表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

令嬢戦記

作者:白川 緑黄
 そこは、かつて繁栄と栄華を極めた国だった。

潤沢な資源を独占し戦争を繰り返したその国は、四百年前突如復活した魔王軍によりあっけなく滅ぼされた。

現在も魔王により占領され、その国全域が魔物の巣窟となっている。

近隣諸国は魔王を恐れ、不可侵協定を結んだ。それにより三百年の間、魔族と人間の大きな争いは起きていない。



 黄昏城と呼ばれる魔王の居城に、近づく人間は殆どいない。

その一帯を質量のある湿った空気が包み込み、淀んだ大気は光を遮断する。常に黄昏時のような空が覆う為、その城は黄昏城と呼ばれていた。

かつての黄昏城は石レンガを基調とした美しく堅ろうな城郭都市で、人々が賑わい繁栄を極めていた。

しかし現在は、魔王軍との戦闘で壊されたまま四百年の時を経て朽ち果て、仄暗く物悲しい雰囲気が漂っている。

屋根が崩れた家々、人々に時を告げていた時計台は中腹辺りで無残に折れ、都市の中央から城へ延びる石橋も今にも崩れ落ちそうになっている。

 至る所に魔物が潜み、侵入する者へ牙を向くこの城郭都市に、一人の人間が現れた。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ