですよ。あの年で、堺の商人並みのスキル持っていますから。軒並み、海外の株式はあいつが動かしていますから。」


 「秋人兄ちゃん、何で知ってるん?」


 「この間、サウスグローバルの首脳達から安倍晴明様に良しなにって軒並み言われてな。」


 「あちゃー、父ちゃんにバレない様にやってたのに。」


 「そう言えば、ビリー君と鷹人さんは帰っておらんのか。」


 「もう支援も落ち着く頃ですから、そろそろ帰って来ると思いますよ。私達も、帰って来たらシベリアに行く予定なので。」


 「あっ、イワノフ、フレアス結婚おめでとう。これは、向こうの世界でナジロ王室に引き継がれたブレスレットだ。田老師から、預かって来たよ。」


 「ありがとうございます、フレアスつけてくれるかい?」


 「ありがとう、マレト…。」


 「正式なお祝いは、レイナックさんとミーナさんが帰ってからな。」


 「みんな、乗りましたか?マコト、晴明と仲良くしろよ。」


 「わかってるよ、パパ。」


 本当かね、何でこの子が一番わがままなんだよ。

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