表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、父が死んだ  作者: みゆたろ
5/39

第四話

おばさんが学校に電話してくれて、引っ越しが終わるまで、秀二は学校を休む事になった。

ーー荷造り。

それは俺にとって初めての体験だった。

生まれてこの方、引っ越しなど考えた事もなかったし、引っ越しをした事もない。


父の写っている写真は、かき集めるようにしてすべてを持った。


俺が、けして忘れない為にーー。


その後。

俺は自分の着替えと、自分の荷物を軽くまとめた。

それ以外は、後日運べばいい。


俺は、父の死が本当に自殺だったのか?

そればかりを考えていた。


簡単な荷物を持ち、俺はただ引っ越しの日を待つのみとなったが、まだ父の遺品が残ってないだろうか。

業者に頼んでしまう事も考えられた。

そうするともしかしたら、父の遺品が捨てられてしまう可能性がある。


眠ってもいられなくて、家の至るところを探し回った。


残された父の遺品をーー。

それでも、父の遺品はその他には見つからなかった。


婚姻届と指輪。

そして、僕も写っている家族?写真。

灰皿。

それだけしか残されていなかったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ