328入籍。
マコ達が行った後、パパとママはイワノフの案内で壁を含めた施設の視察に出かけた。
私と瑠亜は、残ってくれるエクソシストや文官に引き継ぎをする。
秋人は、警備隊の指揮官と防衛の確認と派遣部隊への輜重をしている。
結局こちらの指揮はエクソシストの司祭が引き継いでくれるので、パパとママを含めた三組の夫婦は明石に一旦帰る事にした。
パパも、新しく出来る組織には関わらないらしい。
私とイワノフは、まだ正式に夫婦では無い。
パパに直接言うと拗ねるので、ママから頼んでもらう事にした。
渋々、パパも了解してくれた。
ただし、日本に帰ってから日本国籍を取得した上でので条件付きだ。
ママ、ありがとう。
パパ、ごめんね。
荼毘に臥している向こうの両親も、喜んでくれるかなぁ。
それにしても、子供達がいないと静かだ。
従姉妹のマコは、一番騒がしい。
二児の母親とは思えないほど、マレトに甘えている。
もう一人の従姉妹のマイカは、本当に幼児なの?と思う程しっかりしている。
本当に、ビリドさんにそっくりだ。
モエは、どうしようかと思うくらい規格外ね。
両親の魔力の多さのせいで、自分の魔力を持て余している。
魔人を玩具にして遊べるのは、あの子だけだろう。
大変だわ、魔人さん。
秋人が、プライベートジェットに偽装したステルス飛行艇をホバリングさせていた。
「フレアスさん、みんなは?」
「共同墓地に行ってるわ、祖国を守ってくれた人達に会ってくるって。」
「そっか、みんなロシアの人達なのか。」
「フレアスさんも、摩周湖に行ってるの?」
「たまにだけど、私は飛行機が苦手だから。」
「今回も、大変そうだね。飛行艇なら、あっという間だからゆっくり寝ててよ。みんな、来たね。」
「瑠亜だよーん、秋人お疲れ。」
「フレアスちゃん、パパ寂しかったよ。」
「疲れるね、フレアスさん。」
「楽しいわよ、私は。」
「じゃあ、行きますか。赤穂の施設に行きますので、皆さん搭乗してくださいね。」
「イワノフさん、操縦する?」
「フレアスが心配だから、秋人に任せるよ。」
「わかった、瑠亜もよろしくお願いします。」
「瑠亜も、操縦したい!」
「ダメ、ダメ!ったく、姉さんみたいな事言わないでくれよ。」
あっという間でも無かったが、赤穂のヘリポートにホバリングさせた。
叶さん所の家族が、帰って来ているらしい。
「ただいま、叶。うわぁ、双子ちゃんかわいいね。」
「瑠亜も、出来たんやろ?秋人、大事にしたりや。」
「はい、希ちゃんと英世君か。博士に、似てなくて良かったですね。」
「だろう、あんな赤ちゃん産まれたら面倒くさくてかなわんわ。」
「フレアス、おめでとうな。レイナックはん、よう認めたな。」
「ママに、頼んだんです。」
「ミーナさん所も、かかあ天下か。」
「そんな、私は夫に付き従っていますよ。」
「おい、ミーナ。」
「何、何ですの!」
「当のイワノフは、どうした?」
「秋人と二人で、呉の海上自衛隊基地に。」
「何で、そんな所に?」
「南洋諸国と、会談らしいです。各国が、潜水艦でやって来てるので。」
「レイナックさんは、行かなくてもいいの?」
「私は引退して、ミーナとゆっくりするつもりなので。」
「パパ、素敵!」
「秋人、殺す!」
「瑠亜、イワノフ一人だと大変だもの。ごめんね。」
「いいよ、叶明石に行くけど又来るね。何か、必要な物ある?」
「特に、無いかな?晴明が、色々用意してくれたから。行ったら、びっくりするわよ。」
「何?晴明の、事?」
「そう、行ってからのお楽しみね。」
「んー、何だろ?パパ、リムジンバス用意出来た?」
「あぁ、表に停めてあるよ。メイドさんは、もう乗り込んだぞ。」
「じゃあ、叶バイバイ。希ちゃん、英世君も又ね。」
【ウー、アー!】
施設を出てバイパスで、明石のインターを降りる。
程なく、タワマンが見えて来た。
病院のパーキングにバスを停めて、タワマンに向かう。
久しぶりに自分の部屋に、帰って来た。
フラお姉ちゃんも、久しぶりだろう。
まずは母と郁恵さんがいる私の部屋に、向かう。
「お帰りなさい、皆おそろいなの?秋人とイワノフが、いないわね。」
「二人は、後から来るわよ。母さん、疲れた。」
「あら、とりあえず皆中へお入んなさい。」
仕事、終わりません。
明日入院して、明後日7回目の手術です。
意識が戻ったら、又よろしくお願い致します。




