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301Gの魔石。

 「グランドマスター、ダスティ君達が帰って来ましたよ。」


 「あら、随分早いわね。何か、あったのかしら?」


 「それが、裏の買取所にいるのでそちらに。」


 階段を降りて、裏手に回る。


 部屋に入ると、眩い光に目が眩む


 「何じゃ、こりゃー!」


 「あっ、義姉さん。」


 「ダスティ、これはどう言う事だ。何で、こんなに大量のミスリルがある。そっちは、オリハルコンか?」


 「後、これも。」


 ダスティのマジコテから、膨大なGの魔石が出てきた。


 「お前、便利な物持ってるな。どこで、盗んだ。」


 「人聞きの悪い事、言わないでくれ。舞香ちゃんから、もらったんだよ。まこのお世話係だから、必要だろうって。」


 「親孝行な、娘だな。シードル、Gの魔石処理して。」


 「はい、グラマス。そちらは?」


 「これは、私が鑑定するよ。で、どうしてこうなった?まこちゃんか?」


 「あぁ、全部こいつのせいだ。」


 「非道い、ボクはただバンってしてドンってやっただけなのに。」


 「マコと、同じだな。言っている事が、さっぱりわからん。ダスティ、説明しろ。」


 「先ず、浅瀬でGの大群と遭遇。まこが、魔術で一瞬であの魔石の量の分を殲滅。次の階層で、ミスリルドラゴンやら上位種が出てきた。これも、まこが近接戦闘で殲滅。恐らく、Gの殲滅で使った魔術でダンジョンの地形が変わった。それで、上位種のドラゴンが発生したと思われる。ダンジョンの管理部には、言って来た。今頃は、冒険者を退避させて封鎖していると思う。探索は、俺も付き合うよ。」


 「よしんば事実として、まこちゃんありがとう!」


 「へっ、怒ってないの?」


 「ミスリルは、ホーリヤしか産出しないのよ。増して、オリハルコンなんて。最近、ホーリヤが一切鉱石を送って来ないから工房もお手上げだったの。これだけあれば、一時しのぎはできる。後は、あのダンジョンから定期的にミスリルがとれれば。」


 「ホーリヤは、何故送って来ないんだ?」


 「ドミヤが、何か企んでたんだろう。あいつ、商会をコルザに乗っ取られたから腹いせかもな。」


 「早速、探索隊の編成だ。ダスティ、頼んだよ。」


 「えっ、そこからかよ。まこちゃん、忙しくなるよ。」


 「まこちゃんは、行かせられないよ。」


 「何で?最強の、冒険者だぜ。」 

 

 「馬鹿だね、オリハルコンなんて誰が加工できるのさ。皇帝は、いないんだよ。だったら、まこちゃんの旦那に頼むしか無いじゃない。」


 「はぁ、義姉さんどんだけ儲けるつもりだよ。まこ、義姉さんに欺されるなよ。ちゃんと、取り分請求しろよ。」


 「私は、いつでも公明正大だよ。早く、行っといで!」


 「まこちゃん、冒険者カード出しな。はい、これGの分。」


 「これ、何?色も、変わってるよ。」


 「あぁ、S級冒険者に昇格させておいた。その数字は現金の代わりさ。どこでも、このカードで支払いできるよ。今、一億スカル入ったからね。お菓子、何万個も買えるよ。」


 「やったー、後で希人に渡しておく。」


 「まこちゃんのだよ、自分で使いな。」


 「ボク、お金使わないから。何でも、希人がくれるもん。」


 「ほぅ、お嬢様ってやつか。」


 「お嬢様って言うか、ただのバカだ。」


 「ママ、おバカなのー!」


 「希人、ボクはバカじゃないよ。ちょっと、わからないだけだよ。一億って、多いの?」


 「一億、何の話だ?」


 「希人、いい所に来た。」


 「アメリアさん、又まこがなにかしでかしたのか?」


 「あぁ、みてくれ!」


 「凄いな、オリハルコンじゃないですか。」


 「ミスリルには、目もくれないんだな。これ、全部まこがダンジョンから持ち帰った物だ。」


 「ダスティも手伝ったから、半分こね。」


 「ダスティは、付き添っただけだろ。それに、あいつに金の価値はわからん。」


 「ダスティと半分こって言ったら、孤児院に寄付するって。」


 「大陸中の孤児院に配っても、お釣りがくるわ。」


 「んで、この一億は?こいつらの買取額にしたら、少なすぎる気がするが。」

 

 「あぁ、それはGの魔石料だ。」


 「Gも、けっこう高価なんだな。」


 「そんな訳、あるか!大量過ぎて、大体の金額だよ。こんだけあったら、下水道の掃除はしばらくしなくていいよ。」


 「真、あれだけ無茶するなって言ったよな。どうしたら、これだけの事になるのかなぁ?」


 「うんとね、バンってやってどーんってやった。そしたら、これがあった。」


 「危ないから、大火力砲術は使っちゃダメ。近接戦闘も、遠隔法力使いな。何が起こるか、わからないだろう。」


 「うん、ごめんなさい…。」


 「希人、あの説明で良くわかるな。」


 「まっ、夫婦ですから。」


 「夫婦ねぇ、親子みたいだぞ。」


 「ボクね、小さい頃お父さんいなかったの。だから、希人は育てのパパなの。」

 

 「ほんとに、皇帝の所と一緒だな。」


 「それで、オリハルコンの加工を頼みたいんだが。」


 「オレに、出来ると思います?」


 「お前しか、出来んだろう。皇帝がこちらにいれば、問題ないが。」


 「そういうことか、わかった。何を作るかは、後で教えてくれ。」


 「何でも、作れるのか?」


 「あぁ、大体の物は。オリハルコンなら、ホムンクルスがいいんじゃないか?」


 「あれは、駄目!この世界では、早すぎる。他の、考えるわ。加工料は、買取額と一緒に渡すわね。」


 「それなら、アキトに渡してくれ。診療所の設置する費用が足りないって、ルアンが言ってたから。」


 「いいの、多分スカルの国家予算より多いわよ。」


 「あいにく、金には困ってないんだ。」


 「そう、じゃあそうするわ。」


 「記念に、Gの分だけ貰っとくよ。」


 「さてと、真アカテに行く準備しようか。街で買い物ついでに、美味しい物食べような。」


 「うん!」


 「アメリアさんも、一緒にどうです?」


 「これから、忙しくなるから遠慮しとくよ。楽しんで、おいで。」


 「バイバーイ、アメリアさん。」


 「又、遊びにおいでまこちゃん。」





 


 


 


 

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