290メロンパンナカー。
スカルの中央駅に降り立つと、妻と舞香ちゃんが護衛騎士と共に迎えに来てくれていた。
ホーリヤ支店長とダスティもこのまま、皇宮へ一緒に行ってもらう。
ボムライダーに先導され、各々ボムタクシーに乗り込む。
「カミロ、いつも面倒をかけて済まないな。」
「ごめんね、貴方。勝手にマコレを向こうに、やってしまって。」
「さびしくないかい?」
「舞香ちゃん、とってもいい子なの。うちで、ずっと一緒にいる事にしたのよ。」
「そうなのか、よろしくね舞香ちゃん。ビリドだよ、おじさんと仲良くしてほしいな。」
「アイ、マイカでちゅ。よろちく、おねがいちまちゅ。」
「ほう、賢いな。それに、可愛いし。ドレイクの、お嫁さんにどうかな?」
「貴方、気が早いわよ。それに、舞香ちゃんは向こうの子供よ。」
「ドレイクって、だれ?カーミママ。」
「ビリドおじちゃんの、甥っ子よ。この前、産まれたばかりの赤ちゃんよ。」
「マイカ、あかちゃんにあいちゃい!」
「今度、一緒に会いに行きましょうね。」
「アイ!」
程なく、皇宮へ着いた。
「ケリー、無事だったか?」
「父上、この度は皆様方に多大な迷惑をお掛けしまして。マイト様をお守りする事が、出来ませんでした。そして、マイカちゃんごめんなさい。」
「ケリーおにいちゃん、おとうたんとあえちぇよかったの。」
「ケリー、マイカちゃんもこう言っているんだ。マイト様の為にも、頑張れ。」
「はい…、ウワーン、エ~ン!」
「ダスティ、ケリーを泣かすなよ。」
「ビリド様、この子もずっと緊張しておったのでしょう。良く、頑張ったな。」
「良く、いらっしゃいました。何もありませんが、奥でお茶でもしましょう。」
「落ち着いた様だな、アキト。」
「まだまだですが、ケリーが来てくれたのでお茶位は。」
「ケリー、父上と一緒に本店に行っておいで。明日はお休みにするから、ゆっくりすると良いよ。ダスティ中佐、舞香ちゃんの護衛頼めるかなぁ。」
「はい、アキト様。恩に、着ます。」
「ありがとうございます、アキト様。ほら、ケリー行くぞ。」
「うん!」
「カミロと舞香ちゃんも、行っておいで。欲しい物があったら、何でも買っておいで。」
「貴方、お金。」
「あぁ、これ。」
慌てて、カードを渡すビリド。
「いってきまちゅ!」
商会のボムバスを見送った後、私とアキトは大統領執務室に向かった。
部屋へ入ると、向こうの希人君と真ちゃんそれにルアンが談笑していた。
「ビリドさん、お疲れさまです。」
「何やら、楽しそうだったね?」
「ルアンが、お目出度なんです。希人さんに触診してもらっておりました。オイク様からも、間違いないとお墨付きをもらったんですよ。」
「それは、良かった。アキト、ルアン、おめでとう。ドミヤ商会で何でも用意するから、申しつけてくれ。」
「ありがとう、ビリドお兄ちゃん。ルアンね、アカテに行くからマコみたいなアンパンマンカーが欲しいな。」
「ルアン、安定期に入るまでは大人しくしてよ。アカテの事は、ナザル様もやってくれるから。」
「ボクも、手伝うよ。」
「まこちゃん、一緒に行こう!」
「アンパンマンカーって何かわからないけど、用意するよ。ルアン、無理しちゃダメだよ。」
「ビリドさん、これがアンパンマンカーね。」
真が、マジコテからアンパンマンカーを取り出した。
「わっ、まこちゃんも持っているの。いいなぁ。」
「うん、希人に作ってもらった。希人、まだ持っているんでしょ?」
希人も、マジコテからメロンパンナカーを出した。
「はい、これ。ルアンちゃんに、あげるよ。」
「えっ、いいの?やったー、ありがとう。」
「いいなぁ、ボクもメロンパンナカーの方がいいな。希人、もう無いん?」
「お前、アンパンマンカー持ってるだろう。それに、メロンパンナカーは安全装置がついてるからスピード出ないぞ。」
「じゃあ、いいや。今度、アンパンマンカーにミサイル搭載してね。」
「まこちゃん、何やら恐ろしい事言ってるね。あまり、暴れないでね。後、ルアンの事よろしくね。」
「大丈夫だよ、アキト。何かあったら、希人が何とかしてくれるから。」
【はぁ~!】
「たいへんだね、希人さん。」
「アキト、お前も大変になるぞ。」
「ルアンがついてるから、任せて!」
「はぁ…。」
ミサイルより、ノーズパンチの方がよくない?




