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3.突然家に人が来ることってあるよね

俺は全く物事を考えられない状態になっていた。

  

  (起きたら周りが血まみれってどういうこと!?腕っぽいものと足もあるし…)


迷わずポケットに入っていたスマホを取り出し110の番号を押し電話を掛けた。


  (え…繋がらない…?)


 どこにも繋がることなく電話は切れてしまった。思わず大翔はその場で何回もコールをしたが全く繋がる気配がない。埒が明かないので家に帰りながら何度も電話をしたが繋がることはなかった。


  「ただいま~。」

 

訳も分からず帰宅すると、めぐみが血相を変えて玄関に向かって飛んできた。


  「兄ちゃん!!??何してたの!!!???」

  「なんか道端で寝ちゃってたみたい??だけど…」


 いまいち、何が起こっているかわからない俺は曖昧な返事をめぐみにした。

するとめぐみは、大きなこえで俺の返事を遮り


  「昨日の夜、この周辺に殺人鬼が出たらしいんだよ!!??それなのに、兄ちゃんは帰って来ないし。もしかしたら、殺されちゃったのかと思ってた!!何故か家のワイファイも電波も通じなくなるし!めちゃくちゃ心配したんだから!!」

  「大丈夫だ、兄ちゃんは生きてるぞ~」

  

 そんなことをめぐみに言うが、俺も何が起こっているのか全く分からない。何せ起きたら周りがめちゃくちゃだったのだ。


  「朝、起きたら兄ちゃんがいなくて、家の中探しても見つからないし。電話かけても繋がらないし、外に出ようと思ったら警察官がいっぱいだしで怖かったんだから!」


そんなことを言って泣き始めてしまった。


 「テレビ見たらこの辺に殺人鬼が出たってニュースでやってるし、心配だったよ~~~!」


テレビの方を見てみると確かに、近所で殺人鬼が出たというニュースを取り上げていた。

もうお昼の時間にやっているニュース番組であった。


 (俺はこんなに長い間道路で寝ていたのか…)


 「すまんすまん、兄ちゃんは酔っぱらって道でいっぱい寝てたみたいだ。」

 「グスッ…よかった…。昨日は兄ちゃん帰ってきてもないし、なんでそんなに服がボロボロな  の…?」

 「え、酔っぱらって帰ってきたんじゃ…」


急に家のチャイムが鳴った。


 「すいませーーん。西木戸大翔様いらっしゃいますかーー?」


インターホンを通さずとも聞こえる大きな女性のハッキリとした声だった。


面白いな。続きを読みたいなと思った方は高評価お願いします!

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