324三姉妹
秋人が、かしまし姉妹と娘達を連れて来た。
俺は、注文していない。
マイカとモエは、大歓迎だが。
「マレト、相変わらず反抗的だな。」
「相変わらずだなんて、そんなに付き合い無いじゃないですか?」
「パパ、夏世ママはおっぱいくれるの!」
「何、そのジト目は?憐れまなくて、いいわよ。」
「マイカ、助けて。」
「マレトおじちゃん、マコを人身御供に出しなさい。」
「お前、なかなか道理を弁えているな。」
「わっ、何マレト!夏世ママ、食べないで!僕、お風呂入ってないよ。」
「兄さん、あれ大丈夫?美世さんまで、やり出したよ。」
「大丈夫、予定の物は手に入ったか?」
「今、魔人さんに運んでもらっているよ。」
「ん、どうしたマイカ?」
「おじちゃん、これ直して。」
「あっちの、携帯電話だな。こっちだと、不便だろう?」
「うん、だから。」
「ようし、ちょっと待ってろ。」
マジコテに入れて、ほいっと!
「もう、直ったの?」
「あぁ、これでいつでもお電話出来るぞ。」
「ありがとう、おじちゃん!プルル、あっママ今マレトおじちゃんと一緒。ううん、新月じゃないよ。直して、もらった。うん、落ち着いたらモエとかけ直すね。」
「よかったな、マイカ。」
「うん、秋人お兄ちゃん。瑠亜お姉ちゃんは、どこ?」
「壁の修復しているよ、見に行こうか?」
「せっかく、かしまし姉妹がいるんだ。手伝って、もらおうぜ。」
「マイカも、お手伝いする!」
「本当に、いい子だな。マコトと、大違いだ。こっちだとビリド兄さんいないから、俺の事パパと呼びな。」
「うん、わかったパパ。ママは、ムリだよ。」
「あぁ、わかっているよ。あれはな…。」
マイカと秋人を引き連れて、飛行艇で現場へ向かう。
慌てて、マコトがかしまし姉妹とモエを連れて来た。
「ちょっと、置いていかないでよ!マイカばっかり、優しくして!」
「しょうがないだろう、出来が違うんだ。マイカがいれば、事足りる。皆、ゆっくりしてもらったらどうだ。」
「僕も、頑張るの!みぃママも夏世ママも、手伝ってね。」
「モエも、がんばりゅ!」
「パパ、みんな単純だね。」
「マイカ、僕のマレトに色目使わないで!」
「マコト、マイカはマイトのお嫁さんだぞ。お前にも、娘だろう。そんなんじゃ、意地悪な姑みたいだぞ。」
「ごめん、マイカ。仲良く、しようね。」
「わかってる、あたし達親友じゃない!」
「ホエー、よかったよう。」
「モエちゃん、あの二人ってどういう関係?」
「んとね、マイカママが長女でわたしが次女ママは末っ子かなぁ。」
「モエが、末っ子でしょ。ママの方が、お利口さんよ。」
「しょうがないなぁ、そう言う事にしたげる。」
「わからんけど、なんかわかったわ。お前も大変だな、マレト。」
「夏世、あなたは手が掛からなくて助かったわ。」
「そうね、姉さんはだいぶ手がかかったけど!」
「あらら、あらら…。」
現場に着くと、フレアスがニッカボッカを履いてシールドマシンを操作していた。
「調子は、どうだ?」
「うーん、やっぱり硬いね。補強を気にしなくてもいいのは、楽だけど。あら、マコレ!モエも、一緒ね。」
「こんにちは、フレアスお姉ちゃん。何、やっているの?」
「トンネル工事、シールドマシンで掘った所を整地しながら進めているの。」
「はい、お姉ちゃんタオル。」
「ありがとう、モエちゃん。あら、真っ黒ね。」
「フレアスさん、今日はここまでにしようか。美世さんと夏世さんが来たから、宴会にしよう。秋人、瑠亜とミーナさんを迎えに行って来い。俺は、食材と酒を仕入れてくるわ。マコト、宿営地までみんなをお連れしろ。」
「わかった、マレトおやつも買ってきて!」
「わかった、いっぱい買ってきてあげるな。」
「やっぱり、末っ子なのね。」
「でしょ、ママに一番甘いのパパは。」
「イワノフ、久しぶり。ちゃんと、やっているの?」
「まぁまぁ、それなりに。おっ、マイカちゃんにモエちゃん。どうやって、来たの?」
「ラトリアから、秋人お兄ちゃんに連れて来てもらったの。」
「ラトリアに、いたんだ。何で?」
「セバスから、聞いてないの?希人の両親とドン兄さんが、向こうに行く事になったからお見送りにね。」
「へぇ、セバスも行ったんだ。冷たいなぁ、こっち手伝って欲しかったのに。」
「まぁ、能力があるから先着順だな。」
「夏世ママ、みぃママとモエが。」
「ありゃ、すやすや寝てるね。子どもには、強行軍だったからね。」
「みぃママも?」
「あのまこの、母親だよ。」
「そうね…。」
「マレトが宴会にするって、買い出しに行ったよ。準備、手伝おうか?」
「いいや、大丈夫。メイドさんにやってもらうから、ゆっくりしててよ。」




