316ナジロのたこ焼き。
戦艦は一先ず、ナジロの王城に着陸した。
ミーママとカミロさんは、ラトリアで子供達と一泊した後スカルに転移で帰って来るって。
「まこ、ここはどこだい?」
「ここはね、ナジロ王国の王城だった所。フレアスお姉ちゃんの、実家だよ。」
「ラトリアから、近いのね。」
「ナジロは、唯一海に面している国だから。この国は、魔術師のレベルが高いの。だから、ドンさんとセバスにはここを本拠にして貰おうと思って。あっ、来た来た。」
「嬢ちゃん、この人達が向こうの博士かい?」
「んとね、旦那の両親と。後、ここの研究所で活動してくれるドンさんとセバスね。このおっちゃんが、ここの研究所の所長さんね。」
「ドンです、よろしく。」
「セバスです、お見知りおきを。」
「所長の、イオロギーです!早速案内をと行きたい所だが、着いたばかりだろう。嬢ちゃん、旨いもん食いながら落ちつこうや。あのキレイ所は、ここに置いて行かねぇのか?」
「おっちゃん、嫁さんに言いつけるで。ほら、たこ焼き買うて来てくれたで。」
「おっと、俺用事思い出した。又、後でな。」
「おばちゃん、こっち!じゃあ、ご飯にしよう。」
「まこちゃん、ずいぶん大きくなったね。」
「ん、まぁね。へへへ。女将さん、所長さんの奥さんだったんだね。たこ焼き、あっちだと玉子焼きって言うんだよ。」
「ほう、そうなのかい?皆さん、揚げたてだからたーんと食べてね。私は、旦那の所に差し入れしてくるよ。」
「お前、色々騙くらかしているな。」
「いいの、ドンさん贔屓にしたってね。」
「聖母様、用意が整いました。皆様も、こちらへどうぞ。」
「ご飯、ごはん!ほら、みんなも行くよ。メイドさんも、今日は主役だからね。」
文官さん達との顔合わせを兼ねた食事会も済み、一行は一旦スカルへ移動する。
「じゃあ、ドンさん、セバスよろしくね。何かあったら、ラトリアの駐在魔人呼んで。」
「なぁ、まこ。この機関車トーマスに、乗って行くのか?」
「何、言ってんの。夢の、超特急列車だよ。さぁ、乗った乗った!」
(終点スカル、スカル。お降りのお客様は、忘れ物の無いようお気を付けて。)
駅を降りると、ダスティがボムバスで迎えに来ていた。
「お久しぶりです、理事長先生、奥様!」
「おぅ、ダスティ。元気に、しとったか?ケリーは、おらんのか?」
「もう、おじちゃんはケリー大好きだね。」
「おじいちゃん、まりママー!」
「あらー、舞香。おばあちゃん、お土産いっぱい持って来たのよ。ちゃんと、いい子にしてた?」
「アイ!お友達も、できたの。」
「舞香、しっかり喋れる様になって。成長しとるな。さすが、我が孫娘!」
「とりあえず、みんなには離宮を使ってもらうからそっちに行こう。」
「ねぇ、ダスティおじちゃん。舞香に、ボムバス運転さして!」
「ダメ、ダメッ。全く、マコみたいな事言いやがって。」
「もう、ケチっ!」
「ハハ、まこの小さい頃思い出すよ。舞香も、元気そうで何よりだ。うちの馬鹿息子は、何してるんだ?」
「政務が終わったら、顔出すって。今日は、みんなゆっくりしてよ。これから、めっちゃ忙しくなるから。」
「希人が、政務ねぇ。あの子は、裏で暗躍する方だと思うけどね。」
「おばちゃん、希人を過大評価し過ぎだよ。」
「なぁ、希人の両親って結構辛辣だなぁ。」
「ダスティ、希人は誰からも信頼されているんだよ。」
「確かにな、あいつなら何があっても大丈夫だと思うよ。」
「ほぅダスティ、いつの間に希人に惚れた?うちの息子は、ノーマルだぞ。」
「違いますよ、理事長先生!男としての目標と言うか、そういう奴ですよ。」
「おじちゃん、希人って案外いけるタイプだよ。」
「そうだな、目の前におったわ。」
「あんたら、こっち向きだよ。トホホ…。」
「ダスティ君も、早く身を固めればいいのよ。うちのメイドさん、見目麗しいでしょう。」
「そうなんだけど、種族が違うでしよ?」
「そんなの、まこが何とかしてくれるわよ。」
「そうなのか、まこ?」
「簡単に行くと思うな、ダスティ。一回、死ね!」
「はぁ、やっぱり。」




