318粉もん大魔王。
「ほらマコ、口の周りがクリームだらけだぞ。」
「ペロペロして、マレト。」
「あいつらに出会った頃を思い出すよ。」
「野口は、中学とか言う頃から一緒だったか?」
「最初は叶とまこが仲良くなって、俺が希人と、気があってなぁ。その内、4人でつるんでた。」
「お前の学校、男子校だろ?」
「あぁ、最初は叶もまこも男だったんだ。まぁ、見た目的に無理はあったが。最初、まこが性転換して学校を辞めた。希人も、一緒にな。そして、叶も性転換して俺の嫁になった。今では、子供も産んでくれて、二児の親だ。」
「幸せなんだな、叶さんに俺も一度会ってみたいよ。」
「あの人、たぶんマレトだと太刀打ち出来ないよ。」
「どういう事だ、マコト?」
「マレト、結構オタクじゃん。あの人、キングオブオタクって、感じだった。マレトが、ひれ伏す姿が浮かぶよ。」
「あぁ、間違っちゃいねぇ。こっちの希人も、師匠とか言って俺の嫁を崇めているからな。」
「マジッか、お前も大変だな。」
「ところで、マコは色々大変そうだがお前は何しているんだ?ヒマなら、手伝って欲しいんだが。」
「そうだな、俺も迷っているんだ。どこまで、この世界に関わっていいものか。マイトを擁護する訳では無いが、あいつがこの世界を欲しがったのもわかる気がする。」
「だよね、こっちだと欲しい物やりたいこと何でも出来るもんね。」
「全部が、そうでは無いだろうが。向こうに比べれば、満たされている。」
「こっちは、魔術とか無いからな。お前さんが言うほど、満たされている訳では無い。見渡せば、届かない夢や虐げられた人達はごまんと居る。諦めなければ、何でも出来るって訳じゃない。奇跡なんて、この世には無いんだ。」
「そうだよな、向こうには奇跡があるからな。」
「この子を見てれば、わかるよ。正に、奇跡の申し子だ。」
「へへえ、崇めよ。痛ッ、おっさんゲンコツ落とすな!」
「躾だよ、しつけ!」
「親にもぶたれた事、無いのに!」
「どっかで聞いたな、あっアムロか?」
「マコト、どこで覚えて来るんだ?パパは、不安だよ。」
「んとね、秋人が教えてくれた。ファーストって、言うらしいよ。」
「良くわからんが、秋人なら大丈夫だな。」
「お前も、ブラコンなんだな。向こうにも、弟がいたりするのか?」
「あぁ、ほぼ似た様な感じだな。名前も、一緒だしな。めちゃくちゃ、かわいい弟だよ。最近、血が繋がっていないのがわかったが。って言うか、マコトの実弟だ。」
「へぇ、おチビちゃんがお姉さんねぇ。」
「ふふん、お姉さんなのだ!パンケーキ、お代わりなのだ。」
「はいはい、大丈夫かね。」
「甘い物は、別腹なのだよ。」
「そこじゃないんだが、マレト気をつけろよ。ちびっ子一人で、世界が崩壊するぞ。まぁ、俺達平和主義者にしてみればあの加護は世界を守ってくれたがな。」
「この子は、覚えていないぞ。あの頃は、深い闇の中で、眠っていたからな。」
「らしいな、マイトが救い出したんだろう?」
「そうなのか、だとしたらマイトは冥界と何か?」
「俺も、深くは知らん。こっちのまこから、聞いただけだ。」
「いや、ありがとう。それだけわかれば、色々こちらでも出来そうだ。」
「あんまり、俺に無理難題言うなよ。」
「そこは、何とか頼むよ。何でも、対価は惜しまないから。」
「しょうがねえな、叶の説得はそっちでしろよ。」
「えっ、それは…。」
「マコ、又口の周り!」
「おっさん、今度バナナクレープ作ってよ。」
「お前のは、無理難題じゃないな。任せておけ、この粉もん大魔王に。」
「俺も、お好み焼きとかたこ焼き食いたいな。」
「お前は大人なんだから、自分で作れ。」
「この、ロリコン野郎!」
「お前に、言われたくないわ!」
「おっさんら、仲良いねぇ。」
【一緒にするな!】
「野口、俺の耐性能力を魔導具化してくれないか?」
「簡単に言うな、魔導具ってあっちの世界の物だろう?」
「魔導具って言うのがなんなら、アーテファクトでもいいぞ。」
「そっちの方が、訳わからんわ。だから、希人が作らせてた魂喰いみたいなもんか?」
「そうだな、それの強化版だな。俺は、耐性が色々あってカンストしているんだ。俺を殺せるのは、あまりいない。精神的には、いっぱいいるがな。」
「なら、お前のミトコンドリアを調べてみるよ。序でに、ちびっ子のも調べさせろ。」
「いやーん、おっさんのH!」
「バナナクレープ、作ってやらんぞ!」
「ウソ、ウソ!いっぱい、調べて。水戸納豆で、いいんでしょ。」
「ミトコンドリアな、大した量じゃないから。唾液、少し頂くだけだ。」
「辛子は、いるん?」
「だから、水戸納豆じゃないっつってんだろうが!」




