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特別篇 終わりの始まり①(滅亡を告げる馬蹄)

今回から四話ほど、記念SSとなります。

タクヒールが過去に戻る前、2度目の人生の終焉に関わるお話となります。

最後の後書きにお知らせもございますので、良かったらそちらもご覧くださいね。

これはタクヒールの2回目の人生、侵攻したグリフォニア帝国軍によって、処刑される少し前、終わりの始まりに繋がる物語である。



カイル歴513年の夏、グリフォニア帝国の帝都グリフィンでは、次期皇帝の即位を祝う式典が大々的に行われていた。


グリフィンには帝国中から多くの民が集まり、即位を祝う歓声はあちらこちらで上がる。

だが、その様子を苦々しく見つめる者たちもいた。



「結局……、奴に決まってしまったではないか。

陛下もこんな折に帝位を譲られるとは、思いもよらなんだわ!

年甲斐もなく日頃の遊興が過ぎたということか……

ハーリー公爵は今後どうされるおつもりなのか?

公爵のお心積りを、是非お聞かせ願いたい!」



「ゴート辺境伯、取り乱すでないわ。口が過ぎるぞ!

陛下もここ最近は御身体の調子を崩され、政務に耐えられない、そう思われたのであろう。

奴めがスーラ公国の美姫たちを大量に陛下に贈り……

我らとて思う所はあるが、これは致し方ない話よ」



ハーリー公爵はそう答えると、彼の傍らに座る、ひと際豪奢な椅子に座った男に話しかけた。



「グロリアス殿下、まだ終わった訳ではございません。我らには最後の一手が残されております。

仮に奴が皇帝となっても、その帝位が不変のものではござらん」



「ハーリー、それはどういうことだ?」



「私は先の皇帝陛下と新皇帝に拝謁して参りました。

その際、我らの勢力が奴の帝位継承を認める代わりに、ひとつ条件を出しました。

『南と北、それぞれ皇位継承で覇を競っておりましたが、新皇帝には南の公国を滅ぼした手腕、北でもふるい皇帝たるに相応しい証を見せていただきたい』と。

それを奴は承諾しました。

我らには、その一手で逆転を図ることができます」



ハーリー公爵の言葉に第一皇子グロリアスは頭を抱えながら呟いた。



「それでどうなる?

またあの男が出て来るだけではないのか?

どこぞの馬の骨とも分からぬ元傭兵風情が……、常勝将軍だと? ふざけるなっ!

誰もがあんな戦法で、戦局を一気に変えるとは、思ってもいなかったわ!


奴は今や、軍団長として皇子たる余と肩を並べ、方面軍を率いるなど成り上がりも甚だしいわ。

奴一人のせいで、余は出遅れたというに……」



「ですが、その栄えある軍団長が一敗地に塗れ(いっぱいちにまみれ)、軍団を壊滅させたとなれば、奴の威勢も地に落ちましょう。

我らにも策はございますゆえ、任せる、そう仰ってくだされ」



「……、余にはもう後がない。ハーリー、頼む」



「御意っ! ブラッドリー侯爵、ゴート辺境伯、アストレイ伯爵、マインス伯爵!

これより策を授けるゆえ、其方らは直ちに麾下の軍を取りまとめ、出陣の準備を致せ!

今回の出兵、殿下の率いる親衛軍のうち、精鋭1万騎をお借りしますぞ」



彼らはそのまま軍議をまとめると、勇み足で席を立っていった。



一方、新皇帝となったグラートの執務室でも、2人の男が今後の戦略を議論していた。



「殿下、いや失礼、陛下、先ずは無事帝位を継承され皇帝陛下となられましたこと、お喜び申し上げます。

後は……

蠢動しゅんどうするむじな共を一掃するだけですな?」



「その貉、いや首領の大狸が問題でな。

早速俺を引きずり下ろす準備に勤しんでおるわ。

奴め、皇位継承を認める代わりに、都合の良い条件を出してきよったわ」



「それを……?」



「ああ、勿論のんだ。俺にはヴァイス、お前がいる。

大胆な敵中突破で、スーラ公国が誇る難攻不落の要塞線を迂回し、敵軍が予想もしなかった側背面を衝いて、敵軍を全面崩壊に陥れたお前の手腕、悪いが今一度、俺に示してもらいたい」



「陛下、あれは邪道です。

ああでもしなければ公国との戦線は膠着し、身内の敵にも後れを取るところでしたゆえ。

そう何度も期待されても困りますぞ」



ヴァイス将軍はそう言いつつ、その表情は自信に満ちていた。

皇帝となる前のグラートは、信頼する将軍のこの表情を、これまで幾たびも見てきた。



「邪道でも何でも構わんよ。勝てさえすればな。

其方の頭の中には、既に敵も、そして味方すら思いもよらないような、作戦があるのだろう?

して、勝てるか?」



「陛下がお望みとあらば」



恭しく一礼するヴァイスを見て、グラートは迷いを捨て即決した。



「では、これより其方を北方派遣兵団軍団長に任じ、余からは3万の兵を預ける。

恐らく奴らも、2万から3万の足手まといを出して来るだろうが、勅命としてそれらも全て統括せよ。

双方の味方戦力がほぼ同数、拮抗した条件なら、奴らも其方の勝利に文句の付けようもなかろう。

して……、いつだ?」



「勅命、確かに拝命しました。

これより直ちに、陛下の兵から選抜した部隊を編成し、カイル王国の征討に出立いたします」



グラートは一礼して立ち去る、彼が最も信頼する将軍の後ろ姿を見送りながら、感慨深く呟いた。



「不思議な縁というものだな。

奴が南部国境で戦う、俺の陣営を訪ねてきたのは、もう11年ほど前だったか?

あの時の奴は全身がボロボロで、見るに堪えない格好だったが……」



当時第三皇子であったグラートが、スーラ公国との戦いの最中、ただ気紛れで会った男。


たまたま傭兵として志願してきた胡散臭い男に対し、彼は会うこともせず部下に剣の腕を測らせた。

だがその男は、並み居る麾下の強者を全て打ち倒したため、興味を持って面会を許したのが始まりだった。


一軍を預けるべき知勇兼備の配下が居ない、それがグラートのかねてからの大きな悩みだった。

その男と話した結果、名将たる可能性を感じ、ものは試しと1,000人の部隊を預けてみた。

するとその男は局地戦で見事に勝利して見せた。


戦局が推移する度に男の指揮する兵員は増え、そして勝利を重ね、栄達の階梯を駆け上っていった。

それが、ヴァイス・シュバルツファルケ、後に疾風の黒い鷹、常勝将軍と呼ばれた男だった。


スーラ公国軍は、彼の大胆極まりない用兵に虚を衝かれ、全軍崩壊した後、公国は一気に滅亡へと転落していった。

この、誰もが予想もしなかった展開、事態の急変により、グラートは皇位継承争いで、決定的な立場に立ち、皇位継承が確定することになった。

彼が帝位に就けたのも、いわばこの男のお陰だった。



一か月後、収穫を間近に控え、黄金色の実りが大地を覆ったころ、カイル王国に凶報が走った。

突然国境を越え侵略してきたグリフォニア帝国軍が、守備を担うハストブルグ辺境伯とその旗下の軍勢を一蹴し、王国内に侵攻中であると。



その初戦はあっけないものだった。


グリフォニア帝国は侵攻の意図を、カイル王国に悟らせなかった。

カイル王国でも、新しい皇帝が決まったため、当分新たな侵攻がないと高を括(たかをくく)っていた。


そのため、国境を守るハストブルグ辺境伯は、辛うじて旗下3,000名、隣領のキリアス子爵が1,000名を糾合できたことと、演習中だったゴーマン子爵が300騎を率いて駆け付けられただけだった。



それに対し、自ら先陣を望み突出したハーリー公爵率いる1万騎もの鉄騎兵団は、カイル王国の兵士を馬蹄で踏みにじり、簡単に粉砕した。


ハストブルグ辺境伯らは敗退を繰り返し、最後は立て籠っていたサザンゲート砦をも放棄し、三分の一以下に減った味方を率い、王都方面へと潰走した。


そこで彼らは、王都騎士団3万騎の援軍を待ち、反攻の準備を整えている。


カイル王国側でも、この危機に王都騎士団全軍を以て対することが決まり、既に南に向けて3万騎が王都を出立している。


近いうちに、サザンゲート砦を巡り、一大決戦が行われることを誰もが予期していた。



勝利に沸くグリフォニア帝国陣営では、奪取したサザンゲート砦とその周辺に展開し、首脳部は今後の方針を決めるための軍議に参加していた。


軍議では、上段正面の席に今回の遠征軍総司令、北方派遣兵団軍団長ヴァイス将軍が座り、左側には第一皇子の陣営、ハーリー公爵以下の各貴族が並んで座っていた。

右側には、ヴァイス軍団長が率いる、皇帝直属部隊の各指揮官が席に着いている。



「さて、緒戦は勝利で終わりましたが……

この先、音に聞こえたヴァイス将軍のご采配、我らにも是非見せていただきたいものですな」



先ず第一皇子派のゴート辺境伯が口火を切った。

彼自身、カイル王国との国境線では幾度となく勝利し、敵国にも名の知れた歴戦の強者だ。



「先陣は卿らが強く望まれたゆえ、お譲りした。

だが私は、皇帝陛下の勅命を受けた北方派遣兵団軍団長として、卿らの勝利に続くであろう。


ハーリー公爵、右翼全軍25,000を統括し、当地の守りと補給線の確保をお願いしたい。

左翼を担う我らは、1万の歩兵を最後尾、国境線上に配し兵站を整えて万が一の退路を確保する。

そして主力の2万騎で以て王国軍を叩き、直接王都を衝くよう動くが、よろしいかな?」



「はっ!」



右翼を率いる、ハーリー公爵、ブラッドリー侯爵、ゴート辺境伯、アストレイ伯爵、マインス伯爵たちは短く答えると、ほくそ笑んだ。


これこそ自分たちの思うつぼだったからだ。


目障りな左翼の騎馬隊2万騎が、カイル王国の王都騎士団3万騎とすり潰しあう。

もともと彼らはこれを目論見、望んでいた。



「では、軍議はここまでとする。

我らは明日の出立に備え準備もあるゆえ、一旦後方に下がり編成と補給を受けるので失礼する」



こう告げると、彼は自軍の陣へと戻っていった。

軍議の場には右翼を率いる者たちだけが残っていた。



「ふん、常勝将軍と言われ過信しおったか?

こうも容易く我らの思惑に乗るとはな。戦いは数だと言うのに、2万で3万の敵に勝つ気でおるわ。

奴の泣きっ面が見ものじゃな」



「ゴート辺境伯、奴は油断ならん。

いかなる時も注意を怠ってはならんよ。

ブラッドリー侯爵!

旗下の兵を率い、今後は奴の後方に付き待機せよ。

わかるな? 討ち漏らすなよ」



「はっ! 承知いたしました。

ハーリー公爵閣下の仰せの通り、我らは奴の最期を見届けるか、引導を渡してやります」



「うむ、分かっておればよい」



こうして彼らは期待で眠れぬ夜を過ごし、そして、運命の朝が来た。



まだ日が昇りきらない早朝、一騎の伝令がサザンゲート砦に駆け込んだ。



「急報っ! 急報でございますっ!

至急公爵にお取次ぎくださいっ。開門、開門っ!」



ハーリー公爵たちは、早朝からの急使にたたき起こされた。



「何事じゃっ! 直答を許す故、早く話せ!」



「はっ! 我が主ブラッドリー侯爵よりの報告です。

早朝、左翼軍は忽然とその姿を消しました。2万騎が姿を消し、どこにも見当たりません!」



「なんじゃと?

王都に向かうとすれば、必ずこの砦の脇を抜ける必要がある。ここを通過した形跡はないぞ!」



「はい、主は馬蹄を追って追跡しておりますが……

どうやら左翼側の魔境へと続いております。今の時点ではそれ以上のことは分かりかねます」



そう、ここに至り、彼らは初めて気付いた。


囮としてすり潰すため、敵国中央に差し向ける筈の軍勢が、左翼の魔境側から侵攻すれば、今度は自身たちが正面に来るであろう、3万騎の敵軍を引き受けなければならない。


今、囮となり餌となっているのは自分たちであると。

昨日の軍議で確かに奴は、王都騎士団と戦うとも、中央の街道を進み王都を衝くとも言っていない。

自分たちは、裏に秘める意図を悟られぬよう、そのあたりは敢えて作戦の詳細を追求しなかった。



「直ちに全軍を砦の中へ!

間もなく敵の反攻が始まる。急ぎ備えるんじゃぁ!」



サザンゲート砦にハーリー公爵の絶叫がこだました。

これからカイル王国の精鋭、王都騎士団3万騎の反攻を受け止めなければならない。


二万五千と三万、数的には不利であり、騎馬の数なら圧倒的に劣ってしまう。

そして、むざむざ撤退などすれば、第一皇子の命運は尽きてしまう。


彼らは悲壮な覚悟で、防衛戦の準備に入った。



そしてそのすぐ後、ヴァイスが投じた餌に王都騎士団は見事に食らいついた。


カイル王国が誇る三万の王都騎士団の猛攻を受け、数の上で劣勢な彼らは、苦しい戦いを続ける事になる。



同時刻、魔境の畔と言われる危険地帯を、騎馬で駆け抜ける大軍勢がいた。

彼らは、軍団長自らが先頭集団を率い、迷うことなく魔境の中を突き進む。



「報告です!

前方に白旗を掲げ、我らの進路に展開している軍があります。その数、およそ500!

我々に降伏する、そう申しております!」



ヴァイス軍団長は一旦進軍を停止し、降伏してきた軍の将を引見した。



「降伏を受諾いただき誠にありがとうございます。

私は、ヒヨリミ・フォン・エロールと申し、この先の丘を越えた子爵領を預かっております。

どうか、閣下の軍列に加わること、お許しいただけますようお願い申し上げます」



「さて……、どうしたものかな?

我らは其方の降伏を受諾したわけではないぞ。

其方は王国を裏切り離反した卑怯者、そうなるのではないか?」



ヴァイス軍団長の言葉にも、その若者は全く怯むことがなかった。

薄ら笑いを浮べたその顔は、不思議と自信に満ちている。



「もちろん、閣下の仰る通りです。

我らの軍勢など吹けば飛ぶようなもの。ですが、閣下の戦略には大いに力になれると確信しております」



「具体的に申してみよ。どのように役立つと?」



「今閣下の敵は時間、そう推察しております。

この先、テイグーンからエスト、そして王都へと繋がる無防備の街道を疾走し、直接王都を衝く。

サザンゲートから王都騎士団が反転する前に、王都を衝き一気に勝利を決定づけるおつもりでしょう?」



「ほう? そこまで読んだか?」



ヴァイスは嘆息した。

彼の戦略を的確に読み取る者が、王国側にもいるとは思ってもみなかった。



「ですが、ひとつだけ問題がございます。

テイグーンは両端を狭い隘路に守られ、大軍の侵攻に適しません。

更に少数の軍勢でも、隘路に立ち塞がられては、攻略に時間を要し、大切な時を浪費します」



それはヴァイスも十分承知していた。

それの対策も用意しているが、この時は敢えてそれを黙っていた。



「其方には解決策があると?

馬鹿はいらんが、そなたの献策が我が意に叶うとすれば、降伏を認め、軍列に加わることを許そう」



「ありがとうございます。

音に聞こえた常勝将軍、ヴァイス将軍のご寛容に感謝いたします。


将軍の率いられた軍勢は足の速い騎馬で統一されておりますが、最低限の荷駄隊もございましょう?

軍を分かち半数をテイグーンの隘路へ、半数を荷駄とともにわが領内を抜けることを提案致します。


我が領内を抜け、ソリス男爵領の南東にあるディモスを経由してフランで合流するのです。

大幅な時間の節約になりましょう。

そして、フランの先には、収穫を迎えた広大な大地が広がっております。

我らが先導すれば、この間道を抜けることも容易いことです」



「……、よし!

ヒヨリミ子爵、戦後陛下には私から其方をとりなすこと約束しよう。

以後、我らの軍列に加わることを許可するので、半数を先導せよ! フランにて全軍は再集結する!

なお、案内に当たる者は其方の軍から出し、其方自身は私に同行しテイグーンからフランへと向かう。

それで良いな?」



エロールの献策には乗るが、肝心のエロールは自身の率いる軍から引き離す。

事実上の人質だった。


満足げに頷くエロールを伴い、ヴァイス軍団長率いる軍勢は再び侵攻を開始した。

軍列を二つに別って。



こうして、運命の時へ向かい帝国軍の馬蹄は、エストール領に向けて響き渡った。

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。


【お知らせ】

この度、本投稿の書籍化が決定したことお知らせいたします。

初投稿から皆様の応援に支えられ、ここまで来れたこと、本当に夢のようなことです。

改めて皆さまにお礼申し上げます。

本当に、これまでの応援ありがとうございます。

そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

書籍版については、活動報告にて改めてお知らせしておりますので、良かったら作者名のリンクからご覧いただければ幸いです。


【外伝について】

この本編に関わる外伝も、16投稿まで参りました。

あともう少しでやっと、本編にも関わる話しや史跡が登場し始めます。

こちらもゆっくり投稿を進めていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。


【特別篇について】

今回より特別篇を4回に分けて投稿しています。

ずっと温めてきた内容なのですが、ストーリーが進行し登場人物か出揃ったり、ジークハルトが言っていた帝国の事情など、各所の思惑が明らかになるまで書けない内容でした。


特別篇は、少しだけ書籍版に反映されるエピソードも含めて構成しております。

内容は本連載の少し前、プロローグに至る経緯のお話ですが、タクヒールと他の登場人物との繋がりなども記載しています。

2回目の世界が終焉に至る経緯と、帝国や王国(エストール領)の動向など、詳しく綴っていく予定ですのでどうぞよろしくお願いします。


特別篇第二話は、『未来と過去を繋ぐ絆』を投稿予定です。

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― 新着の感想 ―
[一言] >>彼らはそのまま軍議をまとめると、勇み足で席を立っていった。 勇み足はおかしいと思います まぁ、状況的には勇み足にふさわしいと思いますが この場合は「勇んで」くらいがよさげだと思います
[一言] 前回の人生の時も帝国は下らない理由で戦争してますな。
[一言] 書籍化決定おめでとうございます。
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