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292キャメロン男爵。

 「先ずは、乗って下さい。」


 「ダスティさん、何でここに?」


 「俺、キャメロン元男爵家の次男なんだ。んで、義姉さんに頼まれてボムバス運転して来たんだよ。」


 「ダスティ、こちらの奥方はマコではないのか?大人に、なっているが。」


 「違うよ、義姉さん。向こうの世界の、聖母様だ。でも、剣術は同じ位強いかも。俺、手も足も出なかったから。」


 「そいつは、楽しみだ。真ちゃん、一度手合わせお願いできるかな?」


 「はははっ、お手柔らかにお願いしますね。所で、冒険者ギルドって何ですか?そもそも、冒険者って。」


 「冒険者は、魔物を狩ったりダンジョンを探索する者の事だ。向こうには、魔物はいないんだっけ?」


 「はい、ダンジョンと言うのもありませんよ。」


 「そうか、それではわからないわね。元々はホーリヤの騎士が訓練で魔物を狩っていたんだが、数が増えたのと大陸中にダンジョンが出来たからギルドつまり組合みたいな物を作ったんだ。私も元々ホーリヤの騎士団の武術指南をしていたが、マコにコテンパンにやられて帝都でギルドの総本部に勤めているのよ。旦那が今日真ちゃん達を誘うって言うから、私が迎えに来たの。よろしくね。」


 見た目鍛えた痩身に似合わない美貌だが、心根は優しいお姉さんだ。


 「こちらこそ、よろしくお願いします。旦那さんって、法務大臣さんでしょ?子だくさんって、言ってたよ。」


 「あぁ、旦那のライリーは法務大臣なんかやってるね。子だくさんって言っても、七人しかいないけどね。」


 「すごい、仕事しながら七人の子育て大変でしょう。」


 「まぁ、乳母に任せっきりだけどね。たまに、稽古をつけてあげる程度かなぁ。」


 やっぱり、貴族様なんだ。


 「わぁ、大きなお家。」


 「ここは庶民街だから大きく見えるけど、貴族街の邸宅はもっと大きいわよ。」


 「さぁ、中に入って。」


 「ようこそ、政務が貯まっていて迎えに行けなくて済まなかったね。はい、まこちゃん舞香ちゃんお菓子の詰め合わせと玩具だよ。」


 「わーい、おじちゃんありがとう。舞香も、お礼言いなさい。」


 「ありがちょ!」


 横で、ライリーさんの下の子供達が羨ましげにこちらを見ている。


 「みんなで、食べよう。おじちゃん、いい?」


 「あぁ、いいのかな。お前たち、お礼をいいなさい。」


 【ありがちょ、おねえちゃん!】


 玩具も持って、子供部屋にみんなで行く。


 乳母さん達に、飲み物を持って来てもらい子供会の始まりだ。


 キャメロン家の子供は、上二人の男の子はホーリヤ騎士団におり士官として従軍している。

 

 一番上のお姉さんはホーリヤの病院で内科医をしているらしい。


 真ん中の女の子は、オイク先生が設立したホーリヤ医科大学で勉強中でレイナックさん家に姉共々下宿しているらしい。


 どんだけ優秀だよ、この家。


 下の三人は、まだ小さい。


 上とは年が離れているが、三人は年子だ。


 上の女の子が9才真ん中の男の子が8才、一番下の女の子が7才だ。


 上から、ミリイ、カイト、アマルちゃん。


 親に似て、美少女美少年だ。


 「おねえちゃん、いせかいの人?」


 「そうだよ、でもみんなとあまり変わらないよ。」


 「おねえちゃん、なまえは?赤ちゃんは、おねえちゃんのこども?」


 「私は、まこと。この子は、娘の舞香よ。よろしくね。」


 「よろちく、おねがいいたちます。」


 「わぁ、お利口さん。おねえちゃん達も、まどうしなの?」


 「魔導師では、無いわね。異世界の人は、魔術が使える人は滅多にいないから。私達は陰陽師と言って、魔導師に近い力を使うの。でも本職は、専業主婦よ。」


 「ママ、うちょはダメよ。」


 「舞香、ちょっとはカッコつけてもよくない。」


 「はぁ…。」


 【かっこいい!】


 「えっ、かっこいいの?」


 「だって、家の家系は魔術使えないもの。」


 「へぇ、でもお父さんもお母さんもすごい人だよね。ダスティだって、強いじゃない。」


 「家は、武門の家系だもん。私もマコちゃんみたいに魔術師になって、マジカルフェアリーのセンターに立ちたい!」


 「マコちゃんって、皇后陛下よね。マジカルフェアリーって、あのアイドルグループの。センターって、聖母なのにアイドルなの?」


 「そうだよ、みんな女の子は聖母様に憧れてマジカルフェアリーに入りたがるの。」


 「僕は、帝都大学に行って皇帝陛下みたいな科学技術者になるんだ!」


 二人共、案外国民から好かれているんだ。


 

 「すいません、嫁と子供を押しつけてしまって。」


 「仲良さそうで、よろしいじゃないですか。大人は、大人同士で仲良くしましょう。」


 「ライリーさん、法務大臣らしいけど権限はどこまで持たされているんですか?」


 「今のところは、検察と沙汰ですね。今は、王侯貴族がいませんのでそちらも全部です。世情が混乱しているので、かなり難しいですね。取り締まりに関しては、帝都警備隊を解体して警ら庁を組織して当たっています。そちらの管轄は、内務大臣ですね。本当は一本化したいのですが、まだ司法組織が確立されていませんから。」


 優秀だな、ライリーさん。


 たった一言の質問で、こちらの聞き出したい事がかなり分かった。


「ライリーさん、一本化しない方が良いですよ。理想ですが、司法は政治から切り離したいですから。まぁ、裁判所と検察を早く何とかしましょう。元王侯貴族は、見せしめに重罪にする位で。」




シュタイックはレイナックの後を継いで、子爵家当主だったんだよ

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